学部・大学院

若手研究者のための研究支援

大阪市立大学文学研究科では若手研究者を支援するさまざまな制度を設けています。

(対象者略号 M:大学院前期博士課程在学者 D:大学院後期博士課程在学者 OD:大学院後期博士課程修了者または単位取得退学者)

研究奨励給付金制度 (対象者D)

後期博士課程に在学する優秀な大学院生に50万円を上限とする研究奨励金を給付する制度です。大学院生に研究に専念できる環境を提供し、研究者にふさわしい能力を育成することを目的としています。
詳しくは下記をご確認ください。

中長期海外渡航助成制度 (対象者D)

後期博士課程に在学し、中長期(3か月~1年)にわたり海外の大学や研究機関での研究を希望する大学院生を対象に、50万円を上限として助成を行う制度です。
詳しくは下記をご確認ください。

旅費支援制度 (対象者M・D)

大学院生の国内における学会発表や学会参加、研究調査にかかる旅費(交通費・宿泊費)を支援する制度です。支給額の上限は1回につき5万円です。
詳しくは下記をご確認ください。

文献複写費援助制度 (対象者M・D)

大学院生に文献複写や授業用レジュメを作成するためのコピーカードを毎年配布する制度です。

TA(ティーチング・アシスタント)制度 (対象者D)

大学院生に有償で授業の補佐や研究室運営などの教育支援業務に従事してもらい、あわせて自身の教育研究者としての資質向上にも役立ててもらうことを目的とした制度です。報酬は業務内容等により異なります。

若手研究者(博士論文)出版助成制度 (対象者OD)

文学研究科に提出した学位論文(課程博士論文)に基づく図書を刊行する際、50万円を上限に出版助成を行う制度です。申請時に学位取得後5年以内であることが条件です。
詳しくは下記をご確認ください。

なお、この制度を使って以下の書籍が刊行されています。

木戸紗織『多言語国家ルクセンブルク-教会にみる三言語の使い分けの実例-』(2016年3月、大阪公立大学共同出版会)

木戸紗織『多言語国家ルクセンブルク-教会にみる三言語の使い分けの実例-』(2016年3月、大阪公立大学共同出版会)

新谷和之『戦国期六角氏権力と地域社会』(2018年5月、思文閣出版)
戦国期六角氏権力と地域社会

大学教育授業実習制度 (対象者OD)

大学教員への道を目指しているポストドクター(PD)等を対象に、大学教員養成プログラム(プレFD)を実施し、その一環として文学部専門科目の一部授業を非常勤講師として担当してもらう制度です。大学教員としてのキャリア形成をはかり、大学への就職の可能性をより高めることを目的としています。

〈実習制度利用者の声〉

三田智子さん(就実大学(岡山県)人文科学部総合歴史学科・講師)
若手支援HP用写真(三田智子さん)
私は、2012年度に大学教育授業実習制度を利用して、指導教員である塚田孝先生の「日本史特講Ⅳ」において、3回の授業を担当させてもらいました。それまで大学の講義を担当した経験はなかったので、講義をする側の難しさや、気をつけるべきことなど、大変勉強になりました。自分の研究とも深く関わる塚田先生の授業で経験を積むことができたことも、非常に良かったと思います。
さいわい2013年度から甲南女子大学の非常勤講師をつとめ、他大学で経験を積んで、2017年度から、現在所属する就実大学の教員として採用されました。文学研究科の実習制度は、私の現在のキャリアにつながる重要なスタートだったと思います。文学研究科の後輩の皆さんも、ぜひ活用して下さい。

UCRC研究員制度 (対象者D・OD)

UCRC(都市文化研究センター)は、21世紀COEプログラム「都市文化創造のための人文科学的研究」(2002-2007年度)採択以来、活動を展開してきた文学研究科の共同研究拠点です。UCRCでは、後期博士課程院生やPD・ODを研究員として採用する制度を設けています。UCRC研究員には、雑誌『都市文化研究』への投稿資格や文学研究科プロジェクト、科研費への応募資格、学術情報総合センター(附属図書館)の利用資格などが与えられます。

長期履修学生制度 (対象者M・D)

社会人などとして働きながら大学院で研究をつづけていこうとする人のために、長期履修学生制度を設けています。前期博士課程(通常2年間)の場合は3年から4年、後期博士課程(通常3年間)の場合は4年から6年かけて課程を修了することができます。働きながらも、計画的に研究に取り組むことを可能にする制度です。

学術雑誌への投稿資格 (対象者M・D・OD)

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大学院生やPD・OD、UCRC研究員は、一定の条件を満たせば、文学研究科紀要『人文研究』や学術雑誌『都市文化研究』、英文オープンアクセスジャーナル『UrbanScope』への投稿資格が与えられます。

 

 

インターナショナルスクールによる研究支援 (対象者M・D・OD)

文学研究科の教育組織であるインターナショナルスクールでは、大学院生と都市文化研究センター(UCRC)研究員を対象に、外国語での研究発表や論文作成、海外の学会参加や研究調査を支援する4つの取り組みを行っています。

トレーニングプログラム

英語による研究発表の実践的なスキルを養成するプログラムです。当プログラムの受講者は、インターナショナルスクール研究交流セミナーでの発表の機会を得られます。

インターナショナルスクール海外渡航支援

国際学会での発表、または海外での調査を予定している大学院生・UCRC研究員に海外渡航の費用を助成します。

ライティングセミナー実践編(1日講座)

大学院科目のアカデミックコミュニケーション演習Ⅱの内容をさらに発展させ、英語による論文執筆を学ぶ1日講座を開講します。

外国語論文校閲・翻訳補助

大学院生等が自分の書いた外国語論文等の校閲を業者に依頼する場合(場合によっては翻訳も含む)、その費用を補助します。日本語を母語としない院生が、日本語で論文を執筆する場合も補助の対象となります。

全学の支援制度

経済的支援制度

  • 日本学生支援機構奨学金
  • 本学独自の奨学金
  • 各種(民間団体・公的団体)奨学金
  • 入学料徴収猶予について/授業料減免・分納について

留学生のための支援制度

  • 授業料減免制度
  • 奨学金制度
  • チューター制度
  • 「日本語」・「日本事情」の開講
  • 日本語補講
  • 留学生のための各種行事
  • 留学生談話室・留学生交流室
  • 宿舎関係

教育後援会による支援

「はばたけ夢基金」による支援

女性研究者支援室による支援

  • 女性研究者短期留学助成金
  • 女性研究者奨励賞・特別賞〔岡村賞〕