2014年度研究員プロジェクト

大阪市立大学都市文化研究センターでは、研究員からプロジェクトを公募し、審査の上、2014年度は以下の4件を採用し、研究費を支給しました。

※★は研究代表者

2013年度プロジェクトの活動実績報告

テーマ UCRC研究員 その他の研究員 受入教員 内容
近代植民地都市における政治と都市文化―特に代議制、民主主義との関連で― 長尾明日香★ なし 野村親義 研究会開催
現代社会における「趣味」と「仕事」に関する共同研究―模型製作者と居酒屋経営者を事例に― 松井広志★
上原健太郎
なし 石田佐恵子 研究会開催、インタビュー調査
ルクセンブルク学研究会 木戸紗織★
中條健志
なし 神竹道士 研究会開催、雑誌刊行
ポピュラー文化の受容過程における意味生成に関する研究―同人誌の書誌形態分析をとおして― 石川 優★ なし 三上雅子 資料収集・分析、フィールド調査、研究会開催

2014年度 研究員一覧

氏名 受入教員 テーマ リサーチマップ
岡村 俊史 仲原 孝 文化の理解と価値の創造
―ニーチェの「価値転換」プログラムを事例として―
渡邊 充佳 土屋貴志 わが子の出生から就学に至るまでの自閉症児の母親の経験に関する研究
山下 聡一 塚田 孝 幕藩権力による塩の流通政策と大坂の流通構造
三田 智子 塚田 孝 泉州南王子村の村落構造
―19世紀を中心に―
羽田 真也 塚田 孝 日本近世における地域社会構造と都市性の展開
齊藤 紘子 塚田 孝 地域社会における困窮と救済
―和泉国泉郡の村々を対象として―
ポーター,ジョン 塚田 孝 近世・近代移行期大阪における貧民の救済と統制
天野 忠幸 仁木 宏 戦国期畿内における武家の権力構造と支配拠点の関係  researchmap_icon
長澤 伸樹 仁木 宏 楽市楽座令の研究
川名 俊 仁木 宏 中近世移行期能登国における府中・七尾と大名権力
竹本 晃 岸本直文 飛鳥・藤原時代の万葉歌と都について
渡部 陽子 岸本直文 正倉院文書から見る奈良時代の物質文化
―写経用具を中心に―
酒井 健治 岸本直文 日本古代都城における外交儀礼の研究
西尾 泰広 佐賀 朝 近現代日本の地域社会構造に関する研究
―大阪府南王子村(八坂町)の分析を中心に―
室山 留美子 井上 徹 五胡十六国北朝の国境・流民対策と僑州郡県の統合的研究
辻 高広 井上 徹 清末江西省における裁釐統捐の実施と流通管理体制の変容
磯部 淳史 井上 徹 中国清代順治
―康熙朝の皇帝権力と、政治空間としての北京宮城の研究―
穴沢 彰子 平田茂樹 南宋期地方裁判における文書行政
塩 卓悟 平田茂樹 唐宋代の食事空間
木村 容子 大黒俊二 中世後期西欧における説教のルールと実践
―あるフランチェスコ会説教師の日誌を中心に―
村上  司樹 大黒俊二 盛期中世スペイン北部における都市教会関係
貝原 哲生 大黒俊二 7世紀エジプトの教会権力
嵩井 里恵子 大黒俊二 慈善・救済活動からみた中世・近世初期フランス都市社会
―パリを中心に―
佐伯 綾那 大黒俊二 12世紀コンスタンティノープルにおける皇帝権と文化活動
加藤 はるか 大黒俊二 中世後期イングランド北西高地におけるフォレストの一考察
桑島 穏 大黒俊二 1940-50年代ガーナ開発政策の進展と、中高等教育の役割
早川 美晶 大黒俊二 『新バシレイオス伝』に見る、東方正教会の死生観と10世紀コンスタンティノープル社会
米岡 大輔 北村昌史 第一次大戦前後のボスニアにおける「進歩的ムスリム」の政治活動
前田 充洋 北村昌史 19-20世紀転換期におけるクルップ社の海外諸国にむけた対事業活動
今村 祥子 野村親義 インドネシア・スハルト体制における都市の暴力と公権力
岩本 佳子 野村親義 遊牧民と都市
―前近代の中近東、オスマン朝における都市の構成要素としての遊牧民―
長尾 明日香 野村親義 19世紀植民地インドにおける政治とボンベイ管区の都市文化
佐々木 洋子 進藤雄三 現代日本における逸脱の医療化
―ADHDを事例として―
八木 寛之 進藤雄三 都心商業地域における商店街活動と地域社会の変容に関する都市社会学的研究
渡辺 拓也 進藤雄三 現代日本における下層労働市場の実態解明に向けた社会学的研究
上原 健太郎 進藤雄三 沖縄の臨時的任用教員の移行過程に関する実証的研究
中嶋 晋平 石田佐恵子 戦前期における海軍と民衆・社会
―志願兵徴募を事例に―
松井 広志 石田佐恵子 模型と〈実物〉
―モノとしてのメディア文化の研究―
秋風 千惠 石田佐恵子 障害とジェンダー
―特に就労に関する問題を中心に―
川本 綾 石田佐恵子 連帯と共生に向けた包摂的移民政策に関する研究
―日本と韓国の旧移民を中心に―
松田 いりあ 石田佐恵子 ファッション消費をめぐる情報環境に関する研究
佐藤 貴宣 川野英二 視覚障害自のインクルーシブ教育における支援ニーズの組織化と学校世界の構成
太田 美帆 川野英二 日仏比較研究をとおした都市における家族介護者支援のあり方の検討
大澤 裕美佳 池上知子 エイズに対する偏見抑制動機と地域性
―都市と地方在住者に着目して―
田端 拓哉 池上知子 大都市における移動性がもたらす社会的アイデンティティの多様性と精神的健康
矢田 尚也 池上知子 対人認知と社会体制の正当化
―システム正当化過程の都鄙差に注目して―
新居 佳子 山 祐嗣 都市における因果推論の構造と機能および国際二都市間遠隔講義による批判的思考の教育効果
広瀬 美千代 湯浅恭正 都市における福祉教育の実践とその課題に関する研究
―ネットワーク構築を中心に―
川口 夏希 大場茂明 市街地再生戦略の展開と課題
―日仏比較を通じて―
今野 泰三 山﨑孝史 パレスチナにおけるイスラーム系NGOの活動・効果に関する基礎研究
―日本の市民社会とイスラーム系NGOの連携に関するヴィジョン・方策の作成に向けて―
金城 美幸 山﨑孝史 イスラエルへの対抗言説としてのパレスチナ村落地誌
―「破壊されたパレスチナ人村」シリーズの研究―
髙﨑 章裕 山﨑孝史 泉南地域における環境保全活動の展開過程と住民参加の比較研究
―近木川流域、見出川流域を事例として―
飛奈 裕美 山﨑孝史 中東和平プロセス期におけるイスラエルによるエルサレム入植政策
高重 久美 村田正博 芥川をめぐる交友と文学
小笠原 愛子 小林直樹 『今鏡』の叙述意識についての研究
大坪 亮介 小林直樹 南北朝期歴史叙述の研究
劉 慶 久堀裕朗 日本の古典演劇と中国古典との関わりについて
田渕 欣也 松浦恆雄 中国近世文学研究
木戸 紗織 神竹道士 ルクセンブルクの三言語併用におけるフランス語の位置付けについて
田島 昭洋 神竹道士 都市ウィーンにおけるシューベルトの政治的かかわり
―検閲の実態と器楽曲の分析からみえるもの―
中村 惠 高井絹子 プロイセンの官吏としてのアイヒェンドルフ
辻 昌子 津川廣行 フランス世紀転換期における大衆ジャーナリズム
―「趣味」の変遷を中心として―
秋山 千鶴 井狩幸男 第二言語としての英語の効率的な習得に関わるアウトプットの考察と展望
鳥羽 素子 井狩幸男 アウトプットの活性化が英語メンタルレキシコンの語彙ネットワーク構築に及ぼす効果
石川 優 三上雅子 現代のファン文化における物語の受容と生成の関係構造
―テクスト理論の見地から―
芝田 江梨 三上雅子 大大阪における舞台芸術の発展と様相
信藤 博之 中川 眞 アーツマネジメントによるコミュニティ再構築
冨岡 三智 中川 眞 伝統舞踊の継承と権力
岡部 政美 中川 眞 現代インドネシアにおけるジョクジャカルタ王宮舞踊の思想の継承の可能性
岡田 正樹 中川 眞 インターネットの芸術・文化と賑わいの研究
岡戸 香里 中川 眞 現代インドネシアにおけるジョクジャカルタ王宮舞踊の思想の継承の可能性
Daniel de Fazio 中川 眞 白い影・Kyoto’s Hanamiti Beauty Manufacture & the ineffablle encounter with Bijin
金子 祐樹 野崎充彦 『燃藜室記述』の再検討
―伝写本および引用資料等との比較から―
王 静 多和田裕司 現代中国における「茶文化力」に関する研究
柴台 弘毅 増田 聡 日本のポピュラー音楽におけるスタンダード生成過程についての研究
岡部 毅史 平田茂樹 中国古代の政治体制と都城における皇太子・東宮の特質に関する研究
Kirmizi Meric 川野英二 大阪市西区堀江地区における住民のまちづくりと社会生活についての意識調査
安達 智史 笹島秀晃 イギリスにおける若者ムスリムの信仰と社会統合についての研究
朴 真理子 山 祐嗣 高次意図推論とバイアス生成メカニズム
―持続可能な近未来都市構築へのボトムアップアプローチ―
田中 達也 湯浅恭正 オーストリアの都市における高等教育研究
―ウィーンに焦点を当てて―
中條 健志 福島祥行 国家による「移民」の歴史化に関する研究
―フランス国立移民歴史館設立をめぐる議論を事例に―
犬童 芙紗 北村昌史 19世紀後半から20世紀初頭にかけてのハンブルクにおけるジングアカデミーの活動と都市の社会的変容との関係
原田 亜希子 大黒俊二 16世紀の教会国家体制下における都市ボローニャの統治状況の考察
―都市政府の活動や都市の社会構造の観点から―
有田 豊 福島祥行 ヴァルド派の歴史的記憶に関する調査活動と研究者間交流

 

『都市文化研究』第17号の原稿募集について

『都市文化研究』第17号(2015年3月刊行)の原稿を募集いたします。投稿に当たっては、事前にエントリーの必要があります。投稿を希望される方は、2014年7月10日(木)までに、名前、所属、投稿ジャンル、タイトルを、都市文化研究センター事務局<ucrc_office◎lit.osaka-cu.ac.jp>までご連絡ください。
※メール送信の際には◎を@に変更してください。
17号の締切は,2014年9月5日(金)16:00。提出先は、『都市文化研究』編集委員会(大阪市立大学文学部棟2F・都市文化研究センター事務局内)です。

UCRC研究交流室の利用について

都市文化研究センター(UCRC)の研究員(特にPD,ODの研究員)およびスタッフの研究活動ならびに相互の研究交流を促進する目的のため、今年度から文学部棟3Fの301室が「UCRC研究交流室」として開設されました。UCRC研究員のみなさんは以下の要領で利用することができます。

・利用時間:月~金曜日(祝日、年末年始を除く)8:45~17:15
・利用方法:利用当日に文学部支援室(開室時間は同じく8:45~17:15)窓口で研究員証を提示し、利用簿に必要事項を記載の上、鍵を受領。利用後は、必ず施錠し、当日の17:15までに文学部支援室窓口に鍵を返却。

インターナショナルスクール集中科目2014 国際都市社会論Ⅱ

インターナショナルスクール集中科目(国際都市社会論Ⅱ)

対象:学部2~4年、前期博士課程
前期・集中講義:2014年9月16日、17日、18日、19日

シラバス

インターナショナルスクール集中科目2014 国際都市社会論Ⅱ

インターナショナルスクール集中科目(国際都市社会論Ⅱ)

対象:学部2~4年、前期博士課程
前期・集中講義:2014年9月16日、17日、18日、19日

シラバス

トレーニングプログラム2014

国際発信力育成インターナショナルスクール(以下IS)では、今年度のトレーニング・プログラム(平成26年前期)、およびIS研究交流セミナー(後期)での発表者を募集します。

募集期間は2014年4月21日(月)~5月23日(金)です(募集期間を延長しました)。

詳細はこちらのワードファイルを参照してください。

トレーニングプログラム2014

国際発信力育成インターナショナルスクール(以下IS)では、今年度のトレーニング・プログラム(平成26年前期)、およびIS研究交流セミナー(後期)での発表者を募集します。

募集期間は2014年4月21日(月)~5月23日(金)です(募集期間を延長しました)。

詳細はこちらのワードファイルを参照してください。

IS日常化プログラム2014 募集のお知らせ

インターナショナルスクール(IS)では、このたび、本研究科教員、若手研究者、大学院生の研究活動のさらなる活発化と国際発信力のより一層の向上を支援するため、「IS 日常化プログラム」を開始することになりました。このプログラムは、日々の研究・教育活動のなかで日常的に外国人研究者と議論する環境を創出する(IS 日常化)とともに、英語に限定されない多様な外国語を用いた研究活動をも支援すること(IS 多言語化)に眼目を置いています。平成25 年度の募集を開始しますので、積極的なご応募をお待ちしております。

<プログラムの概要と助成内容>

外国人研究者を招いて開催するレクチャー、セミナー、研究会などに対して、講師謝金(研究科規定による金額)と交通費等(一定上限内で実費支給)をインターナショナルスクールが助成します。具体的には、2 時間の催しで謝金 20000 円、交通費等上限 5000 円程度を想定しています。なお実際の支給額およびその内訳は、催しの開催形態、招待講師の身分、会場使用料の有無などによって変動します。詳細はお申し込み時にお問い合わせください。

<助成条件>

  • 専修が主催する催しであること。共催に学会や研究会が入るのは構いません。
  • 外国語による発表と議論を含むプログラムであること。催し全体が外国語で実施される必要はありません。また、英語のみならずあらゆる外国語による催しを助成します。
  • 他専修の教員・院生にも公開されていること。20 名程度収容可能な会場で開催してください。会場確保が難しい場合は、IS 運営委員会で手配します。

<その他の留意事項>

  • 申請は教員が行ってください。
  • 原則として、インターナショナルスクールとの共催となりますが、プログラム内容は各学問分野の専門性を重視したもので構いません。
  • 招待講師の身分は大学教員に限らず、ポスドク、(他大学の)留学生でも可能です。ただし、本学在籍の留学生の場合、扱いが異なりますので、ご相談ください。
  • 会場には杉本キャンパス、文化交流センターの施設、または文化交流センターと同じフロアにある創造都市研究科の教室を指定してください。ただし、これらの施設が使用できない場合、大学コンソーシアム大阪を指定できます。なお、文化交流センターや大学コンソーシアム大阪の会議室の使用料は、交通費等の助成上限額内で助成可能です。上限額を越える分については、主催者の負担となります。
  • 講師への謝金は当日払いとなりますが、そのためは三週間前までに事務処理を完了することが必要です。余裕を持ってお申し込みください。

<申し込み方法>

IS 日常化プログラム申請書」を IS 事務局で受け取るか、下記よりダウンロードし、必要事項を記入の上、IS 事務局まで提出してください。事務局への提出はメールでも構いません。
http:// educa.lit.osaka-cu.ac.jp/~ggp/index.html
<問い合わせ窓口> 白田由樹(shirata@lit.osaka-cu.ac.jp)


募集のお知らせ(PDFファイル)

助成申請書(ワードファイル)

IS日常化プログラム2014 募集のお知らせ

インターナショナルスクール(IS)では、このたび、本研究科教員、若手研究者、大学院生の研究活動のさらなる活発化と国際発信力のより一層の向上を支援するため、「IS 日常化プログラム」を開始することになりました。このプログラムは、日々の研究・教育活動のなかで日常的に外国人研究者と議論する環境を創出する(IS 日常化)とともに、英語に限定されない多様な外国語を用いた研究活動をも支援すること(IS 多言語化)に眼目を置いています。平成25 年度の募集を開始しますので、積極的なご応募をお待ちしております。

<プログラムの概要と助成内容>

外国人研究者を招いて開催するレクチャー、セミナー、研究会などに対して、講師謝金(研究科規定による金額)と交通費等(一定上限内で実費支給)をインターナショナルスクールが助成します。具体的には、2 時間の催しで謝金 20000 円、交通費等上限 5000 円程度を想定しています。なお実際の支給額およびその内訳は、催しの開催形態、招待講師の身分、会場使用料の有無などによって変動します。詳細はお申し込み時にお問い合わせください。

<助成条件>

  • 専修が主催する催しであること。共催に学会や研究会が入るのは構いません。
  • 外国語による発表と議論を含むプログラムであること。催し全体が外国語で実施される必要はありません。また、英語のみならずあらゆる外国語による催しを助成します。
  • 他専修の教員・院生にも公開されていること。20 名程度収容可能な会場で開催してください。会場確保が難しい場合は、IS 運営委員会で手配します。

<その他の留意事項>

  • 申請は教員が行ってください。
  • 原則として、インターナショナルスクールとの共催となりますが、プログラム内容は各学問分野の専門性を重視したもので構いません。
  • 招待講師の身分は大学教員に限らず、ポスドク、(他大学の)留学生でも可能です。ただし、本学在籍の留学生の場合、扱いが異なりますので、ご相談ください。
  • 会場には杉本キャンパス、文化交流センターの施設、または文化交流センターと同じフロアにある創造都市研究科の教室を指定してください。ただし、これらの施設が使用できない場合、大学コンソーシアム大阪を指定できます。なお、文化交流センターや大学コンソーシアム大阪の会議室の使用料は、交通費等の助成上限額内で助成可能です。上限額を越える分については、主催者の負担となります。
  • 講師への謝金は当日払いとなりますが、そのためは三週間前までに事務処理を完了することが必要です。余裕を持ってお申し込みください。

<申し込み方法>

IS 日常化プログラム申請書」を IS 事務局で受け取るか、下記よりダウンロードし、必要事項を記入の上、IS 事務局まで提出してください。事務局への提出はメールでも構いません。
http:// educa.lit.osaka-cu.ac.jp/~ggp/index.html
<問い合わせ窓口> 白田由樹(shirata@lit.osaka-cu.ac.jp)


募集のお知らせ(PDFファイル)

助成申請書(ワードファイル)

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