2014年度研究員プロジェクト

大阪市立大学都市文化研究センターでは、研究員からプロジェクトを公募し、審査の上、2014年度は以下の4件を採用し、研究費を支給しました。

※★は研究代表者

2013年度プロジェクトの活動実績報告

テーマ UCRC研究員 その他の研究員 受入教員 内容
近代植民地都市における政治と都市文化―特に代議制、民主主義との関連で― 長尾明日香★ なし 野村親義 研究会開催
現代社会における「趣味」と「仕事」に関する共同研究―模型製作者と居酒屋経営者を事例に― 松井広志★
上原健太郎
なし 石田佐恵子 研究会開催、インタビュー調査
ルクセンブルク学研究会 木戸紗織★
中條健志
なし 神竹道士 研究会開催、雑誌刊行
ポピュラー文化の受容過程における意味生成に関する研究―同人誌の書誌形態分析をとおして― 石川 優★ なし 三上雅子 資料収集・分析、フィールド調査、研究会開催

2013年度研究員プロジェクト

大阪市立大学都市文化研究センターでは、研究員からプロジェクトを公募し、審査の上、2013年度は以下の6件を採用し、研究費を支給しました。

※★は研究代表者

テーマ UCRC研究員 その他の研究員 指導教員 内容
1950年代ガーナのアシャンティ州における中高等教育と首長制社会 桑島 穏★ なし 大黒俊二 史料収集・分析、インタビュー
萬年社コレクションの資料を使った関西の広告史に関する調査研究 中嶋晋平★
竹内幸絵
1名 石田佐恵子 研究会開催
新しいモビリティとモビリティ論の時代のメディア研究と映像社会学 小牧龍太★ 2名 石田佐恵子 学会参加、研究会開催
ルクセンブルク学研究会 木戸紗織★ 1名 神竹道士 研究会開催、雑誌刊行
ポピュラー文化研究における実践と研究の架橋
―「やおい/ボーイズラブ」を対象として―
石川 優★ 5名 三上雅子 シンポジウム開催
その歌声は誰のものか
―“VocaListener”を用いた歌唱表現に関する研究―
柴台弘毅★
岡田正樹
1名 増田 聡 研究会、ワークショップ開催

都市文化研究セミナー 再考「大坂・アジア・都市」開催のお知らせ

大阪市立大学大学院文学研究科・都市文化研究センターでは、前近代・近代の大阪(大坂)、東アジア海域世界、都市などを重要なキーワードにして研究を進めてまいりました。こうした研究・教育活動の延長線上で、2011~2013年度、日本学術振興会「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」に採択され、研究・教育活動を行っています。
 https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/zuno/
今回、このプログラムの一環として都市文化研究セミナー;再考「大坂・アジア・都市」を開催することになりました。「大坂」「アジア」「都市」は、都市文化研究センター、ならびに頭脳循環プログラムにおいて主要な研究テーマになっております。
それぞれのテーマについて学外の研究者を講師としてお招きし、最新の研究成果、あるいは独自の視点からの学問的な提起を披露していただくことで、プログラムの今後の遂行のための重要な契機といたしたいと考えています。さらに、本セミナーを「頭脳循環」プログラムの枠内にとどめるのではなく、より多くの研究者の皆さんに公開することで、研究のいっそうの進展を期待しております。
セミナー当日は、それぞれの講師からのご報告ののち、十分に時間をとって参加者と意見交換し、テーマを深めてゆきたいと考えています。コーディネーター:仁木 宏(大阪市立大学大学院文学研究科、「頭脳循環」プログラム研究代表)
若手研究者に多く参加いただく催しにしたいと考えておりますが、どなたも参加自由(事前申込不要)ですので、多数のご来場をお待ち申し上げております。

第1回 前近代の大坂  大阪歴史博物館 2F第1会議室
2013年2月16日(土)13:30~17:00
古代の難波宮、中世の四天王寺・渡辺津などの実態が現在、どこまで明らかになっているのか。それらの存在が、それぞれの時代の国家、社会構造のなかでどのような意義をもっていたのか。こうした視点から、近世以前の「大坂」の場のもつ意味を明らかにする。
古市 晃氏(神戸大学)「難波宮と古代国家」
大澤研一氏(大阪歴史博物館)「宗教都市の時代 中世大阪」

第2回 アジア海域世界と中世日本  大阪歴史博物館4F第2研修室
2013年3月9日(土)13:30~17:00
日本中世社会に中国や朝鮮の影響が強くおよんでいたことはもはや常識のように語られる。一方で、中世史研究の中で、これをとりあつかうのは「外交史」という範疇でしかない。アジア海域世界の影響が具体的にどのように中世日本に影響を与えたのか、さまざまな角度から検討をくわえたい。
榎本 渉氏(国際日本文化研究センター)
「中世東シナ海航路を守る神-海域で生成・伝播する航海信仰-」
中島楽章氏(九州大学)
「16世紀、東アジア海域の変動と日本列島 ―豊臣政権と福建ネットワーク-」

第3回 都市論の可能性 4~5月

事務局
大阪市立大学大学院文学研究科 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」

問い合わせ先 niki◎lit.osaka-cu.ac.jp
(◎を@マークに置き換えてから送信してください)

詳細は添付ファイル(PDF形式)をご覧ください。

大阪市立大学都市文化研究センター・釜山大学校韓国民族文化研究所第3回 合同シンポジウム「近現代の都市下層―歴史性と現代性」

PDFのダウンロード

日時:2013年2月2日(土)
会場:大阪市立大学 高原記念館学友ホール
*日本語・韓国語の同時通訳付き。

9:30~10:00
【開会の辞】第3回共同学術会議開催にあたって
 大阪市立大学都市文化研究センター 仁木宏
 釜山大学校韓国民族文化研究所 車チョルク

<第1セッションー都市下層の歴史性>10:00‾13:00 司会:佐賀朝(大阪市立大学)
 近代都市として開発されてきた大阪、そして釜山において都市下層が生み出された歴史性を社会構造、労働形態、日常生活の諸相から照射する。

 金慶南(法政大学)
 「植民都市の開発と地域的・民族的差別構造の形成」
 島田克彦 (桃山学院大学)
 「近代大阪における市街地周辺部の開発過程と労働力の諸形態」
 車ユンソン(釜山大学校韓国民族文化研究所)
 「アミ洞の人びと」
 コメント:坂本悠一(元九州国際大学)・本岡拓哉(同志社大学)

<第2セッションー都市下層の現代性>14:00~17:00 司会:川野英二(大阪市立大学)
 グローバル化のなかで均質な空間へと編成されていく現代都市。そのなかで周縁化され続ける都市下層の断片から、都市研究が直面する課題を模索する。

 文ジェウォン(釜山大学校韓国民族文化研究所)
 「釜山山腹道路についての同床異夢」
 田淵貴大(大阪府立成人病センター)
 「居住地に由来する差別は、メンタルヘルスの社会的決定要因である。」
 文鐘聲(太成学院大学)
 「在日コリアン高齢者と日本人高齢者の比較研究からみた社会格差と健康」
 コメント:川本綾(大阪市立大学)・全ウンフィ(大阪市立大学)

歓迎レセプション 17:30~

連絡先:大阪市立大学文学研究科
JSPS 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム
「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」事務局
伊地知紀子(ijichi◎lit.osaka-cu.ac.jp)
(メールをお送り頂く時には、◎を@に置き換えてから送信してください)

頭脳循環を加速する若手研究戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」

頭脳循環を加速する若手研究戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」のWebサイトが開設されました。
詳しくは下記をご参照ください。

https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/zuno/index.html

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