「関西比較中世都市研究会」第1回(關西比較中世城市研究会、Kansai Research Group for Comparative Studies on Medieval Cities)

日時:2010年10月1日(金)19:00~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター 小セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)
報告:仁木 宏氏(日本史・大阪市立大学)「図像(イメージ)の中の日本中世都市」

西欧の中世都市が市壁・市門・教会・市役所などで象徴されるのに対し、日本の中世都市は、同時代の絵画史料においてどのようにイメージされるのであろうか。道路両側の売場・商店、連続する建物、中核施設としての寺院。さらには、茶店、暖簾、売り子、乞食、犬……。荘園絵図、参詣曼荼羅、洛中洛外図などの画像をパワーポイントで紹介する。

コメント:村上司樹氏(西洋史・大阪市立大学)
司会:山崎覚士氏(東洋史・佛教大学)

本研究会の趣旨
日本、東洋、西洋における中世都市の実態や研究方法を学び、自らの都市研究に活用する方途をさぐる。異なる地域の都市研究者の間で、比較研究の方法論を真摯に模索する。

本研究会の内容
・2ヶ月に1回程度、平日の夕刻(19:00~21:30)。梅田・難波・天王寺など。
・あつかう時代はおおよそ、11世紀~17世紀とする。
・個別の都市、個別のテーマをあつかう実証報告。問題提起、新しい方法論の提案。
・他の専攻の研究者に理解してもらえる、興味をもってもらえるように工夫した報告とする。
・他の専攻の研究者にコメントを事前に依頼する。
・質疑はまず、他の専攻の研究者から。質疑に十分時間をとる。

幹事 仁木 宏(日本史、大阪市立大学大学院文学研究科教授)
山崎覚士(東洋史、佛教大学歴史学部歴史学科准教授)
中谷 惣(西洋史、日本学術振興会特別研究員)

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