開催日2019年10月22日(火・祝)14:00~17:00
会場高原記念館2階 特別会議室
主催大阪市立大学大学院文学研究科

以下の通り、研究科プロジェクト「モダニズム揺籃期における産業/芸術観の諸相──ヨーロッパ比較文化論の視座から」(代表:白田由樹)では、独仏語圏文化学研究会の第2回定例研究会を開催します。ご関第2回定例研究会(フランス装飾)ポスター心のある方のご参加をお待ちしております。

 ■プログラム

1.人口と自然のはざま―モダン都市パリの文化発信基地―
  報告者:中島廣子(文学研究科名誉教授)
2.アール・ヌーヴォー運動とメディア言説―1900年パリ万博を中心に―
  報告者:辻昌子(都市文化研究センター研究員)
3.ディスカッション
・事前申込不要(どなたでも参加していただけます)
・チラシはこちら(PDF

 ■報告要旨

1.「人工」と「自然」のはざま―モダン都市パリの文化発信基地―

報告者:中島 廣子(大阪市立大学大学院文学研究科 名誉教授)

近代都市特有の人工的環境と素朴な自然との間に位置する《entre deux(中間地帯)》に関する問題を、十九世紀における美意識の変遷とその表われとしての文学・美術作品を検証しつつ文化論的視点から考察し、世紀末特有の美的表現に到達した理由の一端を解明しようとする試みである。

 

2.アール・ヌーヴォー運動とメディア言説ー1900年パリ万国博覧会を中心にー

報告者:辻 昌子(都市文化研究センター 研究員)

1895年に開店した展示館への批判を受け、ビングは1900年万博のパビリオンを、パリの芸術愛好家たちの美的趣味に沿うよう方針を転換し、また同万博での装飾芸術中央連合の展示館を主導したのは当時の著名な蒐集家であった。アール・ヌーヴォー運動はひとつの明確な方針から展開された運動ではなく、その時々の美的趣味の流れや消費の動向などから影響を受け変化していく。本発表ではこれまでの研究を軸に当時の美的趣味をメディア分析から考察する。