フィールドトリップ――淀川の治水と利水の500年

大学院の授業の一環として、淀川流域の治水・利水の歴史を考えるためのフィールドトリップを行いました(2019年5月25日)。最初に京都・木津川周辺で天井川やデレーケ堰堤を見ながら、日本の河川における流砂の問題について学びました。その後、宇治川・天ケ瀬ダムと宇治橋周辺を歩きながら、水利用をめぐる上下流関係や扇状地の土地利用について考えました。その後、近鉄電車に乗って巨椋池干拓地を眺めつつ桃山御陵前で下車。伏見・酒蔵通り周辺で昼食をとった後、木津川・宇治川・桂川の三川合流地点に移動し、さくらであい館の展望台に登ると、木津川と宇治川の違いがはっきり見えて、明治初期にオランダ人技師がなぜ木津川に砂防堰堤を築いたのかが分かります。最後は、枚方・淀川資料館を訪問し、その近くでスーパー堤防を体感(?)した後、京橋で懇親会となりました。(案内:祖田亮次)