2022年度 大阪公立大学大学院文学研究科
都市文化研究センター(UCRC)研究員 募集
大阪公立大学大学院文学研究科・都市文化研究センターでは、都市と文化に関わる研究を中心として、研究科全体の特色ある研究の発展を図るとともに、国際学術交流を促進し、その成果を学界及び社会に発信するため、2022年度都市文化研究センター研究員を募集します。
応募方法と書類様式がすべて更新されているため、応募者は十分に留意してください。
2021年12月20日
様式のダウンロード
2022年度 大阪公立大学大学院文学研究科
都市文化研究センター(UCRC)研究員 募集
大阪公立大学大学院文学研究科・都市文化研究センターでは、都市と文化に関わる研究を中心として、研究科全体の特色ある研究の発展を図るとともに、国際学術交流を促進し、その成果を学界及び社会に発信するため、2022年度都市文化研究センター研究員を募集します。
応募方法と書類様式がすべて更新されているため、応募者は十分に留意してください。
2021年12月20日
様式のダウンロード
開催日時 | 12月3日(金)13:00~15:00 |
---|---|
会場 | オンライン(Zoom) |
主催 | 大阪市立大学大学院文学研究科 |
性愛の多様性が叫ばれる今日、英語圏の現代哲学では「性的倒錯」の可能性が今もなお継続的に議論されている。対立する陣営の一方においては、性的倒錯なるものは確固とした根拠をもたない社会的な構成概念にすぎず、性愛に関するいかなる実践も本来的には倒錯していないと主張される。これに対抗する見解として、性愛には(道徳に限定されない)何らかの規範を想定することができ、ある種の実践を倒錯と呼ぶことには一定の意味があるという考えもある。本ワークショップでは、この対立を適正に評価するため、「そもそも性的とはどういうことか」や「性的欲望はいかなる情動か」、「性愛は生殖や人格、自律といった周辺的概念といかに関連するか」といった、より根本的な諸問題の洗い出しを行なったうえで、参加者との対話を通じて今後の哲学的探究の方向性を探る。
* 一般の参加希望者は、問い合わせ窓口にて事前登録をお願いいたします。
発表者等
問い合わせ窓口
佐金:sakon[at]osaka-cu.ac.jp([at]を@に変換してください)
本年11月に大阪市立大学文学研究科と上海社会科学院歴史研究所は、共同で〈史料と社会〉の視角からの大阪と上海の比較都市史の国際シンポジウムを予定していた。新型コロナの影響で、これは来年に延期することとしたが、そこへ向けたステップとして、オンラインのプレセミナーを開催することとした。
今回のセミナーは、都市の地縁的共同組織や営業者の結集体に関するセッションと都市周縁部に焦点を合わせたセッションの2部構成とし、いずれも分析対象の史料の特質とそれぞれの都市社会の構造を統一的に把握することを試みる。
これらの報告と討論を通して、〈史料と社会〉という視点から、世界史的な視野で、日本と中国の巨大都市の位置づけについて共同で議論する場としたい。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
チラシはこちら(PDF)
科研事務局
〒558-8585 大阪市住吉区杉本 3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 齊藤紘子研究室気付
E-mail: kinnseiosakakennkyuukai@gmail.com
大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター(UCRC)
科研・基盤研究(A)「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」
上海社会科学院歴史研究所
大阪市立大学が、2017~19年度に進めた国際共同研究(JSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」、略称「育成事業」)では、アジア諸地域の近世(江戸時代)~近代(明治以降)の周縁的社会集団(乞食・非人や日雇労働者、遊女、宗教的少数者など)をめぐる新たな歴史像を、多角的に解明しました。また、事業終了後の2020年、文学研究科は、都市文化研究センター(UCRC)に「周縁的社会集団国際共同研究プラットホーム」を構築し、活動を展開してきました。
今回のセミナー・講演会では、日本の近世~近代における周縁的社会集団の世界とそれを解き明かす史料の特徴について、内外の研究者がオンライン討議を行い、他地域とも比較しつつ、その面白さを明らかにします。
第Ⅰ部(午前)は、大坂をはじめとする日本近世都市の社会集団を素材に、アメリカ東海岸の研究者をまじえて、その魅力を語り合います。第Ⅱ部(午後)では、中国の研究者を交えて、国際都市上海や日中貿易を素材に、様々な時代に東アジアを行き来した人々とその社会的実態に迫ります。ふるってのご参加をお待ちしています。
チラシはこちら(PDF)
大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail internationalsymposium2021@gmail.com
上記QRコードからも送付できます。
※本事業は、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動とも協力しています。
大阪市立大学大学院文学研究科では、2017~19年度にJSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(略称「育成事業」)を進め、アジア諸地域の近世(江戸時代)~近代(明治以降)の周縁的社会集団(乞食・非人や日雇労働者、遊女、宗教的少数者など)をめぐる新たな歴史像を、多角的に解明しました。
事業終了後も、都市文化研究センター(UCRC)に「周縁的社会集団国際共同研究プラットホーム」を構築し、その後も国際的な共同研究活動を展開してきました。
その趣旨と成果を継承し、広く内外に発信する機会として、今回、大阪市立大学では、国際学術シンポジウム2021連続オンラインセミナーを企画しました。本シリーズでは、これら最前線の研究を順次紹介し、メイン・イベントでは市民向け講演会として公開します。
関心をお持ちの研究者や市民の皆さんのふるってのご参加をお待ちしています。
チラシはこちら(PDF)
※すべて、遠隔会議システムZoomによる開催を予定しています。
育成事業で海外派遣された若手研究者による研究報告と分野の異なる研究者のコメントを受けてアジア諸地域の周縁的社会集団について、比較史の観点や史料のあり方に即して議論します。
テーマ 「近世イスタンブルの街区と史料―18世紀のシャリーア法廷台帳を中心に―」
報 告 守田まどか(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
コメント 齊藤紘子(大阪市立大学文学研究科・日本近世史)
テーマ 「医療宣教に見る欧米・アジア間の移動と交流―医学史とミッション史の接点で―」
報 告 藤本大士(UCRC研究員)
コメント 北村昌史(大阪市立大学文学研究科・西洋近代史)
テーマ 「近世日本の地域社会変容と史料―19世紀の村方史料を素材に」
報 告 島﨑未央(大阪歴史博物館)「村中規定連印帳にみる和泉国池田下村の19世紀」
吉元加奈美(京都精華大学)「近世大坂の都市周縁部の開発と地域社会―難波村を素材に―」
育成事業の成果として明らかになってきたアジア諸地域の近世~近代における周縁的社会集団をめぐる歴史像を、日本の事例を中心に紹介し、他地域とも比較します。
午前・午後の2部構成で、いずれも市民向けオンライン講演会(Zoom)として一般公開します。
詳細は、別チラシをご参照ください。
〈近世・近代日本の周縁的社会集団―その世界史的位置〉
報 告 塚田 孝(日本近世都市社会史・身分社会史)
コメント ダニエル・ボツマン(イェール大学歴史学部、日本近世・近代都市社会史)
コメント マーレン・エーラス(ノースカロライナ大学シャーロット校、日本近世身分社会史)
〈近世・近代東アジアの社会集団―日本と中国の交流史から〉
報 告① 張智慧(上海大学文学院、上海都市社会史)
報 告② 彭浩(大阪市立大学経済学研究科、日中貿易史・比較史)
報 告③ 渡辺健哉(大阪市立大学文学研究科、中国近世・近代史)
海外の研究者とオンラインで繋ぎ、多言語でアジア諸地域の社会集団と史料について討議します。
テーマ 「南アジアの周縁的社会集団と史料」
報 告 小谷汪之(中世~近世インド史)
コメント 上野雅由樹(大阪市立大学大学院文学研究科、オスマン帝国史)
テーマ 「法史料から復元する移行期の日本社会」
報告者 ティモシー・エイモス(シンガポール国立大学、日本近世身分社会史)
コメント 安竹貴彦(大阪市立大学法学研究科、日本法制史)
テーマ 「伝統都市・上海における流通・交易と商人集団」
報告者 馬学強(上海社会科学院、上海都市史)
コメント (調整中)
※各回の詳細は、「周縁的社会集団と近代」HPおよび大阪市立大学文学研究科HPでご案内します。※参加希望者は、下記事務局まで、事前にメールでお申し込みください。(会議ID・レジュメを開催前日に送付します)
大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mailinternationalsymposium2021@gmail.com
(上記QRコードからも送付可能↑)
※本事業は、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動とも協力しています。
連続オンラインセミナーの第3回は、育成事業若手派遣研究者としてもご活躍いただいた島﨑未央氏(大阪歴史博物館)、吉元加奈美氏(京都精華大学)のお二人に、最近の研究成果をご報告いただきます。
島崎氏は、「村中規定連印帳にみる和泉国池田下村の19世紀」と題し、慶応3(1867)年の「村中規定連印帳」の分析から、19世紀の池田下村のありようを検討していきます。
吉元氏は、「近世大坂の都市周縁部の開発と地域社会―難波村を素材に―」と題し、開発における村側の対応や意向、町奉行・代官双方の支配のあり方に注目し、都市周縁部の分析を進める際の論点を深め検討していきます。
皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。
チラシはこちら(PDF)
※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。
大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com
※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。
続オンラインセミナーの第2回は、「医療宣教に見る欧米・アジア間の移動と交流―医学史とミッション史の接点で―」と題し、藤本大士氏(育成事業若手派遣研究者、大阪市立大学都市文化研究センター研究員/日本学術振興会特別研究員PD)が報告します。
日本における医療宣教師研究の到達点や課題について、8月に刊行された『医学とキリスト教——日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局)の議論を紹介しつつ、本書の医学史・ミッション史研究における位置づけについて確認します。その上で、イギリス・カナダなどから来日した医療宣教師の活動や、医療宣教師の日本以外の国・地域での活動についても概観し、比較研究の可能性について検討します。
皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。
チラシはこちら(PDF)
※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。
大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com
※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。
JSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(2017-19年度、略称「育成事業」)では事業終了後、周縁的社会集団の歴史的研究に関する国際的な共同研究プラットホームを構築することを謳い、活動を展開してきました。その趣旨と成果を継承し広く内外に発信する機会として、今回、大阪市立大学国際学術シンポジウム2021連続オンラインセミナーを企画しました。本セミナーシリーズでは、これら最前線の研究を順次紹介し、メイン・イベントでは講演会も開催する予定です。
連続オンラインセミナーの第1回は、「近世イスタンブルの街区と史料―18世紀のシャリーア法廷台帳を中心に―」と題し、守田まどか氏(育成事業若手派遣研究者、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所:研究機関研究員)が報告します。シャリーア法廷台帳は、オスマン帝国の司法・民政を担った裁判官(カーディー、あるいはその代理)が、作成または受領した文書の控えを収録した帳簿で、都市社会史研究における重要な史料です。報告者がこれまでの調査により発見した新史料をいくつか紹介しつつ、法廷台帳の史料的性格、および帝都イスタンブルの街区研究における有効性について論じていただきます。日本近世史の齊藤紘子氏のコメントも受けて、オスマン・日本の比較を軸に、街区の社会=空間やその構造に迫る史料の特質をめぐって議論したいと思います。皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。
チラシはこちら(PDF)
※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。
大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com
※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。
大阪市立大学文学研究科日本史学教室が所蔵する近世古文書「吉野五運文書」は、大坂の鰻谷で合薬屋(薬種を調合して小売する商人)を営んだ吉野五運に関する古文書です。吉野五運は、全国各地に取次所を設けて「人参三臓圓」を売り広めた有力商人で、狂言作者・浜松歌国や絵師・伊藤若冲を支えるなど、近世大坂を代表する文人としても知られています。この吉野五運に関する古文書として、東京大学史料編纂所所蔵『吉野五運店日記』などが現存しますが、市大文学研究科日本史学教室でも 2016 年に新出史料 356 点を古書店から購入し、それらの整理・分析を続けてきました。
今回のシンポジウムでは、日本史学教室において調査・研究が進められている「吉野五運文書」の内容を紹介するとともに、大店・吉野五運の「家」のあり様や、近世大坂における調合薬種の流通・販売の構造から近世大坂の都市社会構造に迫ります。
チラシはこちら(PDF)
参加をご希望の方は、9 月 18 日(土)までに以下の事務局メールアドレスへ参加をお申し込みください。シンポジウム前日に Zoom の URL とレジュメをメールで送信いたします。
主催:三都研究会〔科学研究費・基盤研究 A「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(略称:都市・周縁〈史料と社会〉科研)〕/大阪市立大学大学院文学研究科日本史学教室(2021 年度文学研究科プロジェクト推進研究「大学所蔵の歴史資料を基盤とした大阪の歴史・文化研究拠点構築」)
共催:近世大坂研究会
後援:大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター(UCRC)
〒558-8585 大阪市住吉区杉本 3-3-138
大阪市立大学大学院文学研究科 齊藤紘子研究室
kinnseiosakakennkyuukai★gmail.com (★は@に変換してください)
大阪市立大学都市文化研究センターでは、研究員からプロジェクトを公募し、審査の上、2021年度は以下の1件を採用しました。
UCRC若手プロジェクトについて
テーマ | 代表研究者 | 共同研究者 | 受入教員 |
---|---|---|---|
社会問題としての「性暴力」─NHKにおける可視化とフェミニスト運動との関係性(2010年─) | 伊東由紀子(UCRC特別研究員) | なし | 石田佐恵子 |