言語応用学専修は、言語活動や言語情報の様々な側面とその影響、あるいは効果について研究します。また、英語教師を目指そうとする学生も歓迎します。
  担当教員の研究領域は、比較文献学、コーパス言語学、認知言語学、言語習得論、文法論・意味論、言語学応用研究と多彩です。学生は、このうちのいずれかを専門の研究領域とする教員を研究指導者として選び、言語について様々な面を学ぶことができます。

   
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言語応用学専修提供科目
言語応用学 言語応用学研究T 関茂樹教授
英語を中心にして、機能的な観点から文における情報構造と情報伝達の仕組みについ て講義する。最新の言語理論とともに伝統的な文法論の成果を取り入れ、基本的な方法論の理解を深めることを目的とする。同時に、さまざまなジャンルのテキ ストの読みを通して、文の構造と情報伝達機能の双方をバランスよく考察できるような能力を身につけることを目標とする。
言語応用学 言語応用学研究演習1 関茂樹教授
基本文献を通して、文の構造と意味の対応関係が個別の言語でどのように反映されているかを考察する。同時に、個別言語の分析から得られた知見をもとに、諸言語に共通と考えられる情報伝達の一般的な特性を、新しい言語理論の成果を取り入れながら検討する。
言語応用学 言語応用学研究U 井狩幸男教授
最近脚光を浴びるようになった認知言語学の分野の中で研究者の高い関心を集めてい る人間と言語の間の関係を考察する。具体的には、言語獲得のメカニズム、失語症患者の言語処理、脳内言語処理、コンピュータと人間の言語処理の違い等、認 知科学で扱われる問題を取り上げ、従来の言語研究とは異なった視点から、言語の本質に迫る。
言語応用学 言語応用学研究演習2 井狩幸男教授
言語情報処理に関する認知科学関係の論文を読み、言語情報の基盤である言語形式と意味を、言語を運用する人間との関係において深く考察するよう求め、さらに、心理言語学、コンピュータ科学等の観点から分析させる。
言語応用学 言語応用学研究V 山崎雅人教授
アジアの言語を中心とした言語学的観点に立って、さまざまな視点からの研究方法を理論的に考察・研究する。
言語応用学 言語情報学研究演習3 山崎雅人教授
言語応用学 言語応用学研究W 田中一彦教授
言語資料の意義について講じた後、ことばを認知的に概観したとき、どのような新事実が得られ、これまで構築不可能であったいかなる議論が展開されうるかを、旧来の常識と比較しながら考える。
言語応用学 言語応用学研究演習4 田中一彦教授
言語応用学 言語応用学総合研究T、U 関、井狩、山崎、田中
1年次には、修士論文作成のために必要な理論、文献、議論構築法などについて指導し、論文作成のために必要な知的基盤を強化する。
2年次には、論文作成の過程をみながら、学術的な記述の方法、術語の適切な使用法、先行研究の扱い方、アイデア提示の仕方などについて指導し、論文完成へ導く。
学生はその研究テーマに応じて、いずれかの教員の指導を受けるものとする。