文学部を知りたい人のための市大授業
―ひらけゆく世界 みえてくる人間―


□ 最新の市大授業やオープンキャンパスの情報はこちら経由でご覧いただけます。

上に戻る

文学部 市大授業(平成21年4月29日実施)の様子



大阪市立大学大学院文学研究科・文学部は、大学における授業の雰囲気や学内の様子を、高校生をはじめ大阪市立大学に関心を持つ人々にひろく体験してもらうために、平成21年4月29日(祝)に、春季の「文学部を知りたい人のための市大授業」を開催しました(理学部の「数学や理科の好きな高校生のための市大授業」と同時開催)。当日は、文学研究科長自らが高校生のみなさんを歓迎いたしました。

また、学術情報総合センター(図書館等)見学も実施しました。なお、学情見学の詳細はこちらをご覧ください。

上に戻る

第1時限 午後1時00分〜午後2時30分

◆仲原 孝 教授  講義タイトル:哲学のおもしろさ



哲学とは、どういうことを研究する学問なのか。哲学を学ぶことで、どういうメリットが得られるのか。哲学ってものすごく難しそうだけど、哲学を学ぶおもし ろさって何なのか。──高校では学ばない「哲学」という学問について、オープンキャンパスなどで必ずたずねられる、こうした素朴な疑問について、わかりや すく解説します。ソクラテスやニーチェなどの実例をまじえながら、過去の偉大な哲学者たちは、何に疑問をいだき、何を考えていたのか、といったことについ ても、具体的に説明していきます。

上に戻る

◆山口久和教授  講義タイトル:偽善者劉備の仮面を剥ぐ−思想史から見た『三国志』−

講義概要:小説『三国演義』では、蜀の先主劉備は漢王室の簒奪をたくらむ魏の曹操に対抗した正義の英雄という風に描かれています。しかし劉備の生い立ちやその 行動には理解しがたい点が多々あります。本講義では中国思想史の視点から正史『三国志』を読み解きながら、劉備のような偽善者を生み出した当時の社会と思 想について明らかにしてみたいと思います。

上に戻る

◆谷 富夫教授  講義タイトル:カルト宗教にご用心!

講義概要:「カルト」という言葉をご存知ですか? カリスマ指導者が率いる小規模教団のことです。1995年に地下鉄サリン事件を起こした「オウム真理教」。教祖が 女性信者に性的暴行を加えて大問題になった「摂理」。そして「統一教会」というしにせのカルトは、今も世界のどこかで「集団結婚式」という儀式をあげて見 ず知らずの男女を大量に夫婦にしています。――皆さんはまるで別世界のこととお考えかもしれませんね。しかし、サリンをまいた慶応大医学部卒の林郁夫医師 は、かつてはどこにでもいる、つまりとくに信仰などは持たない、あなたたち同様の高校時代を過ごしたのでした。逆に言えば、あなたも「林医師」にならない とも限らない。この講義は、誰もがカルトに洗脳される可能性を潜ませた現代社会をみつめ、リスク回避の方法を考える社会学講義です。


上に戻る

第2時限 午後2時40分〜午後4時100分

◆文学部学生とのフリートーキング

講義を聴いたあと、高校生の皆さんは、先輩と楽しく語り、未来の自分に思いをはせました。


上に戻る