本年11月に大阪市立大学文学研究科と上海社会科学院歴史研究所は、共同で〈史料と社会〉の視角からの大阪と上海の比較都市史の国際シンポジウムを予定していた。新型コロナの影響で、これは来年に延期することとしたが、そこへ向けたステップとして、オンラインのプレセミナーを開催することとした。
今回のセミナーは、都市の地縁的共同組織や営業者の結集体に関するセッションと都市周縁部に焦点を合わせたセッションの2部構成とし、いずれも分析対象の史料の特質とそれぞれの都市社会の構造を統一的に把握することを試みる。
これらの報告と討論を通して、〈史料と社会〉という視点から、世界史的な視野で、日本と中国の巨大都市の位置づけについて共同で議論する場としたい。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
チラシはこちら(PDF)
- 日 時 2021年11月27日(土)
- 場 所 オンライン開催(遠隔会議システムZOOMによる配信)
※参加希望者は、都市・周縁〈史料と社会〉科研事務局(kinnseiosakakennkyuukai@gmail.com)まで、事前にメールで申し込んでください(ZoomID・レジュメを送付します)。
第?部 10:30?12:30
- 趣旨説明:塚田孝氏(大阪市立大学名誉教授)
- 報告:
- 馬学強氏(上海社会科学院歴史研究所)
「上海商船会館に関する資料整理と研究」 - 三田智子氏(就実大学)
「19 世紀中期の町共同体―雛屋町「丁内諸用記」から」
- 馬学強氏(上海社会科学院歴史研究所)
第?部 14:00?16:00
- 報告:
- 叶 舟氏(上海社会科学院歴史研究所)
「上海巨大都市及び周辺地区における家譜史料研究」 - 齊藤紘子氏(大阪市立大学)
「都市域の拡大と周辺村落―難波村成舞家文書から」
- 叶 舟氏(上海社会科学院歴史研究所)
全体討論:16:15?17:30
連絡・問い合わせ先
科研事務局
〒558-8585 大阪市住吉区杉本 3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 齊藤紘子研究室気付
E-mail: kinnseiosakakennkyuukai@gmail.com
主催
大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター(UCRC)
科研・基盤研究(A)「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」
上海社会科学院歴史研究所