プロジェクト実践

プロジェクト実践B

『こども熱帯音楽祭』

アーティスト
横沢道治、PIKA☆ほか
講師
小島剛
連絡先
NPO cobon タチョナプロジェクト
実施時期
2014年7月〜9月にかけて【全6回】

「タチョナ」は、主に学校の授業のなかで子どもたちがアートに触れ体感する芸術体験プログラムを提供している。「こども熱帯音楽祭」が目的とするのは、アーティストと子どもたちが共に創意工夫して音楽を創っていくことを通して、様々な課題を創造的に解決していく力を育んでゆくこと。本プログラムでは、教育現場において、子どもたちの創造性を引き出すために必要となる教員や保護者との連携によって、より柔軟で想像的なマネージメント力を養っていく。

横沢道治

横沢道治|よこざわみちはる
1992年米国より帰国以降、コンガ奏者として即興演奏を軸に様々な表現者と共演。1990年代後半より大阪・心斎橋で打楽器店「タムタムカンパニー」を設立の 傍ら、ラテン、アフリカン・パーカッションのワークショップを始める。伝統的 な形式に囚われない独自の教え方を行っている。
2000年~2011年、夙川学院短期大学・美術科において楽器(カホン)の制作と演奏による表現の授業をおこなったほか、2009年より草津市立老上小学校にて、小学2年生との連携授業(アフリカン・パーカッションと創作楽器、ボディ・パー カッション、鍵盤ハーモニカなどとの音楽制作・発表)を続けている。

PIKA☆

PIKA☆|ぴか☆
2002年「あふりらんぽ」結成。ドラムヴォーカル担当。女性2人による奇抜かつ独特なロックスタイルで、瞬く間に世界に旋風を巻き起こす。2010年バンド解散後本格的にソロ活動開始。ユニット、セッション等共演者は国内外多岐にわたる。2011年東日本大震災をキッカケに大阪からエネルギーを考える祭をつくりプロジェクト「TAIYO33OSAKA」を立ち上げ1000人で太鼓を叩く「太陽大感謝祭」や各地でドラムワークショップを開催。近年は東京都、大阪、各地方での小学校などでもゲストティーチャーとして招かれ、ドラムの生演奏、図工を通した音作り、アフリカ紀行講演、また「子供オオケストラ!」に参加するなど。子どもたちとの音作りにも力を入れる。実験的かつプリミティブな音を追求する。http://pineco.pw

小島剛

小島剛|こじまつよし
会社員を経て、即興音楽やコンピュータ音楽の音楽家として国内外で活動の傍 ら、2000年ごろからアートディレクターとして大阪を中心にアートイベントやラ イブを企画。その後「NPO子ども盆栽」で小学生向けキャリア教育プログラムの コーディネートに関わるようになり、2011年に大阪市の小学校現代芸術体験プロ グラム「青少年芸術体験事業」のプログラムディレクターとして、“タチョナ〜touch on art〜プロジェクト”を立ち上げる。現在も自身が音楽家として活動し ながら、京阪神の小中学校授業として子どもたちのアートプログラムのコーディ ネートを行う他、アート・センターなどでアーティストによる子ども向けの実験 的なプログラムなどを企画している。

NPO cobon タチョナプロジェクト
“タチョナ〜touch on art〜”は2011年にNPO cobonによる大阪市の小学校現代芸術体験授業の企画・コーディネートプロジェクトとしてスタート。以降、様々な ジャンルのアーティストが関わり、これまでに京阪神の31校、2000名以上の子ど もたちにプログラムを提供している。子どもたちがアートを体験することで、豊かな感性や表現力・創造力・コミュニケーション能力の育成を図るとともに、表 現の多様性から自他の理解を深めることで、自己肯定感を向上させ、将来的な社 会的自立を促すことを目標としている。
 また2013年以降、大阪府立江之子島文化芸術創造センターでの実験的な子ども 向けアートプログラムをスタートしたほか、地域のアーティストやデザイナ−と 共に、地域文化の発信やまちづくりに子どものアイデアを活かすワークショップ などを行なっている。
http://touchonart.net/