2018年度の新歓春巡検を行いました。

2018年6月16日土曜日、地理学教室毎年恒例の春巡検を行いました。今年新たに教室に迎えた2回生7人を歓迎するため、「大阪東部コース」と「神戸コース」に分かれ、地理学野外調査実習IIを履修する3回生15名が中心となり企画を進めました。教員や院生、卒業生の方も含め、総勢32名が参加し、非常に賑やかなものとなりました。

「大阪東部コース」では、生野区にあるコリアタウンに始まり、大阪に残る新地の一つである今里新地、暗越奈良街道を通り今里駅へ、そこから鴫野駅に向かい、大阪の治水、今里筋線など大阪の交通に関する発表をし、花博の会場になった鶴見緑地公園を訪れました。最後に蒲生四丁目付近の住工混在地に関して、古民家を再生活用したプロジェクトに関する発表を行いました。

「神戸コース」では、神戸市役所展望台からスタートし、神戸市一帯を見渡しながら神戸市の概観に関する発表を行いました。次に旧居留地に向かい、実際に建物に書いてある当時の番地を探したり、異国風の街並みを楽しんだりしました。元町高架通商店街では、昭和の色が感じられる店が並ぶ中で、存続危機に関する発表を行いました。続いて六甲道に移動し、六甲道南公園で再開発事業に関する発表を行いました。その後、酒心館では灘五郷における酒造についての発表を行い、施設見学や試飲をしました。そして、倚松庵に行き実際に建物を見学して阪神モダニズムに触れました。最後に、天井川である住吉川沿いを歩いて住吉駅へと向かい、住吉川が果たした役割についての発表を行いました。

両コース参加者、巡検には参加できなかった学生・院生も大阪・天満に合流し、2回生歓迎を主とした地理学教室親睦会を開催しました。1日の疲れも見せず、地理学教室一同大いに盛り上がりました。今年は、晴天だったものの、風が心地よく巡検には最適の日和でした。2回生は全員参加してくれ、教員・院生・学生が親睦を深めることができ、新歓巡検として活気あふれるものとなりました。

・大阪東部コース
      

・神戸コース
      

懇親会