2021年3月で大場茂明先生が定年退職されます。
長年の地理学教室、文学部・文学研究科、そして大阪市立大学へのご貢献は多大なものがありました。
今年度末のご退職にあたり、大場先生の「最終講義」を行う予定です。
日時:2021年3月7日(日)14:00~16:30ごろ
新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、学外者の方々はおそらくオンラインで参加いただくことになると思います(状況により変化する可能性があります)。皆さんにはふるってご参加いただきますよう、よろしくお願いします。プログラムの詳細が決まり次第、あらためてご連絡いたします。
卒業論文・修士論文の体裁に関する情報です。
締め切り日・時間には重々注意して提出してください。時間を間違える人が数年に1度現れます。卒業できなくなりますので、本当に注意が必要です。
さて、ここに掲載のテキストは便宜上、参考程度に掲載しているものですので、詳細に関しては以下リンク先のPDFファイルを参照してください。
ワープロ使用の場合は,別紙のようにA4版に,1頁(枚)につき800字前後になるように印刷する。字数は,文末に記入すること。マージンは上下30mm,左右30m,本文の活字12ポイントを使用。注,参考文献も同様の書式。頁数は下の余白にうつ。 手書きの場合は,所定の原稿用紙を使用のこと。この場合の注は脚注である。以前の手書きの卒論を参考のこと。
提出時には,ファイルに綴じて提出,要領は事務室で確認のこと。図表なども,A4版で提出のこと。ただし大きい場合には折込みも可能。
ページ番号は,目次,本文,注,参考文献のみに中央下に通し番号で表示する。図,表などにはページ番号はふらないこと。
順序は,目次,本文(図・表は,引用個所近くに挿入),注,参考文献である。
分量については,本文,注,参考文献(図・表は除く)で,卒論は20,000字,修論は40,000字が目安である。この枚数に欠ける場合には,成績評価に影響することがある。
目次については,何年度提出卒業論文,タイトル,名前(学籍番号),章立て,そしてキーワードを5個必ずつけること。
注,参考文献,体裁については雑誌「地理科学」方式である。以下に添付のサンプルと,参考資料1を参照のこと。
章立ては,章:Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ…,節:1),2),3)…,項:(a),(b)(c)…とする。
卒論・修論提出マニュアルはこちら(PDFファイル・約150KB)
2020(令和2)年11月26日(土)に地理学教室恒例の巡検を行いました。例年6月に実施していたところを新型コロナウイルスの影響を受け延期していましたが、懇親会の中止など一部規模を縮小する形で実施する運びとなりました。今年度新たに教室に迎えた2回生13名を歓迎するため、「北部コース」「大阪市内コース」「南部コース」に分かれ、地理学野外調査実習Ⅱを履修する3回生14名が中心となり企画を進めました。当日は教員やOB、院生、4回生を含めた総勢37名が参加し、ソーシャル・ディスタンスを確保しつつ、親睦を深めることができました。
「北部コース」では、始点の阪神尼崎駅から大阪国際空港近くまで、大阪を越えた幅広い地域を巡りました。尼崎では、尼崎城やその周辺の寺町の整備、JR尼崎駅周辺のキリンビール工場跡の新開発、阪急塚口駅前「さんさんタウン」の再開発と商業施設について、実際の現場を観察し、“工業のまち”というイメージとはまた異なる尼崎の一面を探りました。大阪国際空港では、不法占拠地区という異なる二つの正義がぶつかり合った特殊な地域について解説を行い、解説の途中では、その地区の人々が接してきたであろう飛行機の騒音を実際に体感することができました。
「大阪市内コース」では、まず生野区にあるコリアンタウンを見学し、その後は空堀商店街と難波宮跡公園を散策しました。空堀商店街から難波宮跡公園までは起伏の激しい道を徒歩で移動し、上町台地を体感することができました。空堀商店街では、戦前から残る長屋のリノベーションを、また難波宮跡公園では、奈良時代の難波宮遺跡の復元、古墳時代の高床倉庫などを見学し、都会にいながら歴史を肌で感じつつ発表を行いました。その後は中崎町に移動し、長屋をリノベーションした店舗を見学し、空堀商店街で見学した長屋のリノベーションとの違いに注目しながら発表を行いました。最後は大阪くらしの今昔館に移動し、ガイドさんに江戸時代当時の町家を案内してもらい、当時の暮らしを感じることができました。また江戸時代~近代までの町並みのレプリカなどもあり、巡検で巡った箇所が江戸時代から現代にいたるまでどのように変化してきたかを確認することもできました。
「南部コース」では、大阪府堺市と和泉市を散策し、住宅地や再開発地域、史跡や遺跡などを巡りました。午前の部では、浜寺の高級住宅街と湊の再開発地域を訪れ、また環濠都市としての堺の成り立ちについて学びました。時代を感じる様々な街並みを見学し、堺の街並みや土地利用の変容を辿りました。午後の部では、百舌古墳群と池上曽根遺跡を散策しました。地形環境から当時の風景を想像し、現代の景観に重ね合わせるかたちで歴史を読み取りました。
今年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から、親睦会は実施しませんでした。地理学教室一同で顔を合わせることは叶いませんでしたが、各コースで街歩きをする中で学年を越えて打ち解けることができました。晩秋ということもあり当日は気温が低く、例年通りとはいかないところもありましたが、たいへん有意義な1日となりました。
(文責 3回生 伊藤・河出・雜賀・西山)
北部コース
市内コース
南部コース
アカデミックカフェは、本学学内の特徴的な研究を分野横断的に共有し、新たな知を創造する取り組みの一環として、研究成果の蓄積・発信を行い、学内外の研究ネットワーク醸成の促進を目的としています。
今回はZoom開催になります。
テーマは「最後のパンデミック?」
本教室の水内俊雄教授が、理学研究科の宮田真人教授とともに、登壇します。ふるってご参加ください。
【開催日時】2020年12月16日(水)13:00~15:00
【参加方法】Zoomウェビナーにて開催(URLより参加)
※ウェビナーURLおよび当日資料は、前日12月15日(火)にポータルサイトに掲載予定。
アカデミックカフェプロモーション動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=5INWyYYkoM4&feature=youtu.be)
アカデミックカフェ詳細はこちら(https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/research/distinctive/academiccafe)
下記の公開セミナー(Zoom)を開催します。ふるってご参加ください。
日時:12月4日(金)13時30分~15時00分
発表者:小関隆志(明治大学経営学部)
発表タイトル:生活困窮と金融排除
小関さんが編著で出された同名の書籍(明石書店、2020年 https://www.akashi.co.jp/book/b525039.html)の内容に即したご発表となります。
連絡先:水内俊雄 urbano [[at]] osb.att.ne.jp
[[at]]をアットマークに変更してください。
参加希望のメールをいただければ、Zoomミーティングの詳細をお知らせします。
(本セミナーは、大阪市立大学都市研究プラザの共同利用・共同研究の公募事業や科研などを利用して行います)
新型コロナウィルス感染拡大の影響で春の巡検が中止となりましたが、あらためて下記の日程で教室巡検を実施する予定です。地理学教室のみなさんは、予定を空けておいてください。
11月28日(土) 10:00〜16:00
コースは3つにわかれる予定です。詳細は追ってお知らせします。
以前もお伝えしましたが、本教室の大学院生・松本裕行さんが出演した報道番組が、別の形で改めて放映される予定です。関連する他の映像と組み合わせる形での
オムニバス形式で、占領軍と残された家族の様子を追うという内容です。
「文化庁芸術祭参加作品・戦争が生んだ子どもたち」
放送:放送:2020年11月23日(月) 9:55~11:12(朝日放送)
*戦後、米兵と日本人女性の間に多くの子どもが生まれました。
*中には養子縁組で海外に渡った子どもも。
*差別と偏見に苦しんだ子どもたちの声を聞いてください。
詳細は下記をご覧ください。
https://www.asahi.co.jp/tvprogram/
下記の日程で、文学部・文学研究科のオープンファカルティが開催されます(オンライン開催)。「大学院入試説明会」や「市大授業」、その他のプログラムが同時進行で複数開催されます。
2020年11月22日(日) 10:00~18:00
文学部・文学研究科オープンファカルティ『変わらず そこに 文学部』
プログラムの詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/opf2020/
本教室からは、「院生フォーラム」で市道寛也さん(M2)が、「文学研究科プロジェクト公開シンポジウム」で松井恵麻さん(D1)と大場茂明教授(司会)が、「市大授業2020」で祖田亮次教授(司会)が、それぞれ登壇予定です。
皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。
国による全国調査では、四国のホームレスはわずか数人とされています。しかし、取材をすると、かなりの人数が路上で寝泊まりし、支援が行き届かない実態が浮かんできました。そうした、地方の貧困の実態と対策について、水内教授らがコメントしました(NHK松山放送局『四国らしんばん「見えない”路上の貧困”~地方のホームレスは今~」2020年9月11日19:30~10:57)。
下記に番組の概要が掲載されています。ご覧ください。
https://www4.nhk.or.jp/P3734/x/2020-09-11/21/53768/8314386/
「アメラジアン」とは何か。それは、アメリカ人とアジア人の両親を持つ子どもやその子孫のことを指す。日本に駐留したアメリカ兵の祖父と日本人の祖母を持つ黒島トーマス友基さんが、自分のルーツを考えるために、祖父の勤務していたキャンプ・サカイ(現・大阪市立大学杉本キャンパス)を訪れました。本教室大学院生で、大学史資料室研究員の松本裕行さんが、大阪市大に残るキャンプ・サカイの痕跡を紹介・案内し、その様子が朝日放送の報道番組「キャスト」(8月15日)で放映されました。Yahooニュースでも紹介されています。ぜひご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcf80cbbc14ee72360c70b9be5d3b32e8c020a4f?page=1
また、米軍基地と本学との関係については、松本さんの一連の論考をご参照ください。
https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DBq0070001.pdf
http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/18843522-10-19.pdf
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/academics/institution/archives/issue/news
2020年8月18日(火)13時20分から、山﨑教授担当の大学院地理学基礎問題研究演習の時間を用いて地理学教室コロキアムを開催しました。
日本学術振興会特別研究員(上智大学)の八尾祥平さんを講師としてお招きし、「沖縄戦と慰霊を台湾から見つめ直す」と題して、テレビ会議の形式でご講演いただきました。八尾さんは、沖縄戦や慰霊を台湾との結びつきから見直し、現在「沖縄問題」や「台湾問題」として議論する地域の認識枠組みそのものに疑問を投げかけられました。八尾さんによると、沖縄研究では十十空襲が取り上げられる時に、その二日後の台北大空襲は意識されず、その逆も同時に起っており、現在の沖縄の米軍基地の青写真はもともとは台湾に建設する予定だったこともあまり知られていません。このように重要な問題が地域の認識枠組みによって埋もれてしまい、本来はひとつの問題が地域単位に分割・矮小化されていることを琉台間を越境する具体的な人々の軌跡を追うことで明らかにされました。 本発表は、山﨑教授が研究代表者を務める科研費プロジェクト「東シナ海島嶼をめぐるトランスボーダー地政学の構築」の一環であり、今後も様々な媒体を通して共同研究の成果を公表していく予定です。
大阪市立大学都市研究プラザから、下記の著作物が出版されました。
水内俊雄・鴨河貴澄 編 2020. 『ひとつの日高川流域誌―多生業に生きる寒川の150年-』大阪市立大学都市研究プラザ
これは、鴨河貴澄氏(本教室卒業生)の卒業論文をもとに、水内教授・祖田教授のエッセイを盛り込んで編集したものです。和歌山県日高川町寒川地区の地域商店に注目し、集落の生業と流通を150年の時間スパンで見直すことで、山間地域の暮らしのあり方を再評価しようとする労作です。日高川流域の社会経済史を考える上でも貴重な資料と言えます。現時点では限定公開となっております。関心のある方は、下記にお問い合わせください。
soda<at>lit.osaka-cu.ac.jp
総務省の『消防防災科学技術研究推進制度』の2020年(令和2)度の研究課題に、本教室の木村義成准教授の研究「ジオデモグラフィクスを用いた熱中症 による救急搬送の傾向の分析」が採択されまし た。詳細は下記をご覧ください。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/8d5166814af5d8938bbafcc352a34b8a2dc77792.pdf
本年度は新型コロナウィルス感染防止の観点から、大学院説明会はZoomで行われることになりました。
Zoomでの説明会に参加するには事前登録が必要になります。
2020年6月27日13:00~
事前登録用連絡先:lit-kyomu<at>ado.osaka-cu.ac.jp
(6月24日までにメールをお送りください)
説明会の詳細については、下記をご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/5519
2021年度版の『文学研究科案内』が公開されました。
詳細は下記をご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/5526
例年、6月初旬に行われている新歓巡検は、新型コロナウィルス感染防止の観点から延期となりました。現在のところ、10月開催を予定しております。
今回のブックレットは、本教室出身のコルナトウスキ ヒェラルドさん(九州大学)と、本教室の水内俊雄教授が編者になっています。また、本教室の大場茂明教授や大学院生、出身者たちも分担執筆者として加わっています。ぜひご覧ください。
コルナトウスキ ヒェラルド・水内 俊雄・福本 拓編 2020. 『「ジェントリフィケーション」を超えて―日本・ドイツの都市住宅市場からみた地域の賦活とイノベーション』大阪市立大学 都市研究プラザ.
<目次>
第1章 | 『「ジェントリフィケーション」を超えて』の企画にあたって(コルナトウスキヒェラルド、水内俊雄、福本拓) |
第2章 | ジェントリフィケーションを超える街、大阪西成 その1―住宅市場、生活支援、民泊・ホテルの再密度化の視点から―(川田 洋史、水内俊雄) |
第3章 | ジェントリフィケーションを超える街、大阪西成 その2―住宅市場、生活支援、民泊・ホテルの再密度化の視点から―(大西 啓太郎、水内俊雄) |
第4章 | 外国人留学生の地域への貢献からみるコミュニティにおける持続機能の発展―ARC日本語学校と大阪市「浪速区まちづくりセンター」による取り組みを事例に―(笹部 建) |
第5章 | マンションコミュニティ支援と地域コミュニティの再構築―大阪市北区の淀川リバーサイド地区と中之島地域を事例に―(上野 信子、丸野嘉孝) |
第6章 | 八大都市からみた都心回帰と分極化の多様性―小地域のGIS分析を通じて―(朱 澤川) |
第7章 | 人口動態からみた都心回帰とインナー/アウターリングの動静―大阪市と東京23区の分析を通じて―(若林 萌) |
第8章 | 著しく変容する三大寄せ場の人口動態比較―釜ヶ崎における最新の人口動態のダイナミズムと将来―(小本 修司) |
第9章 | インバウンドツーリズムがもたらした西成区太子地域への効果と周辺商店街の現状の分析―商店街通行人調査を軸に―(武田 直之、杉浦正彦) |
第10章 | 都市再生事業における公的介入の再編―2010年代のハンブルク住宅政策を中心として―(大場 茂明) |
第11章 | ドイツの大都市における「問題街区」のリノベーションはジェントリフィケーションか?―ミュンヘン市シュヴァンターラーヘーエ(ヴェストエント)の事例―(山本 健兒) |
2020年3月25日の大阪市立大学卒業式(全学)は、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、残念ながら中止となりました。一方、文学部・文学研究科の学位記授与式は、田中記念館において各教室の総代のみの参加という、大幅縮小の形で執り行われました。今年度、地理学教室からは学部生14名が卒業し、修士学生3名が修了しました。学位記授与式の後、教室ではささやかながら、後輩たちが卒業生・修了生を見送り、別れを惜しみました。卒業生・修了生の今後の活躍に期待したいと思います。
地理学教室メーリングリスト<chiri2010[at]lit.osaka-cu.ac.jp>に関する登録・投稿・アドレス変更・退会等の方法をお知らせします。
ご質問などは管理人または<chiri2010-admin[at]lit.osaka-cu.ac.jp>宛にお送り下さい。
管理人または<chiri2010-admin[at]lit.osaka-cu.ac.jp>宛に自分の名前および登録するメールアドレスを記載してメールしてください。管理人により手動で登録を行います。
投稿したいメールを<chiri2010[at]lit.osaka-cu.ac.jp>宛に送ってください。
管理人または<chiri2010-admin[at]lit.osaka-cu.ac.jp>宛に自分の名前、変更前および変更後のメールアドレスを記載してメールしてください。管理人により手動で登録変更を行います。
管理人または<chiri2010-admin[at]lit.osaka-cu.ac.jp>宛に自分の名前および退会するメールアドレスを記載してメールしてください。管理人により手動で退会処理を行います。
※メールを送信の際は「[at]」を「@」へ置き換えてからお願います。
本教室の大場教授の案内によるまち歩きが、大阪市立住まい情報センターと共同で行われます。今回は、淀川沿岸を歩くことになります。同センター情報誌「あんじゅ」83号にて「水辺」をテーマとした企画の一環です。野外で実施される催しですので、問題はなかろうという判断です。コースについては、以下の通り、午前の部、午後の部の2ルートを連続して実施する予定です。
【大阪湾岸(安治川下流部)】
日時:4月8日(水)10:00~
集合:地下鉄中央線大阪港駅
大阪港駅(天保山)~天保山渡船~桜島駅~西九条駅~安治川河底トンネル~
河村瑞賢安治川紀功碑~九条商店街~九条駅(→終了後、地下鉄で天神橋筋六丁目駅へ移動)
【毛馬閘門周辺(淀川沿岸)】
日時:4月8日(水)午後(昼食休憩後)
集合:地下鉄堺筋線/谷町線・天神橋筋六丁目駅
天神橋筋六丁目駅~毛馬閘門~菅原城北大橋(淀川ワンド)~城北公園
若干名であれば、このまち歩きに同行することも可能とのことですので、参加希望の方は大場教授(oba [at] lit.osaka-cu.ac.jp)までご一報下さい。なお、ルートは今月末の調整により、一部変更になる場合があります。また、雨天の場合は4月15日(水)に予備日を設けています。
地理学野外調査実習I(2019)の報告書『つくる、みつける、商店街の価値―大阪・広島・岡山』が完成しました。学生たちが調査班を構成して、大阪、広島、岡山の各地の商店街を訪問しつつ、そこでの現状や課題を聞きながら、商店街の今後のあり方を考えて執筆しました。本報告書に関心のある方は、祖田(soda<at>lit.osaka-cu.ac.jp)までご連絡ください(<at>は@に置き換えてください)。
<目次>
第1 部 大阪の商店街
1‐1 花園本町商店街―近隣住民と繋がる取り組み―
1‐2 サンアレイ平野本町通商店街振興会―商店街活性と地域活性―
1‐3 千林商店街―日本一元気な商店街―
1‐4 ナインモール九条―戦前から賑わいを創出する商店街―
1‐5 文の里商店街―大都市で戦う商店街―
1‐6 庄内本通商店街―住宅地近接型商店街―
第2 部 広島の商店街
2‐1 れんがどおり―海軍ゆかりの呉の町で見せる工夫と発展―
2‐2 けん玉商店街―けん玉ワールドカップと外国人観光客の商店街―
2‐3 横川商店街―今と昔が交錯し多様な魅力があふれる商店街―
2‐4 江波商店街―組合員の若返りで再生を目指す―
第3 部 岡山の商店街
3‐1 岡山駅前商店街―他の商業施設との連携を活かした賑わい創出―
3‐2 町商店街―協同する8 つの商店街―
3‐3 倉敷本通り商店街―歴史と新たな感性の共存―
3‐4 奉還町商店街―多面的な取り組みによるコミュニティ構築―
第4 部 商店街の諸相
4‐1 商店街の状況と買い物難民問題
4‐2 アーケードと商店街の関係性からみるアーケード事業の展望
4‐3 商店街の魅力創生とSNS 活用
4‐4 商店街活性化のための催しと観光型商店街
『空間・社会・地理思想』の23号が発行されました。本号では、地理学教室の大学院生・大谷真樹さんの論文や学部生・徐尚佑さんの報告が掲載されているほか、特集では教室関係者・出身者らが寄稿しています。ぜひご覧ください。
<目次(抜粋)>
論文
大谷 真樹:日本統治期の朝鮮における水力開発事業の展開
報告
徐 尚佑 ・ 全 ウンフィ:ノガダになった土方―韓国における日雇い建設労働者の歴史的背景と現状に関する一考察
詳細は こちら をご覧ください。
下記の要領で、2020年度のガイダンスを行います。新2年生、新院生をはじめ、教室所属教員・学生の全員が集まる機会です。万障繰り合わせてご出席ください。どうしても出席できない場合は、事前に担当教員に連絡し、対処法を聞くようにしてください。
日時:2020年4月6日(月) 16:00~19:00
場所:高原記念館1階 交流室(ガイダンス)
学情センター1階 ツクルマ(新歓茶話会)
内容:教室ガイダンス+新歓茶話会
連絡先:祖田 soda [at] lit.osaka-cu.ac.jp([at]は@に置き換えてください。)
2020(令和2)年2月15日(土)、本学高原記念館で「2019年度卒論修論発表会」を行いました。本年度は、学部卒業予定者による卒業論文15篇と前期博士(修士)課程修了予定者による修士論文3篇の計18篇の報告が行われました。これまでの研究の成果をスライドにまとめて発表し、それぞれの発表後には在学生らから多くの質問がなされ、在学生は各自の学びをさらに深めることができました。
同窓会総会終了後には、田中記念館の「めたせこいあ」で恒例の予餞会が開かれました。予餞会では山野名誉教授による乾杯の音頭を皮切りに、卒業・修了予定者による進路報告、先生方からのコメント、そしてOB・OGの皆さまの近況報告を賜りました。お料理を囲みながら終始和気藹々とした雰囲気で世代を超えた交流を行うことができました。
発表会および予餞会にお越しくださいましたOB・OGの皆さまに深く御礼申し上げます。
(文責:3回生 板原虎ノ介 写真:2回生 川﨑汐璃)
2020年3月5日に予定されていた地域連携発表会は、新型肺炎流行の影響により、残念ながら中止となりました。ご注意ください。
2020年3月5日に地域連携発表会が開催されます。本教室からは、4年生の鴨河貴澄さんが和歌山日高川町での資料のデジタルアーカイブ化活動を、2年生の実習授業参加者が商店街調査の成果を、それぞれ報告する予定です。ふるってご参加ください。
日時:2020年3月5日(木) 13:00~16:30
場所:グランフロント大阪北館タワーB 10F
ナレッジキャピタル カンファレンスルーム(タワーB:Room B01)
主催:大阪市立大学地域連携センター
申込締切:2020年2月28日(金)
(定員に余裕がある場合は当日受付可能)
プログラム:
13:00~13:05 | 開会挨拶 |
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13:05~14:05 | 事例発表(3件) |
14:05~14:15 | 大阪市立大学の地域連携事業・活動について |
14:15~14:25 | 休憩 |
14:25~15:30 | 学生による地域連携事例発表(8件) |
15:30~15:35 | 休憩 |
15:35~16:15 | グループディスカッション および フリータイム |
16:15~16:30 | 学生による地域連携事例発表 表彰式、閉会挨拶 |
以下の予定で卒業論文発表会・同窓会総会・予餞会が行われる予定です。在籍学生は参加必須です。OBOGほか教室関係者の方々のご参加をお待ちしております。
日時:2020年2月15日(土) 10:20~
場所:大阪市立大学高原記念館(発表会)、 めたせこいあ(予餞会・懇親会)
<卒論発表>
10:20 | 地方におけるレインボーイベントを成立させうるファクタ ―奈良レインボーフェスタでの参与観察を経ての考察― 新 雄一郎 |
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10:40 | 土方で見る日本,ノガダで分かる韓国 徐 尚佑 |
11:00 | メガソーラーにおける農林漁村再生可能エネルギー法の運用と実態 ―軽米西・東ソーラーを事例に― 竹中 稜 |
11:20 | 大阪市浪速区における外国人住民と地域の共生 岡本 理子 |
11:40 | インバウンド観光を生かした地域活性化事業と通行人調査 ―大阪市西成区太子・山王地域を事例に― 武田 直之 |
12:00 | 中核市幸福度ランキング低位都市函館における市電路線網を核とした地域構造分析 吉田 拓真 |
<休憩>(12:20~13:00)
13:00 | 高架下空間の利用変化と課題 ―大阪環状線における「駅から始まる街づくり」の実態― 大住 みのり |
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13:20 | 衰退地域における住民主体のまちづくり ―兵庫県尼崎市南部地域を事例に― 福田 真由 |
13:40 | マンション立地に伴う中心商店街地域の再生過程 ―姫路市中心市街地を事例として― 福田 瑞月 |
14:00 | 保育所建設への反対と受容 ―東京都目黒区、千葉県市川市、兵庫県芦屋市の事例から― 市後 恭佳 |
14:20 | 常盤小学校区における子ども食堂の必要性と役割 栗田 汐里 |
14:40 | サードセクターのインターミディアリー機能とは何か ―東日本大震災の広域避難者支援の事例から 倉田 英法 |
15:00 | ふるさと婚活から見る地方自治体の婚活支援事業 宇山 美思 |
15:20 | 地域商店の商品流通から見る山間集落の多生業性 ―日高川上流寒川地区の150年― 鴨河 貴澄 |
15:40 | 変容する葬儀と死の受容 ―複数地域における活動団体からの考察― 村上 ひかる |
休憩(16:00~16:10)
<修論発表>
16:10 | 瀬戸内海島嶼地域におけるアートプロジェクトの展開と定着の諸相 ―香川県・小豆島の4つの実践事例 松井 恵麻 |
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16:40 | 日本統治期の朝鮮における水力開発事業の展開 大谷 真樹 |
17:10 | 大阪市における学校選択制の地理的検証 ―義務教育と公共選択論の関係から― 中西 広大 |
17:00 | 大阪市立大学地理学教室同窓会総会(→ 詳しくはこちらをご覧ください) |
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18:00 | 予餞会・同窓会懇親会(めたせこいあ:大阪市立大学田中記念館1Fのレストラン) |
20:00 | 二次会 |
以下の要領で教員を公募しています。ふるってご応募ください。
1.募集内容
准教授または講師 1名
2.採用後の所属
文学研究院・文学研究科・人間行動学専攻・地理学専修/文学部・人間行動学科・地理学コース
3.研究分野の内容
都市地理学
4.教育を含む職務内容(予定)
【教育】
・大学院・学部における専門分野の教育及び全学共通教育。
大学院:「人文地理学特殊問題研究II」「人文地理学特殊問題研究演習2」(准教授の場合)。
学部:「地誌学I」「地理学講読演習II」「地理学野外調査実習II」「地理学演習I」
全学共通教育:「都市の地理学」
・大学院・学部における研究指導
【研究】
・都市地理学に関する研究
・都市地理学分野における国際共同研究の推進
【その他】
・大学の地域貢献、国際交流にかかる業務
・大学運営にかかる業務。
[勤務地住所等]
大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138
[着任時期]
2021年4月1日
【締め切り】
2020年01月10日(金)消印有効
詳細はこちらをご覧ください。
大阪市立大学文学研究科(地理学専修)は2019年11月26日(火)から28日(木)日の間、オルタナティブ地理学東アジア地域会議(EARCAG)との共催で、第4回のジオポリティカル・エコノミー・国際ワークショップを開催しました。また、会議後の29日(金)から12月1日(日)までは沖縄県沖縄島においてスタディーツアーを実施し、20名以上の参加者が米軍基地問題の複雑性について知見を深めました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
本教室の水内俊雄教授が執筆、編集に携わっている『住吉公園 歴史探訪』の第5号が発行されました。下記サイトからご覧ください。
「住吉公園歴史探訪」第5号 - 大阪府営5公園ポータル いこいこ! おおさかの公園
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バックナンバー - 大阪府営5公園ポータル いこいこ! おおさかの公園
本教室の祖田亮次教授の編著書が出版されました。e-bookの先行発売です。冊子版は2019年12月に発売予定です。
Ishikawa, N. and Soda, R. Anthropogenic Tropical Forests; Human-nature Interfaces on the Plantation Frontier. (Advances in Asian Human-Environmental Research) Springer.
内容:マレーシア・サラワク州のクムナ川・タタウ川流域という地域ユニットに焦点を当て、そこで生じている人為的な景観改変のプロセスとそのローカル・グローバルな影響を、人-自然関係の観点から分析・考察した。人類学、地理学、地域研究、東南アジア史学、グローバル・ヒストリー、環境経済学、植物生態学、動物生態学、森林生態学、水文学、魚類学、地形学、およびライフサイクルアセスメントの専門家たちの共同調査・共同執筆により、自然科学と人文社会科学の知を融合させながら、熱帯雨林地域の今後を展望する。全639頁、5部構成、28章。
フライヤー(PDF)
2019年11月9日(土)に、滋賀県北西部における土地利用(とくに里山里湖利用とその変化)を主なテーマとしたフィールドトリップを行いました(参加者12名)。
はじめに百瀬川扇状地を訪れました(高島市マキノ)。百瀬川では、日本でも有数の明瞭な扇状地が形成されているところで、扇頂直下では水田が、扇央部では果樹園が広がる扇状地の特徴的な土地利用を実感することができました。扇状地のすぐ北側の山裾には別荘地が開発されていて、そちらも見学しました。マキノ地区には、これ以外にもいくつかの別荘地開発が行われています。
高島市周辺の山麓付近や休耕地には太陽光発電のためのソーラーパネルが点在していました。FIT制度の改正に伴って太陽光発電が各地で進められていますが、FITの制度設計や新たな土地利用のあり方はさまざまな問題を抱えていることも学びました。その後、マキノでは、メタセコイア並木を車窓から眺めながら移動し、道の駅で昼食をとりました。
昼食後は、高島市針江地区の「川端(かばた)集落」を訪れました。「かばた」とは、湧き水を炊事や飲料水に利用するためのシステムで、食器を洗う場としても利用されます。食べ残しや鍋の汚れなどは「かばた」で飼っている鯉が綺麗に処理してくれます。そうして「浄化」された水は琵琶湖へと流れていきます。安曇川扇状地の扇端部に位置する針江ならではの自然利用で、今も多くの家庭で「かばた」が使われています。今回はそんな針江の貴重な文化景観を、地元の方に解説していただきながらの見学でした。その途中で、湧水の試飲、川端を利用して作った豆腐、琵琶湖の淡水魚など、地域の味も堪能しました。
最後に安曇川の鳥趾状三角州を見学したあと、大津まで移動して親睦会を行い、教員、院生、学部生の垣根を越えて親交を深めました。
(2年生 川﨑汐璃・伊藤 航)
以前お伝えしました国際会議について再度お知らせします。プログラムの詳細が確定し、会議のフライヤーの最終版ができました。日本側作成版とドイツ側作成版の両方を掲示しておきます。皆さんの積極的なご参加を期待します。
Travelling Conference Osaka on Urban Transformations in Industrial Regions
日程 | 2019年11月18~19日 |
場所 | 大阪市立大学 学術情報総合センター |
主催 | Kompetenzfeld Metropolenforschung、大阪市立大学、龍谷大学 |
共催 | 大阪市立大学文学研究科地理学教室 |
本教室の教員として長年教鞭をとられた平野 昌繁 名誉教授(2003年退職)が、令和元年秋の叙勲「瑞宝中綬章」を受章されました(2019年11月3日)。心よりお祝い申し上げます。
卒業論文・修士論文の体裁に関する情報です。
締め切り日・時間には重々注意して提出してください。時間を間違える人が数年に1度現れます。卒業できなくなりますので、本当に注意が必要です。
さて、ここに掲載のテキストは便宜上、参考程度に掲載しているものですので、詳細に関しては以下リンク先のPDFファイルを参照してください。
ワープロ使用の場合は,別紙のようにA4版に,1頁(枚)につき800字前後になるように印刷する。字数は,文末に記入すること。マージンは上下30mm,左右30m,本文の活字12ポイントを使用。注,参考文献も同様の書式。頁数は下の余白にうつ。 手 書きの場合は,所定の原稿用紙を使用のこと。この場合の注は脚注である。以前の手書きの卒論を参考のこと。
提出時には,ファイルに綴じて提出,要領は事務室で確認のこと。図表なども,A4版で提出のこと。ただし大きい場合には折込みも可能。
ページ番号は,目次,本文,注,参考文献のみに中央下に通し番号で表示する。図,表などにはページ番号はふらないこと。
順序は,目次,本文(図・表は,引用個所近くに挿入),注,参考文献である。
分量については,本文,注,参考文献(図・表は除く)で,卒論は20,000字,修論は40,000字が目安である。この枚数に欠ける場合には,成績評価に影響することがある。
目次については,何年度提出卒業論文,タイトル,名前(学籍番号),章立て,そしてキーワードを5個必ずつけること。
注,参考文献,体裁については雑誌「地理科学」方式である。以下に添付のサンプルと,参考資料1を参照のこと。
章立ては,章:Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ…,節:1),2),3)…,項:(a),(b)(c)…とする。
卒論・修論提出マニュアルはこちら(PDFファイル・約150KB)
大阪市立大学文学研究科(地理学専修)は2019年11月26日(火)~28日(木)、オルタナティブ地理学東アジア地域会議(EARCAG)と共催で「東アジアの開発主義」をテーマに第4回のジオポリティカル・エコノミー・国際ワークショップを開催します。基調講演と特別講演は一般にも公開されます。ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
https://sites.google.com/view/earcag-gpe2019/
開催日 | 2019年11月26日(火) ~ 2019年11月28日(木) 09:00 - 19:00 |
開催場所: | 大阪市立大学学術情報総合センター1階、文化交流室 |
内容・プログラム: | 詳細はこちらをご覧ください。 |
申込方法: | 自由参加 |
参加費・受講料: | 公開講演以外のセッション発表を聴講したい方は1日あたり教員2200円、学生1100円を受付でお支払いください。 |
対象: | どなたでも |
申込先・問合せ先: | 文学研究科地理学専修 山﨑孝史 (earcag-gpe [at] lit.osaka-cu.ac.jp) |
主催者: | 大阪市立大学文学研究科(地理学専修)、オルタナティブ地理学東アジア地域会議(EARCAG) |
後援・協力: | 国際地理学連合政治地理委員会、ゲーテ・インスティテュート大阪・京都、人文地理学会、大阪市立大学都市研究プラザ |
詳しいプログラム等は、こちらをご覧ください。
2019年11月18~19日に、都市地理学的研究に関する国際会議が開催されます。
この国際会議は、ドイツ、韓国、および日本の三国間における産業都市の再編成を、都市地理学的に比較研究するものです。とくに、ドイツ・ルール地方の都市再生に中心的役割を果たしてきた「エムシャーパーク計画」を取り上げ、日本と韓国における関連する都市再生と比較します。そして、日本のベイエリアやリバーフロントにおける様々な取り組みなどを事例に検討し、相互理解を深めることを目指します。
この会議は地理学教室が共催となっております。本教室から水内俊雄教授が、また教室出身者のヨハネス・キーナー氏が登壇するほか、教室代表の大場茂明教授によるレセプションでの挨拶なども予定されています。
日程 2019年11月18~19日
場所 大阪市立大学 学術情報総合センター
主催 Kompetenzfeld Metropolenforschung、大阪市立大学、龍谷大学
共催 大阪市立大学文学研究科地理学教室
詳しいプログラム等は、こちらをご覧ください。
11月8日(金)に卒論中間報告会を行います。卒業予定の4年生はしっかり準備しておいてください。時間詳細は未定ですが、10:00前後に開始の予定です。追っての連絡をお待ちください。2~3年生もできる限り参加してください。
今回の大学院入試説明会は、2019年11月23日(土)に、「研究フォーラム」との二部構成で実施されます。
研究フォーラムでは、本教室の松井恵麻さん(修士2年生)も登壇予定です。ふるってご参加ください。
・日時:2019年11月23日(土)
第一部 文学研究科・研究フォーラム 12:30~14:30
第二部 文学研究科・大学院入試説明会 14:40~16:40ごろ
・会場:大阪市立大学 学術情報総合センター1F文化交流室
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/4572
2~3年生が中心となる「地理学野外調査実習I」の一環として、2019年9月28~29日に広島での調査を行いました(参加者8名)。今年度は大阪をはじめ、各地の商店街を調査しています。広島班は2つのグループに分かれ、広島市、呉市、廿日市市などの商店街を訪問しました。一部の学生たちは呉や宮島の観光も楽しみました。
2~3年生が中心となる「地理学野外調査実習I」の一環として、2019年9月8~9日に岡山での調査を行いました(参加者7名)。今年度は大阪をはじめ、各地の商店街を調査しています。岡山班は2つのグループに分かれ、岡山市や倉敷市などの商店街を訪問しました。成果報告書は2020年2月に印刷予定です。
『市政研究』204号(2019年夏季)が出版されました。本号では、特集「西成特区、釜ヶ崎、未来へのまち」が掲載され、本教室の水内俊雄教授や出身者ほかが執筆に関わりました。ぜひご覧ください。
http://www.osaka-shisei.jp/shisei/
『市政研究』第204号(2019年夏季)
<特集●西成特区、釜ヶ崎、未来へのまちづくり>
いまの釜ヶ崎をみるには一二〇年のスパンで・・・・・・ありむら潜
西成特区構想にかかわる議論経過-まちづくりビジョン有識者提言にいたるまで-・・・・・・白波瀬達也
インナーシティはジェントリフィケーションにどう向き合うか・・・・・・水内俊雄
西成区で「生活支援」を続けることの意味と課題・・・・・・尾松郷子
まちのポテンシャルと観光の二つの力-新今宮界隈と西成特区構想の今後にむけて-・・・・・・松村嘉久
<図書紹介>
釜ヶ崎の歴史を知る図書とデジタルアーカイブ・・・・・・谷合佳代子
本学で11月に開催される国際会議開催の続報です。
East Asian Regional Conference in Alternative Geography (EARCAG)
The 4th Workshop on the Geopolitical Economy of East Asian Developmentalism
Date: November 26 to 28, 2019
(Followed by a field trip to Okinawa from November 29 to December 1)
Venue: The University Media Center, Osaka City University, Japan
8月末が要旨提出の締め切りになっています。詳しくは更新済みの下記ウェブサイトをご覧ください。
https://sites.google.com/view/earcag-gpe2019/
来年度の前期博士課程(修士課程)の学生募集要項が配布されています。一般、留学生、社会人で、それぞれ異なります。ご注意ください。いずれの場合も、出願は必ず大学より配布している本書類で行ってください。
「一般」の方は、下記のURLをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/4398
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/admissions/graduate/exam_general
「外国人留学生特別選抜」を受験の方はこちらをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/4402
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/admissions/graduate/exam_international
「社会人特別選抜」を受験の方はこちらをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/4408
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/admissions/graduate/exam_adult
みなさんのふるっての受験をお待ちしております。
下記の予定で大阪市立大学のオープンキャンパスが実施されます。以下、文学部に関わる情報を掲載します。地理学コースの紹介もあります。お気軽にご参加ください。
開催日:8月10日(土)・ 11日(日)
内容:学部・学科説明会/ミニ講義・実験・体験実習・展示/個別相談会/在学生との交流会ほか
会場:杉本キャンパス
詳細:https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/admissions/session/2b9bly-1/index.html
注意:一部プログラムは事前申し込みが必要です。申し込みは こちら から。
2019(令和元)年6月22日(土)に地理学教室恒例の春季巡検を行いました。今年度、新たに迎えた2回生、編入生、研究生、大学院生を歓迎するため、「おおさか東線コース」と「阪急京都線コース」に分かれ、地理学野外調査実習Ⅱを履修する3回生9名とTAの院生2名が中心となり企画を進めました。教員や院生、研究生を含めた総勢41名が参加し、非常に賑やかなものとなりました。
「おおさか東線コース」では、大阪市平野区にあるプロムナード平野(旧南海平野線平野駅跡)の散策に始まり、さらに環濠集落であった旧平野郷の歴史を探るために全興寺や平野公園などの濠の跡をめぐりました。その後、シャッター街と化した商店街の活用を見るために布施の商店街へ赴き、若江岩田には住宅密集地の整備状況を見学しました。最後に、明治期の日本の治水事業の名残を見るため、毛馬の閘門・洗堰を訪れそのスケールの大きさに圧倒されました。
「阪急京都線コース」では、阪急・高槻市駅を始点として、路線バスとJR線および阪急線を利用し、各地を巡りました。はじめに、城下町・高槻を歩いたあと、城跡公園で解説をおこない、その後、淀川流域に点在する「段蔵」と呼ばれる倉庫を事例に水防施設のあり方について考えました。昼食をはさんで、JR岸部駅前で開発が進む「北大阪健康医療都市」を訪れ、まちづくりの様子を実際に見たあと、豊中市庄内地区の住宅密集地の様子を観察しました。最後に「三津屋商店街」に行き、商店街の関係者からお話を伺いました。その際、まちおこしとして行われる「ヤカーリング」を体験させていただき、非常に盛り上がりました。
巡検終了後は、淡路にて両コースが合流し、歓迎会を開催いたしました。おいしい料理と飲み物を堪能し、1日の疲れを癒しながら楽しいひと時を過ごしました。今年は気温が高く、にわか雨にも見舞われ、街歩きには少しつらい気候ではありましたが、非常に実りある有意義な1日となりました。
(文責 3回生 深田・板原)
おおさか東線コース
阪急京都線コース
懇親会
文学研究科では、今年度も6月22日(土)14:00から大学院入試説明会を開催します。事前予約不要ですので、文学研究科の前期博士課程・後期博士課程の受験をお考えの学部生や院生の皆さんは、ふるってご参加ください。
[説明会 日時・会場]
・日時:2019年6月22日(土)14時
・会場:大阪市立大学 1号館 127教室
交通アクセス・キャンパスマップ
[文学研究科大学院入試日程]
・9月入試の期日:2019年9月3日(火)、4日(水)
詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/archives/4258
説明会当日に参加が難しい方でも、個別にご相談に応じます。教室所属の各教員に直接メール等でご連絡いただくか、あるいは下記アドレスにお問い合わせください。
本教室の大学院生・松尾卓磨氏が報告者として登壇する研究会が、同志社大学で開催されます。ジェントリフィケーションとリノベーションをテーマに、若手研究者が興味深い報告を行う予定です。ふるってご参加ください。
テーマ:ジェントリフィケーション/リノベーション
報告者・題目:
■池田千恵子(大阪成蹊大学/大阪市立大学・特別研究員):
町家ゲストハウスの増加の要因と地域に及ぼす影響-京都市におけるツーリズムジェントリフィケーション-
■松尾卓磨(大阪市立大学・院):
メディアの言説と商業集積に着目した現代ロンドンのジェントリフィケーション研究
■長野 悠(明治大学・院):
ジェントリフィケーションの主語を問う-米国オレゴン州ポートランド市カリー地区の市民団体の取り組みから見えて来たこと-
日時:2019年7月13日(土)13:30~17:00
会場:同志社大学 今出川キャンパス良心館RY408
詳細は下記をご覧ください。
http://hgsj.org/reikaibukai/toshiken-no65/
http://www.economicgeography.jp/meeting/reikai/
主催:人文地理学会 第65回都市圏研究部会
共催:経済地理学会 関西支部
本教室の山崎教授が中心となり、教室主催で国際ワークショップを開催します。
会場は大阪市立大学学術情報センターです。また、沖縄へのフィールドトリップも予定されています。
発表者の募集が始まりましたので、お知らせします。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://sites.google.com/view/earcag-gpe2019
East Asian Regional Conference in Alternative Geography (EARCAG)
THE 4TH WORKSHOP ON THE GEOPOLITICAL ECONOMY OF EAST ASIAN DEVELOPMENTALISM
<1st call for abstracts (May 2019)>
https://sites.google.com/view/earcag-gpe2019/abstracts
本教室の水内俊雄教授がかかわってきた『住吉公園 歴史探訪』(第3号)が、6月1日に発行されました!(全4面)
https://www.facebook.com/iko2sumiyoshi/photos/a.336298133094093/2405667032823849/?type=3&theater¬if_t=page_post_reaction¬if_id=1559622954415492
大阪府営 住吉公園は明治6年に開設され、2023年に開設150年を迎えます。『住吉公園 歴史探訪』では住吉公園150年記念事業として、住吉公園の歴史をたどり、開設からどのような利用をされてどのように変遷を遂げてきたのか、悠久の歴史に想いを馳せる記事を中心に、冊子発行をしています。住吉公園管理事務所に置いてあります。ご覧ください。
大学院の授業の一環として、淀川流域の治水・利水の歴史を考えるためのフィールドトリップを行いました(2019年5月25日)。最初に京都・木津川周辺で天井川やデレーケ堰堤を見ながら、日本の河川における流砂の問題について学びました。その後、宇治川・天ケ瀬ダムと宇治橋周辺を歩きながら、水利用をめぐる上下流関係や扇状地の土地利用について考えました。その後、近鉄電車に乗って巨椋池干拓地を眺めつつ桃山御陵前で下車。伏見・酒蔵通り周辺で昼食をとった後、木津川・宇治川・桂川の三川合流地点に移動し、さくらであい館の展望台に登ると、木津川と宇治川の違いがはっきり見えて、明治初期にオランダ人技師がなぜ木津川に砂防堰堤を築いたのかが分かります。最後は、枚方・淀川資料館を訪問し、その近くでスーパー堤防を体感(?)した後、京橋で懇親会となりました。(案内:祖田亮次)
下記の要領で新歓巡検を行うことになりました。今年度は2つのコースに分かれて、懇親会で合流することになります。
【日時】 2019年6月22日(土)10:00~18:00ごろ
【概要】 今年度は2つのコースに分かれて巡見を行います。
☆ Aコース: おおさか東線沿線コース
集合場所: 大和路線平野駅 (谷町線平野駅とは違うのでご注意を)
交通費概算: 780円 (集合場所から起算)
テーマ (場所)
①旧自治都市の名残 (平野)
②町づくり (平野町ぐるみ博物館)
③商店街の変遷 (布施商店街)
④密集市街地の再開発 (若江岩田)
⑤大阪の治水 (毛馬の閘門)
☆ Bコース: 阪急京都線沿線コース
交通費概算: 1,000円 (自宅から集合場所までの交通費は含まれていません)
テーマ(場所)
①高槻市の歴史と文化 (高槻城跡公園)
②淀川流域の治水 (段倉)
③医療を核としたまちづくり (北大阪健康医療都市)
④密集市街地の再開発 (阪急庄内駅周辺)
⑤商店街の変遷 (三津屋商店街)
★新歓コンパについては、下記のように予定しております。
【時間】18:00~(予定)
【場所】追ってご連絡致します。
大阪で開催されるG20に先立って、U20(Urban20 メイヤーズ・サミット)というイベントが東京で実施されます。そのサイドイベントとして、国際シンポジウム「将来を見据えた包容力のあるまちづくり~Visionary Cities, Inclusive Cities」の開催が予定されています。本教室の水内俊雄教授も登壇することになりますので、関心のあるかたは奮ってご参加ください。
日時:2019年5月20日(月)午後1時~午後5時
場所:世界銀行東京事務所(東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階)
主催:世界銀行 社会・都市・農村開発・強靱性グローバルプラクティス(GSURR)、東京開発ラーニングセンター(TDLC)
後援:東京都
プログラムの詳細、登録等については、下記のサイトをご参照ください。
http://www.worldbank.org/ja/events/2019/05/20/visionary-cities-inclusive-cities
12:30 | 受付 |
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13:10 |
開会の辞、基調講演
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13:45 |
市長セッション
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15:00 | TECHNICAL SESSION 経済・空間・社会的に包容力のあるまちづくり |
パネルディスカッション1: 誰一人取り残さないまちづくり
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パネルディスカッション2: 都市の貧困層の機会向上をめざして
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17:00 | 閉会の辞
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2019年4月5日(金)に、新年度の教室ガイダンスと、新メンバーの歓迎茶話会が開催されました。ガイダンスは前年度同様、本学高原記念館で、歓迎会は新3回生が中心となって企画し、本年度は初めて学情1階の交流スペース「ツクルマ」で行われました。学生と教員の自己紹介も行われ、打ち解けた雰囲気の中で盛り上がり、垣根を越えて交流が深まりました。
本年度は2回生16名、編入生1名、前期博士課程1回生4名、後期博士課程1回生1名、研究生1名を迎えました。教室は例年にも増して多くの新たなメンバーを加え、喜ばしい新年度スタートとなりました。
(M1:若林萌・貫名隆洋)
本教室の教員・出身者が中心となって執筆した書籍(ブックレット)が出版されました。
水内 俊雄・福本 拓・コルナトウスキ ヒェラルド編 2019.『グローバル都市大阪の分極化の新たな位相――日本型ジェントリフィケーションの多様性』(URP「 先端的都市研究」シリーズ17) 大阪市立大学都市研究プラザ.
目次
第1章 | グローバル都市の最後のセーフティネットを担うのは何処?―サービスハブ論を導入して― (水内 俊雄・コルナトウスキ ヒェラルド・福本 拓・キーナー ヨハネス) |
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第2章 | 地力と磁力を活かしたまちづくりとサービスハブ―大阪市西成区北東部を例にして― (水内 俊雄) |
第3章 | 西成区新今宮駅南東地域におけるカラオケ居酒屋の激増とその地理的特質―中国人による商店街内での不動産ビジネスの展開― (王 佳儀) |
第4章 | 新華僑のビジネス動向と地域コミュニティへの波及効果―カラオケ居酒屋、民泊、福祉アパート経営の実態から― (陸 麗君) |
第5章 | 大阪市浪速区における外国人の増加と地域変容―人口動態の分析を通じて― (姚 亜明) |
第6章 | 日本語教育機関による留学生と地域共生の実践―浪速区のA 日本語学校の実践より― (姚 亜明) |
第7章 | マンション居住で急増する人口の都心回帰とその受容の実態―大阪市西区を例に― (若林 萌) |
第8章 | 空き家の改修と利活用によるレジリエントなコミュニティづくりに関する研究 (西野 雄一郎) |
第9章 | 関東・飯場調査 (水野 阿修羅) |
本文は、こちらからご覧いただけます。
下記の要領で研究会が開催されます。非会員でも聴講できます。奮ってご参加・ご周知ください。
日時:2019年4月13日(土)午後1時30分~4時30分
会場:大阪市立大学文化交流センター
大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階 大講義室
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda
<テーマ>
境界をめぐる実践―ボーダーコントロールとボーダーツーリズム
<趣旨>
国際的な政治地理学研究において境界研究は重要かつ注目される分野である。しかしながら、日本の地理学においては、政治地理学がそうであるように、ほとんど研究されていない。本研究会では、日英の若手国際政治学者を招き、欧米における移民規制という境界管理強化の実践と日本の対馬をめぐるボーダーツーリズムの展開を対比しながら、境界研究の現代的視座について考察を深めたい。
<発表者と発表>
ヴィッキー・スクワイア(イギリス・ウォーリック大学)
Governing migration through death: Bordering practices in the EU and the US
(死を通して移住を統治する―EUと米国における境界化の実践)
花松 泰倫(九州国際大学)
対馬・釜山ボーダーツーリズムの展開と境域社会の変容過程
※英語による発表には和文資料が、質疑応答には簡単な通訳がつきます。本研究会の詳しい内容については政治地理研究部会ホームページ(http://polgeog.jp/studygroup/)をご覧ください。
<基金>
科学研究費補助金 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化B)
「東シナ海島嶼をめぐるトランスボーダー地政学の構築」
(研究課題番号:18KK0029、研究代表者:山崎孝史)
<連絡先>
山崎孝史(大阪市立大学)
E-mail: yamataka [at] lit.osaka-cu.ac.jp
[at]は@に置き換えてください。