月刊「広報」(日本広報協会)2009年10月号の取材を受けました。
2009年度の上方文化講座は、三大名作シリーズの最終回として『仮名手本忠臣蔵』に取り組みました。講座は8月26日(水)~28日(金)の三日間、例年通り本学学術情報総合センター10階大会議室を会場に行われました。受講生は、学生50名と抽選で選抜された市民100名。遠方から参加する市民受講生の居住圏はさらに広がりを見せ、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、愛知、三重、岐阜、広島、福岡に及びました。
講師陣および授業内容は以下の通りです。
授業日程
○8月26日(水)
(1)赤穂義士劇の系譜(久堀裕朗)
(2)『仮名手本忠臣蔵』解説(久堀裕朗)
(3)切腹の文学史(小林直樹)
(4)近世大坂の芝居と身分社会(塚田孝)
○8月27日(木)
(1)『仮名手本忠臣蔵』〔六段目〕講読(久堀裕朗)
(2)浄瑠璃の言語(丹羽哲也)
(3)『仮名手本忠臣蔵』──太夫・三味線の芸
(竹本津駒大夫・鶴澤清介)
(4)『仮名手本忠臣蔵』──太夫・三味線・人形の芸
(竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)
○8月28日(金)
(1)フランス人が真似た日本の文楽(小田中章浩)
(2)伍子胥から見た中国の復讐物語(松浦恆雄)
(3)桐竹勘十郎師に聞く──実演をまじえて(桐竹勘十郎)
(4)文楽の至芸──太夫・三味線・人形、三業一体の舞台
(竹本津駒大夫・鶴澤清介・桐竹勘十郎)