IS日常化プログラム第7回

IS日常化プログラム どなたでも参加できます!

日時 2017年9月16日(土) 15:00 – 17:00

会場 大阪市立大学 学術情報総合センター 文化交流室

主催 ドイツ語フランス語圏言語文化学専修

共催 インターナショナルスクール

社会学専修

言語応用学専修

使用言語 フランス語(講演、質疑応答) 日本語(逐語訳) 英語(質疑応答)

講師 トゥール・フランソワ・ラブレー大学 ヴェロニク・カステロッティ教授

講演概要 『ヨーロッパ言語共通参照枠』(CEFR)で提言され、2010年前後から日本でも着目 されてきた複言語・複文化主義 (plurilinguisme – pluriculturalisme / plurilingualism – pluriculturalism) について、その理念と背景にある歴史、社会事情を、社会言語学・ 言語教育学研究者である、カステロッティ氏に解説していただき、言語教育のあり かたについて考えます。

連絡先:インターナショナルスクール(IS)事務局

e-mail:is_office@lit.osaka-cu.ac.jp

Tel:06-6605-3114

IS日常化 2017年度41

UrbanScope第9号投稿論文募集のお知らせ

この度、都市文化研究センターは、オンライン英文電子ジャーナル”UrbanScope”第9号の投稿論文を募集いたします。とくに若手研究者のみなさんの応募をお待ちしています。

UrbanScopeは自由にアクセス・ダウンロードできるオープンアクセスジャーナルであり、本研究科を中心とする優れた日本およびアジア研究の翻訳媒体、都市研究を中心とする若手研究者の登竜門、そしてインターナショナルスクールの理念を現実化する公表媒体として、国際発信を念頭においた戦略的雑誌です。

2010年6月の刊行から、世界57カ国以上から20,000件以上のUrbanScopeサイトへのアクセスがあり、掲載論文のダウンロード(クリック)数は、年間1,000件を超えるものが数本あります。編集委員会では今後も国際的に読者を広げるべく努力していきます。何卒ご高覧の上、関係方面への周知と購読のご推薦をお願いいたします。

英文の投稿規定はこちら、和文の投稿規定はこちらをご覧ください。

投稿締め切りは2017年9月末日ですが、投稿(題目と200ワード程度の要旨)の早期エントリーを8月末日まで受け付けています。エントリーのお申し込みや投稿に関するお問い合わせは編集委員会(ucrc_office★lit.osaka-cu.ac.jp)までメールでお願いします。(★は@に変えてください)

今後とも皆様の温かいご支援とご投稿をお待ちしております。

インターナショナルスクール論文校閲・翻訳の補助について 2017

文学研究科インターナショナルスクールでは、本研究科所属の大学院生、都市文化研究センター研究員の外国語論文の執筆および公表を支援するために、以下のとおり論文の校閲・翻訳を補助することといたしましたのでお知らせいたします。

■ 1.目的

外国語で論文を執筆し研究成果を国際的に発信することは、より多くの読者を得て研究をすすめるにあたり不可欠な要件となりつつある。若手研究者、大学院生の外国語での論文執筆・発表を推進し国際的な発信それ自体を日常化するためにも、論文校閲および翻訳への助成を行う。

■ 2.支給要件

以下のような条件で外国語の校閲・翻訳を行うものに対して補助金を支給する。なお、日本語を母語としないものは、日本語の校閲・翻訳も補助対象とする。

1)補助対象となる執筆行為

 国内外の学術雑誌、書籍等への外国語論文の投稿

 各事業機関の報告書等への外国語での寄稿

 国際会議等のための外国語による発表用原稿の作成

 日本国内誌発表用論文(原文日本語)でない論文の外国語要旨の作成

 その他本運営委員会が認めたもの

2)補助上限

年間(会計年度内)一件当たり、原稿の学術的性格、語数および校閲の形態に応じて、業者使用の場合、平均的な上限が設定されている。仔細は事務局に相談のこと。

個人に翻訳を依頼する場合、おおよその目安として、英語への翻訳単価は400字1,800円、その他の外国語への翻訳は400字4,500円、外国語から外国語への翻訳は200語4,000円とする。個人に校閲を依頼する場合は、日本語は400字800円、それ以外は言語を問わず200語1,500円とする。

なお、校閲プログラム全体の予算残高に応じて複数回申請できる。

3)支給対象者

 文学研究科大学院生(休学者を除く)

 都市文化研究センター研究員

 その他各事業機関が認めたもの

■ 3.申し込み方法

以下の手続きを取ること。

1)業者に校閲・翻訳を依頼する前に以下の資料を用意し、必要な手続きについて問い合わせをしておくこと。確認後事務局に提出のこと。メール可(但し、事務局より受信連絡がない場合は事務局まで確認すること)。

 校閲・翻訳を依頼する予定の論文(コピー可)

 校閲・翻訳業者の出した「見積書」

 校閲・翻訳業者の資料。校閲・翻訳会社のホームページの案内、翻訳・校閲代金(スタンダード)を記したページを含めること。

 個人に依頼する場合は校閲・翻訳担当者の「履歴書」(様式を問わない)

 論文校閲・翻訳補助申請書 ( 2017 shinseisho ←こちらをダウンロードしてください)

2)校閲・翻訳業者は大阪市立大学に振込先口座登録(旧債権者登録)しているものとする。そうでない場合は登録を依頼する。詳細については事務局に問い合わせること。

3)校閲・翻訳後に提出する資料については採択決定後に事務局よりお知らせします。

■ 4.募集時期

随時。ただし「校閲・翻訳の完了」と「請求書等の提出」が2018年2月20日までに行えるものであること。

■ 5.選考・決定

選考・決定はインターナショナル・スクール運営委員会で行う。

■ 6.備考

 校閲・翻訳(業)者との取引については各自の責任の下に行うものとする。

 本規定の内容は執行の状況に応じて運営委員会の議を経て変更する場合がある。

【問い合わせ先】

 インターナショナルスクール(IS) 大阪市立大学大学院文学研究科 インターナショナルスクール事務局(文学部棟2階・201・情報編集室内)

 Tel: 06-6605-3114

 e-mail: is_office@lit.osaka-cu.ac.jp

 https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/IS/ja/support-for-junior-researchers/translation

2017年度 インターナショナルスクール海外渡航支援

インターナショナルスクール(IS)では、国際学会での発表、または海外での調査のために海外渡航を予定している大学院生およびUCRC研究員に対して、渡航費の助成を行います。

締め切りは、2017年7月26日(水)16時です。

詳しい内容は、2017is_tokou_shienをご覧ください。

都市文化研究第19号

A4判2段組
全90頁
2017年3月発行
 
表紙
目次
論文
戦国大名による流通統制と都市支配
―安芸国厳島を例に ―
谷口正樹 2
グループワークにおける周辺的聞き手の質問を起点とした省察の生成
―フランス語初級クラスの相互行為分析から ―
大山大樹 15
異文化適応戦略と留学生の精神的健康
―社会的環境との適合性に注目して ―
蒋従楠,池上知子,大澤裕美佳 27
研究ノート
足利義昭・織田信長と京郊の在地社会
―曇華院領山城国大住庄を事例として ―
川元奈々 40
研究展望
宋代書院研究の現状と課題
―2000年以降を中心に ―
金甲鉉 50
特集
社会的降格:歴史学と社会学の視点の交差
趣意説明 川野英二 57
空間的降格
―現代フランスの都市最貧層にかんする歴史学的アプローチ ―
アンドレ・ゲラン(中條健志訳) 58
労働移民の空間(1880-1930) ジェラール・ノワリエル(中條健志訳) 62
結合理論からみた貧困知覚
―自然化と罪悪化、犠牲化 ―
セルジュ・ポーガム(川野英二・中條健志訳) 65
海外レポート
イリノイ・レポート
―OCU-UIUC Exchange Symposiumとシカゴ巡見をとおして ―
前田充洋,道上祥武 76
ニュース 80
投稿規定 88
編集後記 89
執筆者一覧 90

2017年度 研究員一覧

氏名 テ―マ リサーチマップ
島﨑 未央 天保期堺における油市場設定と地域社会―法と社会の視点から―
山下 聡一 近世和泉における神社統制と都市社会
吉元 加奈美 近世巨大都市大阪における茶屋の考察
川元 奈々 戦国期畿内社会と室町幕府
濵道 孝尚 間写経からみた奈良時代における仏教受容の様相
渡部 陽子 日本古代の物質文化―正倉院文書を中心に― researchmap_icon
岡部 毅史 中国古代の政治体制と都城における皇太子・東宮の特質に関する研究 researchmap_icon
王 華震 宋代の海賊と江南沿海社会
今村 祥子 インドネシア・スハルト体制における都市の暴力と公権力
靳 巍 「満州」綿羊改良事業について―政策・現場・技術・インパクト― researchmap_icon
長尾 明日香 19世紀インド西部における都市自治体と都市文化 researchmap_icon
田島 篤史 魔女研究における新たな方法論構築の試みとその実践
貝原 哲生 ビザンツ末期~イスラーム時代初期エジプトにおけるキリスト教聖人の崇敬と聖地巡礼 researchmap_icon
木村 容子 中世後期西欧における説教の規範と実践
―中世末期イタリアの托鉢修道会を中心に―
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佐伯 綾那 12世紀コンスタンティノープルの慈善活動における女性の役割 researchmap_icon
加藤 はるか 中世後期イングランドの生活形態 researchmap_icon
原田 亜希子 近世の教皇庁を取り巻く大使 researchmap_icon
犬童 芙紗 ジングアカデミーと19世紀ハンブルクの社会構造―会員構成に注目して― researchmap_icon
春日 あゆか イギリス、ヴィクトリア時代における煤煙問題 researchmap_icon
前田 充洋 19-20世紀転換期におけるクルップ社の日本に向けた広報活動 researchmap_icon
柗居 宏枝 明治期における日独通商・外交の研究
川本 悠紀子 古代ローマ世界における庭園空間 researchmap_icon
上柿 智生 15世紀ビザンツ帝国における異教的プラトニズム―論争と迫害― researchmap_icon
村田 光司 ビザンツ帝国後期における都市関連行政文書群の研究 researchmap_icon
木下 衆 認知症の医療社会学的研究―介護者たちの規範はいかに変化したか?― researchmap_icon
藤原 信行 自殺をめぐる責任の帰属と、家族をめぐる常識知・精神医学的知識によるその統制 researchmap_icon
渡辺 拓也 現代日本における下層労働市場の実態解明に向けた社会学的研究 researchmap_icon
上原 健太郎 「間断のある移行」に関する教育社会学的研究 researchmap_icon
秋風 千惠 障害とジェンダー researchmap_icon
中嶋 晋平 アジア・太平洋戦争期における宣伝と広告業界
―日本宣伝文化協会の活動を中心に―
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全 ウンフィ ダイナミックスに関する地理学的研究―京都府宇治市ウトロ地区を事例に―
稲永 祐介 フランス共和国とユダヤ人:試練に立つ多文化共生の問題として researchmap_icon
岡尾 将秀 宗教団体による被災地復興以後の社会的支援
櫻田 和也 ポストモダン都市における社会調査の方法論的研究 researchmap_icon
田端 拓哉 都市的生活環境が文化的自己観と精神的健康に及ぼす影響
―全国の成人を対象にした社会調査の2次分析―
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大澤 裕美佳 解釈レベル理論に基づくHIV検査受験動機促進要因の検討―都市部大学生を対象として―
鈴木 文子 教育現場における性的マイノリティをめぐる問題とその背景
田中 宏明 失業および非正規雇用が精神的健康に与える影響とそれに対する緩和要因
矢田 尚也 地域格差と相補的ステレオタイプ―平等主義信念の維持防衛の観点から―
新居 佳子 因果推論における東洋と西洋の文化差―因果帰納パラダイムを用いた検討― researchmap_icon
Johannes KIENER インナーシティのレジリエンス
―大阪市西成区の住宅市場における生活保護の動態を事例に―
中山 穂孝 戦後期日本における観光都市の建設と広域交通ネットワークの構築
―別府市と熱海市を事例に―
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岡田 高志 日本古代文学の表現とその特質 researchmap_icon
大坪 亮介 南北朝軍記物語の研究 researchmap_icon
田中 寛子 今様の表現研究 researchmap_icon
高重 久美 芥川をめぐる交友と文学 researchmap_icon
田渕 欣也 中国近世文学研究 researchmap_icon
大山 大樹 グループワークにおけるリフレクションの実態 researchmap_icon
山上 紀子 オディロン・ルドン(1840-1916)の作品における時代の表象
辻 昌子 フランス世紀転換期における装飾芸術と大衆ジャーナリズム researchmap_icon
丸山 倫世 有吉佐和子作品における主題提示のメカニズム
舘野 太朗 素人演劇と民俗藝能―「市民歌舞伎」を例として― researchmap_icon
中村 光江 被災地岩手県沿岸部の黒森神楽から見た芸能の力について
信藤 博之 コミュニティアートにおける社会関係資本の役割に関する日タイ比較研究 researchmap_icon
柴台 弘毅 日本のポピュラー音楽における楽曲の成育過程と成熟についての研究 researchmap_icon

IS日常化プログラム:ジェラール・ノワリエル教授講演会 「フランスという坩堝は今」

今回のフランス大統領選における争点の一つに移民問題があった。その背景に、2015年欧州移民危機と呼ばれた中東地域やアフリカ大陸からEUへの移民の動きがあることはいうまでもない。しかし、フランスの歴史だけを顧みても、移民は昨今の問題ではない。ただ、国家史の外部に放擲されてきたに過ぎない。ノワリエル氏は、故郷喪失、外国人嫌い、統合・同化などを軸としたきわめて多くの論点を通して、移民現象をフランスの歴史の中に置き直そうと試みてきた稀有なる研究者である。このたび、ノワリエル氏を迎え、移民の歴史をふまえて坩堝としてのフランスの今を論じていただく。今回、日本と朝鮮半島における移動の歴史と現状に詳しい文京洙氏にコメンテーターを依頼し、東アジアの今後を展望しつつ流動化する世界について議論を深める。

<講師>
ジェラール・ノワリエル(EHESS教授)
1950年生まれ。現在、フランス社会科学高等研究院教授。フランスにおける移民史研究のパイオニア的存在であり、著書『歴史学の<危機>』(木澤社、1997年)と『フランスという坩堝(るつぼ)』(法政大学出版会、2015年)は日本でも高い評価を受ける。2009年頃から道化師ショコラの研究を開始し、研究者と芸術家が協力して文化促進をめざす非営利団体DAJAを立ち上げる。ショコラに関する演劇型講演の企画や、演出家マルセル・ボゾネの舞台『ニグロ道化師ショコラ』の脚本執筆を手がけてきた。映画にもなった原作は、日本で翻訳刊行された。書名は、『歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯 ショコラ』(集英社、2017)など。

<コメンテーター>
文京洙(立命館大学教授)
1950年東京生まれ。立命館大学国際関係学部教授。専攻は政治学、韓国現代史。著書に『済州島現代史―公共圏の死滅と再生』(新幹社、2005)、『済州島四・三事件―「島のくに」の死と再生の物語』(平凡社、2008)、『新・韓国現代史』(岩波新書、2005)、共著書に『在日朝鮮人 歴史と現在』(岩波新書、2015)など。

2017年度 日常化プログラム 40

三都研究会・近世大坂研究会国際小円座「身分制と賤民−越前大野・和泉・寺院社会−」

開催日時2017年6月17日(土)14:00〜17:00
会場大阪市立大学杉本キャンパス経済学部棟2階第4会議室
主催三都研究会・近世大坂研究会
共催都市文化研究センター・都市研究プラザ都市論ユニット

20170617_enzaマーレン・エーラス氏は、これまで地方城下町・越前大野を対象として、身分社会の複合構造を解明されてきました。今回、エーラス氏の来日の機会に、大野をベースとしつつ、和泉の在地社会や都市大坂の寺院社会も視野に入れて、日本近世の身分制と賤民について比較史的に論じていただくことを企画しました。 和泉や大坂をフィールドに、かわた村研究や神社社会論に取り組んできた山下聡一氏と三田智子氏のコメントを受け、幅広い議論を行う場としたいと思います。

みなさん、奮ってご参加ください。

チラシはこちら(PDF

■報告

マーレン・エーラス(ノースカロライナ大学シャーロット校)
「身分制と賎民−越前大野・和泉・寺院社会−」

■コメント

山下聡一(和泉市史編さん室・UCRC研究員)
三田智子(就実大学)

※三都研究会は「三都の巨大都市化と社会構造の複合化に関する基盤的研究」
(科学研究費補助金・基盤研究(B)16H03478)にもとづく研究会です。

『都市文化研究』第20号の原稿募集について

『都市文化研究』第20号(2018年3月刊行)の原稿を募集いたします。
投稿にあたっては、事前エントリーが必要です。投稿を希望される方は、【2017年7月7日(金)】までに、名前、所属、投稿ジャンル、タイトルを、都市文化研究センター事務局(ucrc_office◎lit.osaka-cu.ac.jp)までご連絡ください。※メール送信の際には◎を@に変更してください。

20号の締切は【2017年9月1日(金)16:00】。
提出先は、『都市文化研究』編集委員会(大阪市立大学文学部棟2F・都市文化研究センター事務局内)です。詳細はこちらをご覧ください。

ISライティングセミナー実践編2016

インターナショナルスクールでは、日本医科大学の崎村耕二先生をお迎えして、

「英語論文ライティングセミナー 実践編」を開催いたします。
大阪市立大学に在籍するポスドク研究員や大学院生の他、教員も対象としておりますので、
奮ってご参加ください。

※事前申し込みは必要ありません。

日時:2017年3月10日(金)13:00-17:15

場所:学術情報総合センター1階 文化交流室

講師:崎村耕二先生(日本医科大学)

詳細はこちらをご覧ください → ライティングセミナーチラシ

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