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昭和28(1953)年度
- 陶詩五言を中心として見たる絶句成立の一要因について
昭和29(1954)年度
- 文芸と政治について -魯迅を中心に-
- 中国研究に対する疑問 -インテリ層の役割-
昭和31(1956)年度
- 野草を中心としての魯迅批評
- 曹禺の「原野」について -曹禺の近代性についての一考察-
- 中国語における名詞の分類について
昭和32(1957)年度
- 白蛇伝について
- 趙樹理文学の研究
昭和33(1958)年度
- 趙樹理の文学
- 日本に於ける大陸政策の一裏面史 -日清戦争以降、辛亥革命まで-
- 魯迅のヒューマニズム
- 中国文学と蕭軍 -蕭軍とヒューマニズムと社会主義リアリズム-
昭和34(1959)年度
- 杜甫の生涯
- 人民文学にあらわれた山西陝西方言について
- 儒林外史の語学的研究
- 葉紹鈞の童話研究
- 漢語音韻試論 -史的音韻論展開の基礎探求-
- 試論・中国中古音韻について -万葉字音仮名を素材として-
- 「阿Q正伝」論
昭和35(1960)年度
- 趙樹理研究 -実践者の文学-
- 茅盾 -その文学道路-
- 丁玲の選んだ道
- 「老残遊記」の作者とことば
- 李白の道教的性格について
昭和36(1961)年度
- 現代漢語方言比較
- 根拠地文学の旗手としての趙樹理
昭和38(1963)年度
- 史記太史公自序試論
- 文学革命論 -とくに胡適を中心として-
- 魯迅の思想の流れを追って
昭和39(1964)年度
- 老舎の文学 -「離婚」「駱駝祥子」を中心にして-
- 江戸時代の翻案文学について -中国小説の再構成の技法-
- 艾青論
- 曹禺の劇作方法 -「雷雨」「日出」「蛻変」「明朗的天」を中心にして-
- 奴隷と奴隷性 -魯迅における奴隷感-
昭和40(1965)年度
- 阮籍小論
昭和41(1966)年度
- 梁啓超の「小説界革命」
- 老舎の初期の四小説 -「老張的哲学」「趙子曰」「離婚」「駱駝祥子」における登場人物-
- 現代中国語法の発展
- 「文芸講話」誕生の背景 -その生まれた必然性-
- 白居易 -その作風と思想-
昭和42(1967)年度
- 毛沢東詩詞小論
昭和43(1968)年度
- 柔石作家研究
- 形象思惟論批判
- 周作人と白樺派を中心とする日本文学
- 魯迅に就いて述ぶ
- 伯夷列伝
昭和44(1969)年度
- 趙樹理研究
- 現代漢語規範問題について
- 三国演義における諸葛孔明
- 郭沫若の歴史劇
昭和45(1970)年度
- 魯迅試論
- 魯迅と「野草」
- 茅盾「霜葉紅似二月花」
昭和46(1971)年度
- 学問とは何か・人間とは何か・中国とは何か
昭和48(1973)年度
- 文芸講話について
- 中国現代文学における大衆化論に思う
- 食生活から見た紅楼夢
- 中国の民間故事について
- 毛沢東思想と現代中国
昭和49(1974)年度
- 墨子の思想
- 文化大革命と批林批孔運動
- 目連変文について -その仏教と孝との交錯-
- 中国新文学運動史の中でわたしの考えてみたかったこと
- 中国語に於ける叙実型述語と含意動詞の問題について
昭和50(1975)年度
- 蘇東坡における歎きとその処理についての私的考察
昭和51(1976)年度
- 李清照の伝記と作品について
- 賈島小論
昭和52(1977)年度
- 現代中国語の肯定と否定
- 魯迅と革命
昭和53(1978)年度
- 丁玲の変遷
- 孤独者について
- “就”の機能
- 擬声語・擬態語 -日本語と中国語の比較-
- 魯迅文学論
- 朱子の論語解釈に於ける若干の問題
昭和54(1979)年度
- 陶淵明の生涯と作風
- 離騒試論
- 殺狗記の用韻に反映した明代呉方言
- 廈門・広州時代の魯迅について
- 中国西南諸民族における転生説話
- 中国における孟子評価の変遷
- ‘个’と数詞‘一’の脱落について
- 傷逝論
昭和55(1980)年度
- 中国古代音楽に対する一考察
- 補文をとる動詞の意味素性について
昭和56(1981)年度
- 〈重刊老乞大諺解〉内の音系 -「給」について-
- 正義からみた韓非の法思想とその権
- 曹禺の〈雷雨〉〈北京人〉にみられる中国の社会
- 教養小説「倪煥之」
昭和57(1982)年度
- 「四世同堂」の中の日本人
- 岑参の辺塞詩について
- 史記世家の構成
- 学校文法の成立と発展
昭和59(1984)年度
- 寒山艶詩攷
- 古代中国に於ける『孝』概観 -諫争を中心として-
- 「吶喊」の登場人物について
- 汉语里的近义词研究 -关于手的动作-
昭和60(1985)年度
- 顔真卿の人と書
- 章学誠に於る歴史の存在構造
- 「三国史演義」における占星術について
- 杜甫「三吏・三別」について
- 漢字排列の考察
- 張天翼の童話研究 -「大林和小林」「宝葫芦的秘密」を中心に-
- 蕭紅「生死場」にみる世界
- 关于‘这’与‘那’
- 中国の索引について
昭和61(1986)年度
- 李賀の秋
- 閩語戯文明刊《茘鏡記》与順治刊《茘枝記》之比較研究
- 中国における時間意識 -李大釗の「時」を中心に-
- 天台智顗の一念三千説による諸法実相観について
昭和62(1987)年度
- 『上海的早晨』における「上海語」の研究
- 新しい話劇の探索 -高行建の試み-
- 巴金作『寒夜』の考察
- 『吶喊』『彷徨』論
- 薛宝釵論
- 李清照の詞について
- 沈従文の「郷下人」について
- 民謡・民話の中のチベット族 -チベット人民の階級闘争-
- 袁宏道論 -その思想と文学について-
- 丁玲 -在延安前期の希望と苦悩-
昭和63(1988)年度
- 蕭紅像「生死場」を読んで
- 中国語の擬音語について
- 『茶館』と老舎に関する雑感
- 『音韻須知』における反切改良について
平成1(1989)年度
- 諶容 -その女性像を中心として-
- 李国文の「月食」について
- 遇羅錦の恋愛と文学
- 杜牧 -彼の中の「江南」の存在について-
- 『三国志平話』と『三国演義』
平成2(1990)年度
- 『列子』の享楽主義思想について -揚朱篇を中心に-
- 崑曲『十五貫』の改編について
- 新楽府と正楽府 -その相違-
- 王充の孔子観 -「問孔篇」を中心に-
- 丁玲文学の変遷 -『莎菲女士の日記』から『水』へ-
- 日本語「ている」「てある」形の中国語での表現について
- 『西遊記』における人物像 -孫悟空を中心に-
- 臥龍のつかんだ雲
- 形声字にみる漢字の特性
- 『家』に見る巴金の世界
- 蕭紅 -その生涯に即して-
平成3(1991)年度
- 竹林の七賢 -その人生と存在-
- 「情念の女 魚玄機」 -私解・魚玄機詩集-
- 『菜根譚』が日本で読まれた理由について
- 豊子愷 -その初期作品に見られる「孩子気」について-
- 中国人はなぜ日本人よりもよく喋るか
- 蕭紅 -『呼蘭河伝』に見る人格形成と作風について-
- 『管子』における政治、経済論について
- 人物描写から見た『子夜』
- 二つの『平妖伝』
- 副詞“就”の研究
平成4(1992)年度
- 中国語の名形詞についての一考察
- 章学誠の「主観的読解」について
- 宇宙を方向づける存在としての“気”
- 中国語のモダリティ -推量の表現を中心に-
- 『水滸伝』の“悪玉”論 -高俅について-
- 未完の「夜歌」
平成5(1993)年度
- 『彷徨』論
- 明清の功過格の道徳的価値観について
- 杜牧の七言絶句について -その光と影-
- 中唐の詩人李賀 -幻想的な詩の世界について-
- 「西遊記」人物論 -沙悟浄について-
- 中国語の一部の動詞の動詞句とその変形形式について
- 春梅論 -西門家での位置を中心に-
平成6(1994)年度
- 「八月の郷村」
- 唐詩における自然描写について -王維の『輞川集』を中心に-
- 血盆経の誕生 -その隠された意味-
- 西王母という存在について
- 『詩』に見る歌垣の諸相
- 副詞“只”の限定用法について
- 元雑劇の関羽像
平成7(1995)年度
- 丁玲と『我在霞村的時候』
- 「得」に導かれる程度補語について
- 新語について
- 中国異類婚姻譚の世界
- 七番目の金蓮、孫不二
- 中国書道史における米芾
- 太平天国の乱について
- 本草と仙薬
- 孔子の孝
- 『伍子胥列伝』と『伍子胥変文』
平成8(1996)年度
- 氏号「夏」の解釈について
- 劉向『説苑』における「説話文学」の意義
- 複合方向補語について
- 民衆の祖先崇拝 -中元、盂蘭盆による一考察-
- 『聊齋志異』の幽霊と蒲松齢
- 月の陰陽
平成9(1997)年度
- 封神演義の人物とその魅力
- 中国語オノマトペについて -擬音表現を中心に-
- 古代中国人の救済観
- 医学と道教 -五臓六腑を中心に-
- 日中両言語における顔の表情と感情表現 -その認識と伝達-
- 荘子随想
平成10(1998)年度
- 日本語の連用修飾語に関する中国語の品詞対応について
- 「梁山泊興亡物語」としての『水滸伝』 -宋江を中心として-
- 孫不二探源
- “動詞+在+賓語”の文型について
- 入門・初級用教科書の現状と問題点
- 中国纏足史研究
- 蒲松齢を満たした『聊齋志異』の作品世界
- 『紅燭』の『紅豆篇』におけるアメリカ詩の影響とその色彩について
- 『子不語』にみる袁枚の工夫と認識
平成11(1999)年度
- 詠懐詩にみる阮籍像
- 孔融の批判精神について
- 王家衛論
- 楊貴妃の生涯
- 中国の外来語について
平成12(2000)年度
- 海をわたった現代日本大衆文化 -台湾「哈日族」と対日感情-
- 「南京大虐殺論争」における「否定派」の論理
- 三国志の亡国君主、愚帝劉禅と暴君孫皓の再評価
- 竈神信仰について -中国・沖縄・奄美の比較-
- 沖縄の墓地風水
- 羽人論 -羽人から僊人へ-
- 文化大革命以降の中国前衛芸術について 芸術家黄鋭と「星星画会」
- 『封神演義』について -史実から小説へ-
- 中国語の色彩語について
- 『三国志演義』の正閏論 -荀彧を中心に-
平成13(2001)年度
- 『白蛇伝』と中国伝統演劇の「写意」
- 古龍の武侠小説における「殺し」を使った演出について
- 王安石『老子』注小考
- 唐の文人の陶磁鑑賞 -越州窯青磁について-
- 『三侠五義』について
- 文天祥の詩と志
- 近代中国『張君勱』の生涯と思想に関する考察
平成14(2002)年度
- 中国の雑技 -獅子舞を中心に-
- 中国の虎観 -『太平広記』を中心に特色をみる-
- 東巴教における水と鶏の神性について
- 中国文化におけるバラのシンボリズム
平成15(2003)年度
- 中国の「桃」と日本の「桜」
- 蕩冦志の世界
- 現世と冥土の往来
- 中日同形語の比較研究
- 中国語における外来語についての考察 -音訳語を中心に-
- 近世中国語における時間語と時間観 -『警声通言』を通して-
- 〈流星花園〉が台湾・中国に与えた影響
- 田壮壮の『小城之春』についての一考察 -田壮壮の現代社会に対する不安-
平成16(2004)年度
- 程小青が生み出した名探偵霍桑、彼は何故中国社会に受け容れられたか?
- 中国文学史の中のイヌ像
平成17(2005)年度
- 紅衛兵の描写 -梁曉声「一箇紅衛兵的自白」を中心に-
- 『太平広記』と『聊斎志異』における狐の姿 -「任氏伝」と「蓮香」の考察を通して-
- 『封神演義』の中の黄飛虎と聞仲
- 漫画の中の中国語擬音語について
- 曹操の生涯における思想の変化
- 格義仏教 老荘・道教と中国仏教
- 「変身譚」の中の虎
- 辺境の地トルファンとウイグル族
平成18(2006)年度
- 中国語の中にみる眼の描写 -紅楼夢を中心として-
- 唐代伝奇の龍 -『柳毅伝』に見る小説世界における龍-
- 古代中国における食の規制と社会環境
- 魯迅故郷についての一考察 -初期文学活動から1920年頃までの代表的論文との関連において-
- 『三国志』の編者、陳寿について
- 張芸謀映画における女性像について
- 明末の江南の文化と張岱
- 蕭紅にみる中国女性について-ジェンダーの視点から-
平成19(2007)年度
- 「常識」への反攻-八八年までの余華作品を中心に-
- 韓国学生の中国への早期留学の現況と課題
- 中国の物語に描かれる雷
- 嬰寧論-花の好きな狐-
平成20(2008)年度
- 其の者、人か否か-『聊斎志異』の狐たち-
- 『点石齋画報』にみる鬼
- 孫瑜映画について
- 『妻妾成群』に生きる主人公頌蓮の立場について
- 冥界の役人-冥吏を通してみる死後の世界-
- 遅子建作品に見る創作の変化-『北極村童話』と『白夜への旅』を手がかりに-
- 台湾現代詩人白萩
- 金庸武侠小説の魅力とは-『射鵰英雄伝』における悪-
平成21(2009)年度
- 中国王朝と宦官
- 柳如是の生き方-柳如是の詩を中心に-
平成22(2010)年度
- 『今古奇観』「宋金郎 破氈笠に団円うこと」にみる現代小説の原型
平成23(2011)年度
- 『太平広記』の龍-柳毅伝を中心に-
- 思想書としての『孫子』
平成24(2012)年度
- 敗戦と復活から見る曹操の人物像
- 新詞新語における『族』と『系』
平成25(2013)年度
- 中国語訳「和合本」新約聖書に関する考察-異文化コミュニケーションとしてのスコポス-
- 王維『偶然作』についての考察
平成27(2015)年度
- 丁玲の描く女性像について-「莎菲女士的日記」「我在霞村的時候」二作品の比較考察より-
- 中国語翻訳された漫画の中のオノマトペについて
- ライトノベルにおける笑顔の表現の中国語翻訳について
- 中国・内モンゴル自治区におけるモンゴル族とそのアイデンティティ
平成28(2016)年度
- 大阪で見られる多言語表示-中国語・観光客を中心として-
- 史鉄生と地壇-「我與地壇」を中心として-
平成29(2017)年度
- 台湾出兵に関する考察
令和元(2019)年度
- 陸游の人間像に関する一考察-夢の詩を手掛かりに-
- マンガ『ドラえもん』における擬態語の中国語翻訳について
- 『彷徨』における旧知識人についての一考察
- 現代中国における父親の育児観
- 『四世同堂』から見る老舎の国家観
令和2(2020)年度
- 両国における日中合作映画の役割
- 阿来『空山』における慈悲の筆致について