生きにくい社会と正面から向き合い、アートによってそれを突破していこうという実験的な試みに参加してくださる方を募集します。新しい風が吹き込んでくることによって、社会が変わってゆく姿を見届けようではありませんか。
大阪市立大学が提供する「社会包摂型アートマネジメント・プロフェッショナル育成事業」は、被災地や貧困地域、病院や障害者施設といった、問題を抱えたり社会から遠ざけられたりしている地域や施設において、アートを通してその解決や回復をはかり、それらをマネージするプロフェッショナルの育成をめざします。アートを活用する専門的なリテラシー(使いこなす能力)の習得が目的です。経験を積んだ専門家の指導のもとに現場で遂行する5つのプロジェクト実践と、その理論的背景や効果的な方法論をシェアする講座・フォーラムからなっています。
失業や薬物中毒、家庭崩壊など社会に広がった多様な社会的問題を解決しようとする政策課題として、90年代のEUにおいて浮上してきた概念です。孤立、孤独、排斥に押しやられがちな人々に対して、社会とつながるチャンネルを確保し、人々の相互関係や信頼感を回復させることによって、不当な差別や排除のないコミュニティをつくる実践を意味します。チャンネルづくりの媒体としてアートが注目され、アメリカ合衆国や英国でのコミュニティアートやオーストラリアのコミュニティ文化開発といった流れを形成しましたが、政権の交代によって予算が削減されるなど、まだ安定した社会的インフラにはなっていません。日本におけるその先駆的なアートマネジメントを本事業では学びます。
ページトップへ[講座]
どなたでも受講していただけます(1回限りの受講も可)。
*講座日程および講師は変更する場合もありますので、その都度お知らせします。(講座、1回のみの参加の方は、事前にお問い合わせいただくか、ホームページを確認ください。)
講座|申し込み方法
氏名、年齢、職業、連絡先(電話番号/PCメールアドレス)、受講される講座日程を下記メールアドレスにてお申し込みください。
*ご予約は、各講座の5日前までにお願いします。
[プロジェクト実践]
アートの領域のみならず、教育、福祉、医療、まちづくり等の現場で、アートを活用した取り組みをされている方、行政や企業の文化担当の方などを主な対象者とします。学生の場合は、大学院生以上とします。
*講座(6コマ以上)を受講してください。
*プロジェクト実践の会場はそれぞれのプログラムごとに異なります。詳細は講座にてお知らせいたします。
*プロジェクト実践では、プロジェクトを一つ選択し、全回とも通して出席していただくことを基本条件とします(複数選択も可)。
*各プロジェクトには定員がありますので、定員オーバーした場合 は希望に添えない場合もあります。あらかじめご了承ください。
プロジェクト実践|申し込み方法
氏名、年齢、職業、連絡先(電話番号/PCメールアドレス)、希望されるプロジェクト実践を明記のうえ、受講の動機と抱負(400〜800字)と共に、5月25日までに下記メールアドレスにてお申し込みください。
*チラシ等では申し込みの締切を5月25日と記載しておりますが、下記プロジェクト実践は、まだ若干名受け入れ可能です。
*定員に達し次第閉め切ります。
B|こども熱帯音楽祭 (NPO cobon タチョナプロジェクト)
C|HANAアートフェスティバル(たんぽぽの家アートセンターHANA)
E|釜ヶ崎オ!ペラ(NPOこえとことばとこころの部屋(ココルーム))
[申し込みメール]
artsmanagement[at]lit.osaka-cu.ac.jp
*メールアドレスをコピー&ペーストしてご利用になる場合は、[at]を@に変換してください。
[受講料]
講座|全通し(10回)=8,000円 /1回=1,000円
プロジェクト実践|無料
*10回分まとめてお支払いになる方は8,000円になります(初回にお支払いください)。お支払い後の払い戻しは致しかねます。
すべての講座は船場アートカフェにて行います。
*プロジェクト実践の会場はそれぞれのプログラムごとに異なります。詳細は講座にてお知らせいたします。
船場アートカフェ
〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町1丁目5-7 辰野平野町ビル地下1階
◎地下鉄堺筋線[北浜駅]5番出口から徒歩約5分
http://art-cafe.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/access.html