開催日時 | 12月3日(金)13:00~15:00 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
主催 | 大阪市立大学大学院文学研究科 |
性愛の多様性が叫ばれる今日、英語圏の現代哲学では「性的倒錯」の可能性が今もなお継続的に議論されている。対立する陣営の一方においては、性的倒錯なるものは確固とした根拠をもたない社会的な構成概念にすぎず、性愛に関するいかなる実践も本来的には倒錯していないと主張される。これに対抗する見解として、性愛には(道徳に限定されない)何らかの規範を想定することができ、ある種の実践を倒錯と呼ぶことには一定の意味があるという考えもある。本ワークショップでは、この対立を適正に評価するため、「そもそも性的とはどういうことか」や「性的欲望はいかなる情動か」、「性愛は生殖や人格、自律といった周辺的概念といかに関連するか」といった、より根本的な諸問題の洗い出しを行なったうえで、参加者との対話を通じて今後の哲学的探究の方向性を探る。
* 一般の参加希望者は、問い合わせ窓口にて事前登録をお願いいたします。
発表者等
- 司会兼ファシリテーター:土屋貴志(准教授)
- 概要説明:佐金武(准教授)
- サーベイ:西澤徹臣(前期博士課程)・松山あき(前期博士課程)
- 提題①:大畑浩志(後期博士課程OD・UCRC特別研究員)
- 提題②:高野保男(後期博士課程OD・UCRC特別研究員)
問い合わせ窓口
佐金:sakon[at]osaka-cu.ac.jp([at]を@に変換してください)