インフォメーション

平成30年度「大阪文化ガイド+(プラス)講座」の受講者を募集します

 大阪市立大学文学部では、地域の皆さん、特に観光ボランティアガイド等で活躍されている方を対象とした講座「大阪文化ガイド+(プラス)講座」を開講しています。これは、大阪の歴史・文化・観光などに関する文学部の授業を体系的に履修していただくことを通じて、大阪の歴史・文化への理解を深めたり、観光コミュニケーション技術の向上を目指していただくプログラムです。平成27年度より講座を開始し、これまでに多くの皆様に受講いただきました。是非その魅力を感じていただき、プログラムへの参加をご検討ください。

説明会開催

2018文化ガイド講座 下記日程で平成30年度受講生のための説明会を3回開催いたします。当日は募集要項や詳しい講義内容、願書もお渡ししますので、ご興味をお持ちの方、どうぞお気軽にご参加ください。
・内容:プログラムの紹介、カリキュラムの説明

◎ 第 1 回 日時:2018年1月20日(土) 14時~15時〈事前予約不要〉
       場所:大阪市立大学杉本キャンパス高原記念館2階 特別会議室

◎ 第 2 回 日時:2018年1月27日(土) 10時30分~11時30分〈事前予約不要〉
       場所:大阪市立大学杉本キャンパス1号館126教室

◎ 第 3 回 日時:2018年1月27日(土) 13時30分~14時30分〈事前予約不要〉
       場所:大阪市立大学文化交流センター(大阪駅前)小セミナー室

*説明会終了後、個別相談に応じます。
*チラシはこちら               
*説明会会場へのアクセスへのリンクはこちら
*プレスリリースはこちら
*お問い合わせ:学生サポートセンター文学部(電話:06-6605-2353)

講座内容

 1年間(2年まで延長可)のうちに開講される全10科目のうち、4科目を選択し、受講(履修)していただくことを基本とします。追加履修料を支払っていただくことにより、5科目以上の受講も可能です。それぞれの科目で、合格に値する評価を修めた場合、プログラムの修了を大阪市立大学文学部として認定し「履修証明書」を交付します。履修証明書は「大阪文化ガイド」に関する一定の知識や技能を獲得したことの証明になります。

募集人数

 15名程度

出願資格

 以下の(1)から(5)のいずれかの資格を満たすことが条件です。

 1.  高等学校(中等教育学校の後期課程、または左記に準じる外国の教育機関を含む)を卒業した方。
 2.(1)と同等以上の学力を有する方。
 3.  高等学校(中等教育学校の後期課程、または左記に準じる外国の教育機関を含む)を平成29年3月卒業見込みの方。
 4.  ボランティアガイドの経験を有する方。
 5.  本学部において、個別の入学資格審査により、上記と同等以上の学力があると認められた方。

履修料など

◎ 基本履修料 40000円
◎ 追加履修料 1科目につき10000円増額
◎ 学生教育研究災害傷害保険料 1年間につき1340円

 *入学金は徴収しません。
 *実験実習費・テキスト代等として、別途実費を徴収する場合があります。

平成30年度開講科目

『観光文化論』 必修|講義|4月~7月 毎木曜 13時~14時30分
 現代観光の文化的特徴について、事例に基づきつつ考察していきます。特に、地域独自の食や文化遺産を活用したり、サブカルチャーや昭和レトロなどの現代の都市文化の活用、学習や異文化交流を重視する新しい観光文化の展開(ニューツーリズム)について、大阪をはじめとする近畿圏の事例も紹介しつつ、読み解いていきます。

『観光文化実践演習』 選択|演習|10月~1月 毎木曜 13時~14時30分
 大阪市およびその周辺(参加者各自の地元など)を題材として、観光ガイドを通じたコミュニケーションをシミュレーションしたり、観光ガイドマップを作成したり、観光モデルコースをデザインしたり、といった実践を通じて、地域を訪れる観光客に対して、地域の文化的魅力を効果的に呈示するためのノウハウを、実習形式で学んでいきます。

『大阪の地域・文化実践演習』 選択|演習|4月~7月 毎木曜 16時30分~18時
 大阪の諸地域の風景は昔からさまざまな美術作品に描かれてきました。近世~近代の名所図絵や版画などの作品に描かれた歴史的な大阪の地域の風景を手がかりに、現在の町並みと比較するなかで、地域の文化資源を発掘し、活用する方策について、地域でのまち歩きを実践しながら考えます。美術史と地理学を専門とする2名の教員が担当します。

『日本文化発信のための英語』 選択|演習|10月~1月 毎木曜 10時40分~12時10分
 日本の宗教や文化に触れながら、外国人観光客の目線で大阪の観光地において、英検2級程度の英語を用い、観光地で日本文化を発信する方法を考察します。全5回の現地実習では、講義内容をもとに、各人が英語で発表します。これらの講義・実習を通して、各人のガイディングスタイルを構築するサポートをします。

『英語で学ぶ日本事情』 選択|演習|10月~1月 毎木曜 8時55分~10時25分
 英語の文献を用いて、日本の文化や文学について読み解いていく科目です。授業は英語で行われ、英語での発表や資料の準備が求められます。日本人にとってはなじみ深い日本文化について、英語で読解、表現するためのスキルの向上を目指す科目です。

『文化心理学特論』 選択|講義|10月~1月 毎金曜 10時40分~12時10分
 日本人は「個」を主張するよりは、周囲との「調和」を重んじる国民であるとしばしば言われてきましたが、はたしてそれは本当だろうか。もし本当なら、なぜそのような心性を身につけるようになったのか、それはどのような帰結をもたらすのかを、文化心理学の知見をもとに考察し、日本人の心と文化の本質に迫ります。

『歴史の中の大阪』 選択|講義|10月~1月 毎水曜 16時30分~18時
 この講義では、はじめに舞台となる大坂の都市空間の形成過程と構造について触れ、ついで都市社会の主人公である都市民衆の生活に光を当てます。その際、都市の住民生活の基礎単位である「町」に着目して、そこで生きた家持や借家などの生活をうかがいます。各回の講義では、鍵となる近世の史料(活字)を入り口として、話を進めます。

『観光研究入門』 選択|講義|4月~7月 毎水曜 13時~14時30分
 「観光」とは何か、観光の歴史と現在、現代観光を支える社会・文化的な背景、観光政策と観光まちづくりのあり方、観光を科学的に分析するときの視点など、観光を社会現象として位置づけ、総合的(幅広い視野から)かつ相対的(距離を置いて)に捉えるためのセンスを養います。

『観光と文化』 選択|講義|10月~1月 毎水曜 13時~14時30分
 さまざまな国や地域の文化(生活様式、風俗、宗教、サブカルチャーなど)は、自然景観と並び、観光の主要な対象として着目されていますが、それらが観光客にどのように呈示・消費されているのかを考えます。併せて、テーマパークやリゾートなど、集客のために新たに創造された文化のあり方についても、歴史的な視点から考えます。

『アーツマネジメント』 選択|講義|4月~7月 毎月曜 13時~14時30分
 芸術文化活動を広く社会に発信していくための仕組みをアーツマネジメントといい、その現状や手法について、美術分野を中心に説明した上で、アートプロジェクトの企画をグループワークで実施、発表します。これらを通じて、ボランティア団体やまち歩きプロジェクト等をマネジメントするスキルへの応用を目指します。

*1年間に必修科目1科目、選択科目3科目履修することを基本とします。ただし、選択科目は4科目以上履修することも可能です。なお、1科目は週1回90分の授業を原則15回行うのが標準です。

選考方法

 書類審査および面接により行います。

 ‐  面接集合日時・場所:2018年3月15日(木)14時からを予定
 ‐  合格者発表:2018年3月22日以降、郵送で通知します。
 ‐  合格者ガイダンス:2018年3月29日(木)14時からを予定

願書の入手方法

願書を希望される方は、以下の方法で入手してください。

(1)説明会で入手する。
 上記の日時に本講座の説明会を開催しますので、その際に配布します。なお、説明会に参加いただかなくても出願は可能です。

(2)学生サポートセンターで入手する。
 杉本キャンパス、学生サポートセンター1階の文学部受付にて配布します。

(3)郵送で請求する。
 遠隔地等の理由で、郵送送付を希望する場合、以下の手順で「〒558-8585 大阪市立大学学生サポートセンター文学部 文化人材育成プログラム事務局」まで請求してください。
 ①封筒の表に「赤色」で「2018年度大阪文化ガイド+講座 願書請求」と記入し、裏には差出人の郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入。
 ②205円分の切手を貼り、受取人の郵便番号、住所、氏名を明記した返信用封筒(角形2号:24.0cm×33.2cm)を同封。