土屋貴志の論文

土屋貴志の論文 Academic Papers

(注記のないものは単著)

「人間理解をめぐる問題──マックス・シェーラーの人間理解に寄せて」(学部卒業論文)1985年3月

「わたしたちのありかたについて」(修士論文)1987年3月

「『倫理に関するエゴイズム』の論駁をめぐって」『杉野女子大学・杉野女子大学短期大学部紀要』第26号(1989年12月)pp.119-136

「種差別か、しからずんば能力差別か?──ピーター・シンガーはいかにして障害新生児の安楽死を擁護するか」『哲学の探求』第20号(全国若手哲学研究者ゼミナール発行、1992年12月)pp.35-50

「『シンガー事件』の問いかけるもの」加藤尚武・飯田亘之編『応用倫理学研究II』千葉大学教養部倫理学教室、1993年3月、pp.324-348

「『シンガー事件』後のシンガー──『実践的倫理学』第2版における障害者問題の扱い」『プラクティカルエシックス研究』千葉大学教養部倫理学教室、1994年3月、pp.135-146

「『シンガー事件』と反生命倫理学運動」『生命倫理』第4巻第2号(通巻第5号)、1994年10月、pp.45-49

「『バイオエシックス』と『生命倫理』の間で──日本における生命倫理学の導入と現状」『人文研究』(大阪市立大学文学部紀要)第46巻第5分冊、1994年12月、pp.51-69

「『生まれてこなかったほうがよかったいのち』とは──障害新生児の治療停止を支える価値観」浅井美智子・柘植あづみ編『つくられる生殖神話──生殖技術・家族・生命』制作同人社、1995年1月、pp.157-193

「生命の『置き換え可能性』について──P. シンガーの所論を中心に」『人文研究』(大阪市立大学文学部紀要)第47巻第1分冊、1995年12月、pp.63-84

「食べることはどのように倫理の問題になるのか」早川聞多・森岡正博編『現代生命論研究』(国際日本文化研究センター共同研究「生命と現代文明」報告書、日文研叢書9)、国際日本文化研究センター、1996年1月、pp.157-178

「生命倫理学(bioethics)の成立史の日米比較研究」『研究助成報告論文集(第7回)』上廣倫理財団、1997年3月、pp.139-154

「『生殖』をめぐる『自己決定』考──生殖技術と家族」『倫理学年報』第46集、1997年3月30日、pp.261-265

「『bioethics』から『生命倫理学』へ──米国におけるbioethicsの成立と日本への導入」加藤尚武・加茂直樹編『生命倫理学を学ぶ人のために』世界思想社、1998年1月、pp.14-27

「インフォームド・コンセント」佐藤純一・黒田浩一郎編『医療神話の社会学』、世界思想社、1998年1月、pp.217-241

「『安楽死』論序説」『人文研究』(大阪市立大学文学部紀要)第50巻第1分冊、1998年12月、pp.25-49

「倫理的判断の正当化と合理性」『文部省科学研究費(基盤研究(c)(2))「西洋哲学における理性の概念と科学的合理性の関わりについての研究」(研究代表者・小林道夫・大阪市立大学文学部教授)研究成果報告書』1999年3月、pp.51-58

「Why Japanese doctors performed human experiments in China 1933-1945」『Eubios Journal of Asian and International Bioethics』10 (6) [November 2000], pp.179-180

「ニュルンベルク・コードの誕生(1)」『人文研究』(大阪市立大学文学部紀要)第52巻第1分冊、2000年12月、pp.25-42

「『臓器売買』容認論の倫理学的検討──臓器提供を増やすことは至上目的か」岸本武利監修、瀬岡吉彦・仲谷達也編『腎移植の医療経済』東京医学社、2001年6月、第5章、pp.63-83

「日本軍が行った人体実験はなぜ『悪い』のか・序論(上)」『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第2巻第1号、2001年10月、pp.54-64

「医療に対する民主的統制──米国における成果と限界」関西倫理学会編『倫理学研究』第32号、2002年4月、pp.13-23

「『倫理委員会』の起源と問題点」(白井泰子氏との共著)『厚生科学研究費補助金ヒトゲノム・再生医療等研究事業「遺伝子解析研究・再生医療等の先端医療分野における研究の審査及び監視機関の機能と役割に関する研究」(主任研究者・白井泰子)平成13年度総括・分担研究報告書』2002年4月、pp.35-40

「日本軍が行った人体実験はなぜ『悪い』のか・序論(下)」『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第2巻第2号、2002年5月、pp.30-39

「『bioethics』と『生命倫理』──人体実験論を中心に」小泉仰監修、西洋思想受容研究会編『西洋思想の日本的展開──福沢諭吉からジョン・ロールズまで』慶應義塾出版会、2002年9月、第3部第3章、pp.154-174

「設置目的から見た日本の倫理委員会」『厚生労働科学研究費ヒトゲノム・再生医療等研究事業「遺伝子解析研究・再生医療等の先端医療分野における研究の審査及び監視機関の機能と役割に関する研究」(主任研究者・白井泰子)平成14年度総括・分担研究報告書』2003年4月、pp.13-18

「In the Shadow of the Past Atrocities: Research Ethics with Human Subjects in Contemporary Japan」『Eubios Journal of Asian and International Bioethics』13 (3) [May 2003], pp.100-101

「Provisions for Review of Genetic Research in Japan」『Eubios Journal of Asian and International Bioethics』13 (4) [July 2003], pp.127-130

「米国のbioethics諮問委員会の系譜──大統領委員会まで」『人文研究』(大阪市立大学大学院文学研究科紀要) 第55巻第1分冊、2004年3月、pp.33-52

「医療倫理学と保健医療社会学」『保健医療社会学論集』(日本保健医療社会学会) 第14巻2号、2004年3月、pp.1-8

「なぜ『被験者保護』なのか──歴史的観点から」『厚生労働科学研究費ヒトゲノム・再生医療等研究事業「遺伝子解析研究・再生医療等の先端医療分野における研究の審査及び監視機関の機能と役割に関する研究」(主任研究者・白井泰子)平成15年度総括・分担研究報告書』2004年4月、pp.7-12

「The Imperial Japanese Experiments in China」Ezekiel J. Emmanuel, Christine Grady, Robert A. Crouch, Reider K. Lie, Franklin G. Miller, David Wendler 編『The Oxford Textbook of Clinical Research Ethics』Oxford University Press, 2008, Chapter 3, pp.31-45

「Japanese Doctors' Experimentation, 1932-1945, and Medical Ethics」(Jing-Bao Nie [聶精保], Lun Li [李倫] 氏との共著)、Robert B. Baker and Laurence B. McCullough 編『The Cambridge World History of Medical Ethics』Cambridge University Press, 2009, Chapter 53, pp.589-594

「軍事医学研究はどこまで特殊か──戦争と医学研究倫理」玉井真理子・大谷いづみ編『はじめて出会う生命倫理』有斐閣、2011年、第14章、pp.293-311

「歴史的背景」笹栗俊之・武藤香織編『医学研究』(シリーズ生命倫理学第15巻)丸善出版、2012年、第1章、pp.1-23

「ヘルシンキ宣言の成立」『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第16巻第1号、2015年11月、pp.22-39

「『医学的無益性』の問題点」櫻井浩子・加藤太喜子・加部一彦編著『「医学的無益性」の生命倫理』山代印刷出版部、2016年10月、第8章、pp.137-150

「日本の医学犯罪隠蔽に関する米国への謝罪要求論文」『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第17巻第1号、2016年11月、pp.11-18

「倫理学するのに倫理思想研究は(なぜ、どこまで)必要か」(依頼論文)、関西倫理学会『倫理学研究』第48号、2018年6月、pp.47-55

「戦中の反人道的軍事医学研究──駐蒙軍冬季衛生研究」井上悠輔・一家綱邦編著『医学研究・臨床試験の倫理 わが国の事例に学ぶ』日本評論社、2018年9月、第2部 Part 2, Case 5、pp.90-106

「日本国公認学校道徳教育と人権教育──『特別の教科 道徳』で人権教育が行えるわけ」『唯物論研究』149 号、2019年11月、pp.18-31


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