インフォメーション

「文学部を知りたい人のための 市大授業」プログラム

高校とは異なる大学の授業を実体験できると好評の「市大授業」が今年はグランフロント大阪に出張します!
今回は、①人間行動学科、②哲学歴史学科、③文化構想学科(2019年4月開設予定)、④言語文化学科から、それぞれ1名の教員が学科を代表してミニ授業をおこないます。ぜひ、文学部の授業の実際を体験し、進路選択の参考としてください。また、授業後の時間には学生によるミニプレゼンもおこないます。

日時 2018年11月23日 10:00〜15:30(一部だけの参加も可能です) 
場所 グランフロント大阪 北館タワーB 10階
   ナレッジキャピタルカンファレンスルーム B08
   会場へのアクセスはこちらもご覧ください

第1時限(10:00〜11:00)
「都市景観を読む―「まち」はどう造られたのか―」(人間行動学科 大場 茂明 先生)
私たちがふだん生活している都市は、どのようにして造られてきたのでしょうか?都市が現在の姿になるまでの道筋には、どの場所にも当てはまる一般原則とともに、地域による特徴があります。この授業では、地図や絵図、写真などをもとに、日本とドイツの市街地を構成する道路や建物などを比較しながら、その形成過程にみられる共通性と違いについて分かりやすく紹介します。

第2時限(11:30〜12:30)
「近代大阪の都市社会史 ―空間に刻まれた人々の暮らしを読み解く―」(哲学歴史学科 佐賀 朝 先生)
明治時代の大阪の都市空間を、当時の実測地図や錦絵など、様々な史料から読み解き、そこで暮らした人々の姿を明らかにします。都市空間に刻み込まれた江戸時代以来の歴史を確認した上で、明治以降の近代化によって、「まち」の姿や人々の生活や社会関係が、どのように変わったのか、を明らかにします。
 今年は「明治150年」です。明治維新は、私たちのような普通の庶民に、どのような変化をもたらしたか―これも都市社会の変化から考えてみましょう。

第3時限(13:〜14:00)
「ポケモンGOは街のにぎわいを取り戻せるのか?~「ゲーム」✕「イベント」からみた文化構想学~」(文化構想学科 天野 景太 先生)
世界的に人気を博したスマホゲーム「ポケモンGO」。今でもスマホ片手に珍しいポケモンを探す人々の姿を見かけます。そんな彼らを呼び込み、楽しんでもらうことを通じて地域を活性化させようと、各地の商店街や観光地でイベントが開催されています。空想上のゲームの世界と現実世界のまちおこしとが結び合う「ポケモンGO」現象の面白さを読み解くことで、新たな文化を「構想」し、仕掛けていくとの魅力についてお話しします。

第4時限(14:30〜15:30)
「文学×数学=???―潜在文学工房の言語遊戯―」(言語文化学科 原野 葉子 先生)
1960年にパリで結成された「潜在文学工房」は、数理的方法論を駆使してあらたな文学の開発に挑む、ユニークな言語実験集団です。「素朴」「手仕事」「面白い」をコンセプトに文学のカタチを遊び倒した達人たちの妙技を、レーモン・クノー、ジョルジュ・ペレックを中心にご紹介します。また実際、ことば遊びにトライすることで、創作することの楽しさ、言葉という表層にひそむ深さを、ともに探索していきましょう。

この市大授業は「文博 オープンファカルティ2018」のプログラムとして開催されます。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

of2018_bana