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表現文化コース(学部) 授業案内


2007年度 前期 表現文化コース提供科目 (*は非常勤講師)

表現文化基礎演習1 高島葉子

表現文化学に関する基本的文献(日本語及び、英語)を読み、文化研究の対象と方法について学ぶ。毎回の授業の前半は、英語文献の精読を行う。後半は、日本語の文献に関して担当者に報告してもらう。担当者はレジュメの作成、論点の解説、関連文献の紹介等を要求される。

テキスト:授業時に指示。
参考書:授業時に指示。

文化理論 荒木映子

表現文化は、映画やアニメやファッションや現代演劇や童話や、何か楽しくて楽なことをやるところと思っている人が多いようだが、このような分野が成立するに至った背景を知り、個々の対象を論じるための視点や理論を予め知っておく必要がある。そうでなければ、領域横断的なこの新しい分野の全体的な輪郭がつかめないまま、趣味的にある対象を取り上げて単なる解説をすることしかできないことになるだろう。そこで、ポピュラー文化を中心にすえて、フランクフルト学派の大衆文化批判から、構造主義、記号論を経て、ポストモダニズムのポピュラー文化に至るまでを勉強し、基本的な概念や思考の方法を習得することを目標とする。

テキスト:ドミニク・ストリナチ 『ポピュラー文化論を学ぶ人のために』(世界思想社)
参考書:授業中に指

表象文化論2 海老根剛

本講義のねらいは、映像作品の考察や分析のため基礎作りです。対象としては主に映画作品をとりあげることになりますが、ビデオやテレビなどの分析にも不可欠な映像リテラシーの習得にも役立つはずです。具体的な授業形態としては、毎回、いくつかの作品から特定の場面を選んで上映し、その場面の特徴やそこで用いられている技法を考察しながら、映画の多様な側面に光を当てていきます。また、それらの考察を通して、映画の分析に不可欠な基礎概念の導入も行います。この講義ではみなさんにまず多くの作品に触れてもらい、映像作品を考察するための言葉を獲得してもらうことが目標です。したがって、受講者の積極的な参加が求められます。なお、第一回の授業の前に見ておいてもらう映画作品を掲示で伝えますので、受講希望者はかならず掲示をチェックしてください。後期開講の「表現文化演習2」の受講希望者は、この講義を受講しておくこと。

テキス:なし。
参考書:適宜紹介する。

比較表現論1 小田中章浩

演劇について考えるためには、個々の舞台や作品に注目するだけではなく、それらを全体としての大きな流れ(演劇史)の中に位置づけることが必要となる。この講義では、古代ギリシャから二十世紀に至る西洋演劇史を概観する。それによって「悲劇」「喜劇」「ドラマ」といった概念や、劇場や演出技術の発展について理解してもらう。必要に応じて日本の伝統芸能との比較演劇史的な考察も試みる。

テキスト:プリントを配布する。
参考書:多岐にわたるため、教室で指示する。

表現文化演習1 浅岡宣彦

主として、ボリス・ウスペンスキイ著『構成の詩学』(芸術テクストの構造と構成的形成のタイポロジー)を参考にして芸術作品の構成要素(内的視点と外的視点、枠構造など)を検討する。可能な限り、具体的な作品を取り上げて検証する。

テキスト:適宜、資料をプリントで配布する。
参考書:ボリス・ウスペンスキイ著『構成の詩学』(芸術テクストの構造と構成的形成のタイポロジー)(川崎浹ほか訳)、法政大学出版部、叢書・ウニベルシタス

表現文化演習3 野末紀之

この演習では、言語による作品を読み、分析するための基本的な方法を学ぶ。受講者に頻繁に報告してもらう。

テキスト:プリント配布
参考文献:授業中に指示する。

表現文化演習6 荒木映子

表現文化で卒業論文を書く4回生を対象に、テーマや文献の探し方から、論じ方、具体的な書き方までを勉強する。受講生は、最初の授業で、何を取り上げる予定か発表すること。

テキスト:とち木伸明『卒論を書こう』(三修社、第2版)

表現文化特講1 増田聡

学術的なポピュラー音楽研究の視点と方法論を論じる。音楽学、文化社会学、メディア論、カルチュラルスタディーズなどの諸理論を概観すると共に、ロックやクラブ・ミュージックなどの複製技術時代の音楽を考える上での基礎的な論点を提示し、現代の都市音楽文化へアプローチするための視角を学ぶ。

テキスト:増田聡 『聴衆をつくるー音楽批評の解体文法』(青土社)

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