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表現文化コース(学部) 授業案内


2006年度 後期 表現文化コース提供科目 (*は非常勤講師)

表現文化基礎演習2 高島葉子

講義内容:表現文化学に関する基本的文献(日本語及び、英語)を読み、文化研究の対象と方法について学ぶ。毎回の授業の前半は、英語文献の精読を行う。後半は、日本語の文献に関して担当者に報告してもらう。担当者はレジュメの作成、論点の解説、関連文献の紹介等を要求される。

テキスト:授業時に指示。
参考書:授業時に指示。

文化理論 海老根剛

この講義では表現文化コースでこれから学ぼうとする学生を主な対象に(他コースの学生も受講可)、文化の学としての「表現文化学」に含意されている文化概念を概説し、今日の文化現象を考察するためのいくつかの視点を紹介します。全体は大きく分けて三つの部分からなる予定です。まず、現在も日常的に使われている「文化」という言葉がヨーロッパでになってきた意味の歴史的変遷を簡潔にたどり、それが日本語に導入された経緯を確認します。つぎに、19世紀的な文化概念の20世紀における変容を「文化」と「自然」および「技術」(科学)との関係において考察します。加えて20世紀的ポピュラー・カルチャーの歴史的前提にも触れるつもりです。最後に、現代の文化現象をメディア、ジェンダー、グローバライゼーションとの関係において考察する予定です。導入科目なので表現文化コース二回生はかならず受講すること。

教科書 特になし。
参考書 随時紹介する。

表現文化演習2 三上雅子

かつては探偵小説としてのみ考えられていた江戸川乱歩の作品は近年、モダン都市の様々な問題―都市の拡張、大衆文化の勃興、近代都市における人間関係ーを描いた小説として再評価が進んでいる。彼の初期短編作品を中心に、乱歩の世界に表現された近代都市の空間について考える。なお題材としては小説以外に乱歩作品の映画化されたものを扱う。

テキスト:授業中に適宜指示。
参考書:授業中に適宜指示。

表象文化論演習3 野末紀之

講議内容 この演習では、「言語は身体をいかにして表現してきたか」というテーマから、いくつかの文学作品の表現を分析する。

表現文化演習4 ヨコタ村上孝之*

「現代日本マンガ・アニメ研究」
現代日本のコミックスは、その膨大な出版部数や、国内外に対する文化的影響力という点において、きわめて重要なメディアとなっている。本講義ではこれを隣接メディアである文学、アニメ、テレビ・ドラマや映画などとも比較しつつ、「ポスト・モダン」と呼ばれるメディアとして位置づけ、その視覚的テキストとしての特徴を分析し、かつ現代社会における意義を考察する。オタク的なものと現代文化のかかわり、それとコミック、アニメとのつながりについてもに考察することになろう。マンガについての講義だが、講義自体がマンガ(漫談?)ではないので、勘違いしないように。コミックスと文化理論の両方に強い関心と学習意欲のある学生の参加を望む。

テキスト:『マンガのポスト・モダン』(仮題。2005年、筑摩書房、出版予定。追って詳しい指示を出す)
参考書:授業中に指定する。

表現文化演習5 小田中章浩

上演を想定した戯曲の読み方。シェイクスピア、モリエールからイヨネスコ、ベケットに至る西洋の劇作家の作品(翻訳のあるもの)を取り上げ、これらの作品の上演のあり方についての理解を深める。入手可能なものについてはビデオも利用する。テキストは授業時に指定する。。

テキスト:授業時に指示する。
参考書:必要に応じて教室でに指示する。

表現文化演習6 荒木映子

表現文化コースで卒業論文を書くために、具体的な論文にあたりながら、アプローチの方法、論文の組み立て方などについて学ぶ。

テキスト・参考書:追って指示。

表現文化特論1 増田聡

学術的なポピュラー音楽研究の視点と論法について論じる。大衆文化論・文化社会学・メディア論・カルチュラルスタディーズなどの諸理論を概観すると共に、ロックやクラブ・ミュージックなど複製技術時代の音楽についての基礎的な論点を提示し、現代の都市音楽文化へアプローチするための視角を学ぶ。

表現文化購読2 小田中章浩

演劇に限らず、映画、ファッション、グルメ、旅行、歴史、学術研究、各種ホームページといった、幅広い文化的な表現に関わる基礎的なフランス語を読む。テキストは特に指定せず、また受講者による要望にも可能な限り応える。さらに受講者が関心を抱いている分野について、受講者(または受講者のグループ)にリサーチならびに報告を行ってもらい、各人の関心を共有した上でフランス語を読む力を付ける。

テキスト:プリントを配布する。
参考書:参考文献、URL等は教室にて指示する。

ロシア文化論 浅岡宣彦

19世紀ロシア文学を素材に、決闘、賭博、娼婦、ジプシーなど、いくつかの諸相でロシア文化の特徴を検討する。決闘の場面、賭博の場面などを取り上げた映像を適宜紹介し、文学を構成している社会背景を探る。

テキスト:適宜、資料をプリントで配布する。
参考書:Yu. ロートマン著 『ロシア貴族』(桑野隆他訳)筑摩書房、R. ヒングリ−著『19世紀ロシアの作家と社会』(川端香男里訳)中公文庫、1984年、山田勝著『決闘の社会文化史』北星堂、1992年、ほか。

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