Report


平成27年度 社会包摂型アートマネジメント・プロフェッショナル育成事業2
「アートの活用形?」が7月1日より開講します。


21世紀になって加速化する経済格差や少子高齢化、甚大な自然災害、貧困、病といった社会的課題と向かい合い、アートを媒介として創造的に克服、解決への道筋を見出そうとする社会包摂型アートマネジメントのプロフェッショナルを育成する事業です。
2年目となる今年度のプログラムは、活動を持続可能にする基盤づくりに必要となるアートマネジメントの知識や技術を習得することに重点を置き、連続講座(6テーマ)とプロジェクト実践(4テーマ)に加えて、実務の遂行にあたり重要な課題となる資金調達、評価、政策提言を集中的に学ぶゼミ(3テーマ)を新設しています。より実践的な手法を学ぶと同時に、新たな領域を共に開拓していく場でもあります。
閉塞感の強い現代社会の様々な課題と向き合い、アートによってそれらを突破していこうという試みに興味のある方は、ぜひご参加ください。


-----------------------------
講 座
社会包摂型アートマネジメントの基礎理論を深めるとともに、持続可能なアートマネジメントの基盤づくりに必要な知識と技術を学ぶ全6回の講座です。
-----------------------------

①7月1日(水)「社会包摂型アートマネジメント」
藤野一夫(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)× 中川眞(大阪市立大学大学院文学研究科教授)
様々な社会的課題と向き合い、「新しい公共」の再構築をめざすアートマネジメントの存在意義や役割について。
※終了しました

②7月29日(水)「地域リサーチとアートプロジェクト」
山田創平(京都精華大学人文学部総合人文学科准教授)
現在の社会が抱える問題を新たな視点から読み解く地域研究のアプローチの手法を通して、アートプロジェクトを再考する。
※定員に達したため申し込みを締め切りました。

③8月26日(水)「評価:評価の目的と評価指標」
大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室准主任研究員)
アートの現場における「評価」導入の現状や経緯を振り返りながら、具体的な評価指標の導入可能性について考える。

④9月30日(水)「活動継続に向けたファンドレイジング:アート&ヘルス基金」
岸本幸子(公益財団法人パブリックリソース財団代表理事・専務理事)
草の根的に活動する社会包摂型アートマネジメントの経済基盤を強化するために、寄付を募って基金を運用する方法を学ぶ。

⑤10月28日(水)「プランニング:問題提起型アートプロジェクト」
芹沢高志(P3 art and environment統括ディレクター)
予期せぬ展開を想定した有機的なプランニングの方法論と、問題を発見し創造的に乗り越えていくアートの可能性について。

⑥12月2日(水)「実施プロセス:連鎖していく活動と課題」
相澤久美(一般社団法人 震災リゲイン代表理事)
震災専門のメディアとして実施する様々な活動から、継続した関係性をつくるプロセスや姿勢について考える。

※日程および講師変更する場合もありますので、その都度講座内でお知らせします。
(1回のみの参加の方は、ホームページを確認ください)。


//////////////////
【対 象】どなたでも受講していただけます(1回限りの受講も可)。
【時 間】19:00-21:00(※9/30のみ18:30-20:30)
【定 員】各回30名
【受講料】全通し(6回)=5,000円/1回=1,000円
【会 場】船場アートカフェ(大阪市中央区平野町1-5-7 辰野平野町ビル地下1階辰野ひらのまちギャラリー
【アクセス】地下鉄堺筋線[北浜駅]5番出口から徒歩約5分

【申し込み方法】
氏名、年齢、職業、連絡先(電話番号/PCメールアドレス)、受講される講座日程を明記の上、問い合わせ先にメールで申し込みください。※予約〆切りは各講座の5日前まで
※こちらからの返信メールが迷惑フォルダに入ってしまうことが稀にあるようです。申し込みいただいてから5日以内に返信がない場合は、迷惑フォルダを確認いただくか、再度メールかお電話にてご確認ください。

問い合わせ先
大阪市立大学文学部内 AMP事業事務局
E-mail artsmanagement@lit.osaka-cu.ac.jp

ゼミについてはこちら>>
プロジェクト実践についてはこちら>>

フライヤーダウンロード>>