個別セミナー

第17回個別セミナー【都市周縁研究会】


日時:2013年11月25日(月)15:00~17:00
会場:大阪市立大学経済学部棟2階第4会議室

【報 告】
張元皓(ソウル市立大学)
「ソウルの都市開発の歴史と特徴」
田保顕(大阪市立大学UCRC研究員)
「英語教育と韓国社会」


第16回個別セミナー【中国都市史セミナー】


日時:2013年11月10日(日)14:00~18:00(終了予定)
会場:大阪市立大学経済研究所棟1階 野村記念室
主催:頭脳循環プログラム
共催:中国近世近代史研究会/近世大坂研究会
   都市文化研究センター比較都市文化史研究会

【報告1】
巫仁恕(中央研究院近代史研究所)
「乾隆朝地方物品消費与収蔵的初歩研究:以四川省巴県為例」
コメント:伍躍(大阪経済法科大学)

【報告2】
梶谷 懐(神戸大学大学院経済学研究科)
「習近平政権下の都市化(城鎮化)政策-現状と課題-」
コメント:野村 親義・上野 雅由樹(大阪市立大学文学研究科)

【討論】


第15回個別セミナー ミニシンポジウム
「前近代中国の都市性をめぐって-宋元時代を中心に-」


日 時:2013年9月21日(土)午後1時~6時
場 所:大阪市立大学経済研究所棟2F521演習室

1.平田茂樹(大阪市立大学)「前近代中国の都市性とは?」
2.高橋弘臣(愛媛大学)「南宋の臨安―行在・宋代の都市・江南の都市としての―」
3.久保田和男(長野高専)「北宋の開封の都市性」
4.渡辺健哉(東北大学)「元の大都の都市性」


第14回個別セミナー【中国近世近代史研究会】
中国都市史セミナー「中国周縁の都市を考える」


日時:2013年9月7日(土)15:00~18:00
会場:大阪市立大学文学部棟2階236室

【報 告】
辻高広「清末、江西省の都市発展と釐金徴収」(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)
井上徹「民族反乱鎮圧後の戦後体制と城郭都市―広東羅定州の創設」(大阪市立大学文学研究科教授)

【コメント】
永田拓治(阪南大学専任講師)


第13回個別セミナー【第15回関西比較中世都市研究会】


日時:2013年8月2日(金)18:30~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター 大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)

【報 告】
仁木 宏氏(日本中世都市史・大阪市立大学)
「15・16世紀京都における「都市文書」-ストラスブール国際シンポの準備報告-」

都市における支配・被支配関係、権益保護や権益をめぐる裁判、都市住人の相互規制・保護など、広義の都市生活、都市文化にかかわる文書を総称して「都市文書」とよぶ。中世京都においては、土地領主(貴族・寺社)、商人座・職人座などが「都市文書」を作成・保管した。15世紀になって地縁的共同体が機能を強化すると、「町人」は自らを律する法(町掟)を作成したり、「町人」相互の生業内容を保障する文書を書いたりするようになる。また公権力(幕府)が「町」宛に法令を発給するようになる。 日本中世においては、国家ではなく「権門体制」が都市を支配している。権力は都市に介入する意志が弱く、都市におけるさまざまな問題は第一義的には都市住人の組織の中で解決されていた。こうした都市社会のあり方が、日本中世における「都市文書」の少なさの要因ではないか。日本には自治都市は「ない」が、実際には多くの問題は自分たちで解決していたのではないか。

【コメント】
山田雅彦氏(西欧(フランドル)都市史・京都女子大学)


第12回個別セミナー【第14回関西比較中世都市研究会】


日時:2013年7月26日(金)18:30~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター 大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)

【報 告】
嵩井里恵子氏(西洋史・大阪市立大学)
「歓待施設(施療院)からみた中世・近世初期のパリ社会」

慈善・救済活動は中・近世ヨーロッパ都市社会における貧困概念や貧民・周縁集団を映し出す鏡として、重要な考察対象の一つとみなされてきた。都市の秩序化、階層化の過程の中で周縁的空間の問題が挙げられるとき、貧困・救貧問題は中世後期以来重要な都市問題として語られていくことになるからである。中世パリに関してもB.ゲレメクやS.ファーマーらの研究がそうした課題を追究してきた。
その一方で、近年、様々な聖俗の組織・施設によって担われた慈善・救済活動の実態を社会的紐帯のあり方や宗教的心性という視点からとらえ、その歴史的意義を提示する試みがなされている。本報告では、慈善・救済活動の重要な一部を担った歓待施設(施療院)が都市社会において展開した具体的活動の全体像を明示し、歓待施設のあり方から中世・近世初期パリ社会の特徴を探っていきたい。

【コメント】
三枝暁子氏(日本中世史・立命館大学)


第11回個別セミナー【第13回関西比較中世都市研究会】


日時:2013年5月31日(金)18:30~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター小セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)

【報 告】
綿貫友子氏(日本中世流通史・大阪教育大学)
「日本中世の湊津支配をめぐって ―修築と管理を主に―(仮題)」

中世日本の湊・津については、船が停泊し、人や貨物の積み降ろしが行われる水上交通・流通の拠点として、地理的位置が概ね特定されてはいるものの、そこを舞台に生じた相論との関わりで支配の状況が追究されている事例などを除けば、未解明な部分が多く、湊津自体の施設の実態や維持、管理がどのように行われていたのかについては、基礎的なことがらでありながら史料的制約も多く、十分な検討がなされていない。沿岸部開発にかかる史料を再検討し、港湾の修築やその維持、管理に関する所見を挙げ、研究の可能性を探りたい。

【コメント】
山崎覚士氏(中国都市史・佛教大学)


第10回個別セミナー【第2回都市文化研究セミナー】

再考「大坂・アジア・都市」

日時:2013年3月9日(土)13:30~17:00
会場:大阪歴史博物館4F第2研修室

「アジア海域世界と中世日本」
日本中世社会に中国や朝鮮の影響が強くおよんでいたことはもはや常識のように語られる。一方で、中世史研究の中で、これをとりあつかうのは「外交史」という範疇でしかない。アジア海域世界の影響が具体的にどのように中世日本に影響を与えたのか、さまざまな角度から検討をくわえたい。

【報 告】
榎本 渉氏(国際日本文化研究センター)
「中世東シナ海航路を守る神-海域で生成・伝播する航海信仰-」
中島楽章氏(九州大学)
「16世紀、東アジア海域の変動と日本列島-豊臣政権と福建ネットワーク-」

チラシはこちら


第9回個別セミナー【第12回 関西比較中世都市研究会】

報告:長谷川 恵氏(ドイツ中世史・ミュンスター大学)
「中世後期ドイツにおける都市祭礼の市民化のプロセス -シュトラースブルク、および日本(京都、堺)における事例の比較分析を通して-」

コメント:河内将芳氏(日本中世都市史・奈良大学)

日時:2013年3月1日(金)18:30~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター・小セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)


第8回個別セミナー【第1回都市文化研究セミナー】

再考「大坂・アジア・都市」


「前近代の大坂」
古代の難波宮、中世の四天王寺・渡辺津などの実態が現在、どこまで明らかに
なっているのか。それらの存在が、それぞれの時代の国家、社会構造のなかでど
のような意義をもっていたのか。こうした視点から、近世以前の「大坂」の場の
もつ意味を明らかにする。

報告:古市 晃氏(神戸大学)「難波宮と古代国家」
大澤研一氏(大阪歴史博物館)「宗教都市の時代 中世大阪」

日時:2013年2月16日(土)13:30~17:00
会場:大阪歴史博物館2F第1会議室

チラシはこちら


第7回個別セミナー(2012年度第3回都市周縁研究会)

「大阪が壊れるとき」


棄て置き・外郊外化・再高級化――空間を分離し差別する機械とする都市の論理は人々の生活になにをもたらすだろうか。ジャック・ドンズロ『都市が壊れるとき』ニール・スミス『ジェントリフィケーションと報復都市』の翻訳者を招いて大阪の未来を考える。パリ郊外の暴動と釜ヶ崎をつなぐものはなにか?

宇城輝人(福井県立大学)
原口剛 (神戸大学)
川野英二(大阪市立大学)

2013年1月26日(土)午後1時半から5時
於 大阪市立大学高原記念館 学友ホール


「大阪が壊れるとき」ポスター


第6回個別セミナー(第11回 関西比較中世都市研究会)

「唐宋代の夜市」
報告:塩 卓悟氏(唐宋代食文化史・大阪市立大学)


坊市制や犯夜の禁などによって国家に管理・統制された唐の都長安は、商業発展にともなって、唐代後半以降、次第にそれらが解体され、大きな変容をとげていく。その中で登場してきたものの1つが夜市とされる。一方、商業や庶民文化が発達し、都市規制の弛緩した北宋の都開封や南宋の都臨安においては、夜市は大いに発展をとげたとされる。本報告では、唐宋代の食文化の中心でもあった夜市をとりあげることによって、唐宋代の都市制度や食文化の変容について検討していく。


コメント:木村容子氏(イタリア中世史・大阪市立大学)


日時:2012年12月7日(金)18:30~21:30
会場:大阪市立大学文化交流センター・大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)



第5回個別セミナー

2012年度第2回都市周縁研究会
合評会 ロベール・カステル著 『社会問題の変容』をめぐって

現代のフランス社会学を代表するロベール・カステルの主著『社会問題の変容』
(ナカニシヤ出版)がこのたび翻訳刊行されました。
出版を記念して、訳者の前川真行先生をお招きし本書の合評会を開催します。
合評会では、ほぼ同時期に翻訳刊行された、ジャック・ドンズロ『都市が壊れる
とき』(人文書院)訳者の宇城輝人先生にもご報告をお願いしています。
奮ってご参加ください。

訳者: 前川真行(大阪府立大学)
報告者: 宇城輝人(福井県立大学)
報告者: 川野英二(大阪市立大学)

時間 6月22日(金) 17時30分開始
場所 大阪市立大学文学部棟2階 社会学実習室


第4回個別セミナー

2012年度第1回都市周縁研究会
タイトル「フランスにおける柔道実践と『文明化の過程』―パリ郊外の柔道場のフィールドワークから」
報告者 磯直樹 (一橋大学/フランス国立社会科学研究院博士課程・UCRC研究員)
時間 5月11日(金) 18時開始
場所 社会学実習室


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