大阪の地理
http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/geo/mizuuchi/japanese/2010_class/osaka_chiri_2010.htm
1:4月07日 地図や写真からみた大阪市大と杉本町 地名の歴史
2:4月14日 藩政村 杉本村、山之内村を歩く ミニ巡検
3:4月21日 大坂の絵図から、歴史的大阪の空間構造を読み解く
第1回レポート課題発表(4月23日 本webにて)
4:4月28日 フィールドワークのため、室内講義はありません。
5:5月12日 フィールドワークの講評
6:5月19日 明治の都市発展のキー、城下町より近代都市へ
7:5月26日 近畿地方の降雨、治水、河川
8:6月03日 阪急の沿線地域開発の新手法
9:6月10日 昭和13年の大阪市のプロモーションフィルム
10:6月17日 大大阪の都市計画と社会政策
11:6月23日 戦時の都市と戦災
第2回レポート課題発表(6月23日 本webにて)
12:6月30日 フィールドワークのため、室内講義はありません。
13:7月7日 都市の戦略爆撃と戦災復興
14:7月14日 戦災復興の光と影
第3回レポート課題発表(7月14日 本webにて)
テーマ:戦争、戦災表現を考える
戦災にあった地区と非戦災の地区を訪問し、次いで戦争/戦災の資料博物館である大阪国際平和センター(ピースおおさか)訪問し、展示のあり方を検討するのが、レポート課題である。
課題1
戦災にあった地区と非戦災の地区は、ピースおおさかの最寄り駅のJR & 地下鉄森ノ宮駅の東西にある。1948年の空中写真で、Aが戦災地区、Bが非戦災地区である。それの現代の地図で場所を確認してほしい。ピースおおさかは、両図に図示したとおりである。レポート内容は、下記を参照。
課題2
ピースおおさかでは、入館する時は、入口の右手にある事務所に立ち寄ること。この文書(クリックしてダウンロード)を印刷して、学部回生氏名を記入し、学生証とともに見せること。無料入場となり(大人250円が無料)、入館パス(入館章)をもらって(礼儀正しく)入館すること。この入館パスで館内外、自由に出入可。ねらいは、1991年の開館以来20年たち、展示リニューアルを考えているが、大学生の目で、どのような展示リニューアルが考えらえるか、記述してほしいというのが、一番大きなレポート課題である。
【ピースおおさかの館の構成】webサイト http://www.peace-osaka.or.jp/
2階展示室A(大阪の空襲と人々の生活)、1階展示室B(15年戦争)、3階展示室C(平和の希求)、映像コーナー、図書室から構成され、ほかに資料検索システム、オリジナルグッズ、戦跡めぐりと観光モデルコース、なども用意されている。
【ピースおおさかの現状と今後の展示のあり方】
@入館者の7割以上が小中学校の児童生徒、こどもに分かりやすく伝えられるような展示のありかた、A関連して、学校教育の内容と連動しながら、さらに深く学べるような展示のありかた、B同時に、大人、外国人でもよりよく学べるような展示のあり方として、20年前の企画コンセプトの現代での通用性の問題と、3つの展示室のテーマ内容にもとづく個々の資料の妥当性(歴史観とも関連して)、改変の必要性の有無、Cあるいはテーマの追加はないのか、といった視点で、率直な意見を書いてほしい。レポート結果はピースおおさかさんにお渡しするので、心して書くこと。
【レポートの視点】
課題1に関しては、上述の戦跡めぐりとは少々異なる視点で戦災の有無を確認してもらうことと、戦後の戦災復興事業の効果を確認してもらうものである。この視点はピースおおさかには入っていないので、あえてこのミニトリップを行ってもらう。AとBの違いは歩いただけ、見ただけでも明らかに異なるので、何が異なるのか、雰囲気の違い、かつては同じBのような雰囲気であったのが、大きな違いができたことの実感を文章にしてほしい。250字〜300字で書くこと。
課題2については、展示の長所の指摘も含めて、リニューアルや展示の強化について、あるいは展示以外の仕掛けづくりなどについて、全体について網羅的な意見よりは、館の構成や展示のあり方のいくつかのポイントに的をしぼって書いてほしい。400字〜600字で書くこと。
ただしなかなか視点が絞りきれないことも事実であるので、たとえば、小学4年生を引率する担任の教員の目からみての館への期待や要望、改善点を書いてみるとか、海外の同学年の若者を案内するという立場で見たとき、あるいは、小中学生のときに見学に来たことがあり、そのときの思いでや印象がその後の自分の戦争観、戦災観にどのような影響を与えたのか(大阪府下70%くらいの小学校が見学に訪れているという実績)、また自分の将来と関わる卒論テーマなど想定して、専門的な目からこうした展示方法をとったらどうかとか、照明、音響のあり方とかでの意見を出して見るとか、あるいは館のリニューアル委員に大学生として選ばれて意見をのべるという立場に立って見るとか、レポートを書くだけというよりは、なんらかのリクエストやスタンスをもって書いてみるという方法もとってもらえれば、視点が定まることと思われる。
2つの課題あわせて、650字以上、900字以内で叙述を行うこと。課題1については、今回はベストショット2枚の写真の提出は義務づけない。
地域に迷惑をかけることにもなるので、もし課題1で写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけて欲しい。課題2では写真撮影は不可。
メールで次のアドレスに送ること osaka.chiri@gmail.com @は全角なので、半角に直して送信あて先に使用すること。
必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本」(山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)
本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと
なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。
デジタルカメラでの添付写真のファイルサイズは小さいほうがありがたい。携帯の場合は、逆に小さいとみえにくいので、大き目のサイズ、640×480のサイズがいちばんいいかと。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構。
メールでの提出期日は,8月9日(月)の午前11時とする。受領のメールは次々回の受講時までに行う。受領メールがない場合には、次回講義時に確認する。
どうしてもメール提出が不可能な場合には, 8月9日(月)の午後3時までに、文学部棟260室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出すること。
テーマ:戦前期の私鉄沿線における代表的な郊外開発である遊園地と邸宅地の現在を探訪する
調査地区候補群:
1.現在の堺市:浜寺公園と浜寺邸宅地 2.現在の神戸市:住吉の邸宅地
3.現在の芦屋市:六麓荘の邸宅地 4.現在の京都市:琵琶湖疎水と北白川邸宅地
5.現在の奈良市:あやめ池遊園と菖蒲池邸宅地
すべて大正末期から昭和戦前期に開発されたエリアである。どれかひとつ選ぶこと。着眼点は、6月23日の授業で紹介するが、各地区の下記の地図および、資料については必ず読んで出かけること。地図は現在のものは用意していないので、各自地図を買うかコピーしてから行くこと。
戦前期において、地域開発という点からはもっとも作りこまれた、資本の投下された場所であり、光と影という観点からは、「光」の郊外の代表的な邸宅地区である。ただし1と5は遊園地とセット、4は琵琶湖疎水とセットで、2、3は、規模が大きく、邸宅地のひとつひとつも大きいので、遊園地とのセットはない。
着眼のポイントは、共通に存在する邸宅地の現状をどのような視点で観察するか、また遊園地やそれに匹敵する近代の都市的名勝景観の描写にある。近代都市の品格のようなものをどのようにかぎ取るか、観察者みなさんの表現力を期待する。高品質な邸宅や邸宅地域を保ってゆくことはなかなか難しいが、それが景観的にどのように現れているかを、チェックしてほしい。背景については、資料を最低限参照してほしいし、ネットでもいろんな情報が入手できる。
地図と資料のダウンロード
1.浜寺 地図 資料 浜寺公園は別途情報を入手し着眼点を調べておくこと
2.神戸住吉 地図 資料 資料をよくよんで、エリア全体を確認すること
3.六麓荘 地図 資料 資料をよくよんで、エリア全体を確認すること
4.北白川 地図 資料 琵琶湖疎水、とくに南禅寺境内は訪れることを勧める。これについても別途情報を入手し、着眼点を調べておくこと。
5.菖蒲池 地図 資料 浜寺公園は別途情報を入手し着眼点を調べておくこと
400字以上、500字以内で叙述を行うこと。またベストショット2枚の写真は必ず添付すること。
地域に迷惑をかけることにもなるので、写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけて欲しい。
メールで次のアドレスに送ること osaka.chiri@gmail.com @は全角なので、半角に直して送信あて先に使用すること。
必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本」(山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)
本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと
なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。
デジタルカメラでの添付写真のファイルサイズは小さいほうがありがたい。携帯の場合は、逆に小さいとみえにくいので、大き目のサイズ、640×480のサイズがいちばんいいかと。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構。
メールでの提出期日は,7月5日(月)の午前11時とする。受領のメールは次々回の受講時までに行う。受領メールがない場合には、次回講義時に確認する。
どうしてもメール提出が不可能な場合には, 7月5日(月)の午後5時までに、文学部棟260室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出すること。
テーマ:河港都市大阪、水都大阪を、中之島とその周辺で味わってみよう!!
江戸時代の地図と明治の地図(下記からダウンロード)をよく見比べながら、土地利用の変遷と現景観から江戸や明治の大阪の系譜がどのように感じ取られることができるか、ツアーミニレポートを書いてもらうという課題である。巡検対象地については、現代の地図をダウンロードして参照のこと。4月21日の授業で使用した、1840年の大坂絵図についても、下記からダウンロードできます。
着眼のポイントは、明治時代1895年の地図で、赤線で囲まれた施設から1箇所、青線で囲まれた施設から1箇所、現存の橋1箇所、今なくなっている橋1箇所について、計4箇所について、150字から250字でその状況を叙述すること。全体では、600字以上1000字以内の課題となる。
記述内容の必須事項として、必ず赤線、青線については、江戸時代の土地利用と、現代の土地利用との関連に触れること。その歴史の遺産がもし発見できれば、必ず記述のこと。橋については、なくなっている橋については、現在の状況について記すこと。残っている橋については、その橋の景観的な状況などについて書くこと。いずれも1895年時点での施設名を記した上で、所定の字数での叙述を行うこと。またベストショット2枚の写真は必ず添付すること。
なお受講生が多く、地域に迷惑をかけることにもなるので、写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけて欲しい。
地図のダウンロード
持参する地図は各自DLすること、下記の4枚である。印刷は精細モードで。必ず地図の画面を右クリックして、ダウンロードしてから、そのファイルを印刷することを勧める。
中ノ島ミドル 江戸時代1842年 中ノ島ウェスト 江戸時代1842年 中ノ島 明治時代1895年
調査範囲についての現代の地図 大阪全体 江戸時代
1840年ごろ
なお、今回の地区にアクセス方法として、下記の交通機関も参照のこと。
http://www.rihga.co.jp/osaka/map/index.html
提 出 方 法
メールで次のアドレスに送ること osaka.chiri@gmail.com @は全角なので、半角に直して送信あて先に使用すること。
必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本」(山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)
本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと
なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。
デジタルカメラでの添付写真のファイルサイズは小さいほうがありがたい。携帯の場合は、逆に小さいとみえにくいので、大き目のサイズ、640×480のサイズがいちばんいいかと。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構。
メールでの提出期日は,5月10日(月)の午前11時とする。受領のメールは次々回の受講時までに行う。受領メールがない場合には、次回講義時に確認する。
どうしてもメール提出が不可能な場合には, 5月10日(月)の午後5時までに、文学部棟260室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出すること。