上海大学文学院と大阪公立大学文学研究科は、長年にわたり共同研究の場を育んできました。特に2017〜19年のJSPS「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」では、国際シンポジウム、ワークショップを共同で企画・開催し、現在に至るまで近世〜近代都市社会史を主なテーマとして研究交流を深めてきました。
今回は、これまでの国際共同研究の取り組みをさらに発展させるため、双方の若手による研究報告セミナーを開催することとなりました。
近世大坂の町から都市社会の検討を目指す別曽和江氏(大阪公立大学)、近代大阪都市・医療社会史が専門の井ノ元ほのか氏(大阪公立大学)、上海の新聞をめぐる社会史研究に取り組む劉韵琤氏(上海大学)、1930年代日本の阿片対策と国際連盟の研究を専門とする張雯婧氏(上海大学)に、最新の研究成果を報告いただき、議論します。皆様のふるってのご参加をお待ちしています。
チラシはこちら(PDF)
- 日時 8月20日(土) 日本時間14:00-18:00/上海時間13:00-17:00 ※日本語での開催
- 形態 Zoom(発表・質疑は日本語で行います)
※参加希望の方は、下記事務局へメールでお申し込みください(会議ID・レジュメを送付)。
お申込みの際には、氏名・アドレス・セミナー名、ご所属などを明記してください。 - 内容
- 別曽和江 「近世大坂雛屋町における町代のあり方と都市社会」
- 張雯婧 「近代日本における阿片政策の光と影―「外務省阿片委員会」(1926-1931)を手がかりに―」
- 井ノ元ほのか 「近代日本の巨大都市における病者と救療―大阪府方面委員の活動を手がかりに―」
- 劉韵琤 「占領地の「戦後」をめぐる言論空間―終戦直後の『大陸新報』を手がかりに―」
連絡・問い合わせ先
大阪公立大学国際学術シンポジウム2021事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪公立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail internationalsymposium2021@gmail.com
*大阪市立大学は、2022年4月より大阪公立大学としてスタートしました。
主催:上海大学文学院、大阪公立大学文学研究科
共催:都市文化研究センター(UCRC)、国際学術シンポジウム2021「近世〜近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局、都市・周縁〈史料と社会〉科研