中川眞(なかがわしん)
アジアの民族音楽、サウンドスケープ等を研究する傍ら、ガムラン演奏家として活躍。サントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、京都府文化賞、日本都市計画家協会賞特別賞(共同)、インドネシア政府文化表彰等を受賞。著書に『平安京 音の宇宙』、『音は風にのって』、『サウンドアートのトポス』、『アートの力』、小説『サワサワ』、編著に『これからのアートマネジメント』等多数。2006年よりアジア・アーツマネジメント会議を主宰し、バンコク、ジョグジャカルタ、クアラルンプール、大阪等で開催し、国際的ネットワーク構築に尽力する。現職は大阪市立大学国際センター所長、大学院文学研究科教授。インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)の客員教授を随時務める。
雨森 信(あめのもりのぶ)
大阪市立大学文学部特任講師、都市研究プラザ特別研究員。成安造形大学客員准教授。ブレーカープロジェクト・ディレクター。2002年、NPO法人記録と表現とメディアのための組織[remo]の立ち上げより関わり企画・運営を担う(~2008年)。2003年より大阪市の文化事業として「Breaker Project」を始動、現在は大阪市西成区を拠点に継続した活動を展開する。「水都大阪2009」にて藤浩志のプロジェクト「かえるシステム」、BEPPU PROJECT2010にて美術部門のディレクターを務めるなど、様々な現場において既存の美術システムにはおさまりきらない独自の表現活動を開拓するアーティストとともに、地域に根ざしたプロジェクトに取り組む。実践を通して「芸術と社会の有効な関係性」を再構築するアートマネジメントを探求する。