文学部を知りたい人のための市大授業
―ひらけゆく世界 みえてくる人間―


□ 平成24年秋の文学部市大授業は、10月8日(月・祝)に開催されました。

2012年秋 市大授業プログラム

第1時限 午後1時〜午後2時10分

木村 義成 講師 「空間をデザインする ―街づくりと地図―」

「どこにお店を建てればいいのでしょうか?」、「どこに道路を通せばいいのでしょうか?」、「どこに公園を造ればいいのでしょうか?」。街づくりでは、「どこに?」という視点が重要になります。また、街づくりでは、街をどのようにデザインするか考えるときに「地図」を利用します。昔から街づくりでは地図が不可欠でした。最近は、コンピューター上で2次元の地図はもちろんのこと、3次元の地図を作成することにより、街づくりのデザインが可能となっています。市大授業では、街づくりで地図がどのように利用されているか、最新技術を紹介しながら説明します。

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福島 祥行 教授  「わたしのきもちはつたわりますか?」

このきもちをどういえばいいのかわからない、いいたかったことがつたわらない、あのひとのこころがみえない……。いいえ、そんなことはありません。ちゃんときもちはつたわります。もちろん、占いや超能力なんかじゃありません。ぼくらがふつうにやっていることです。コミュニケーションにかんする研究が、そのことをあきらかにしてくれます。この授業では、コミュニケーションの研究を概観したうえで、勉強や会議なんかの日常生活にたいする応用の可能性についておはなしします。ところで、授業もコミュニケーションのいっしゅですから、みなさんもコミュニケーションを実感していただくことになるでしょう。

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仁木 宏 教授  「信長の安土 秀吉の大坂 ―天下人の城と城下町を究める―」

織田信長、豊臣秀吉といえば、テレビドラマや小説にしばしば登場しますが、その実像はどんなだったのでしょうか。彼らは、中世から近世へと大きく歴史を動かしました。彼らの城づくり、町づくりには、政策や権力者としての特徴、さらには人格さえ表現されているといえるでしょう。現在、研究の世界では、古文書や軍記だけでなく、古地図・屏風絵や発掘調査、フィールドワーク、地中レーダー探査まで駆使して、安土・大坂の城と城下町の様子を解明しつつあります。考古学、歴史地理学、図像学など多彩な学問分野との共同作業によって新しい歴史像を解明してゆく、大学での歴史研究の最前線を紹介しましょう。

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第2時限 午後2時20分〜午後4時

文学部学生とのフリートーク!!

文学部での学生生活を思いっきり楽しんでいる学生さん達がたくさん駆けつけてくれて、受験勉強や大学での勉強、クラブ活動、就職などについて、みなさんの相談に乗ったり、最新情報を参加者のみなさんに伝えてくれたりしてくれました。時間を忘れて先輩と楽しく語ることで、大学生になった未来の自分をリアルに想像してみることができたかもしれません。参加者のみなさんがいずれも満足そうに帰宅の途に着かれたことが、フリートークが充実した時間であったことを物語っていたのではないかと思います。

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