文学研究科プロジェクト「日本文学を世界文学として読む」企画展示

開催日時2018年12月3日(月)〜2019年1月21日(月)(学術情報総合センターの開館時間に準ずる)
会場大阪市立大学学術情報総合センター2階

UCRCresearch-project_tenji日本文学と外国文学との関わりは、古代における漢字の受容から始まりました。日本文学が外国語に翻訳されるようになった現在では、発信という方向でも密接に関わりあっています。特に比較文学研究においては、日本文学を「世界文学」の一つとして読み、作品の普遍的な意味や価値が考察されています。

文学研究科プロジェクト「日本文学を世界文学として読む」では、アメリカの日本文学研究を牽引するイリノイ大学との研究交流を一つの軸とし、日本文学を世界文学として多角的に考察し、研究を進めています。

今回の企画展示ではプロジェクトと連携して、学術情報総合センターで所蔵しているコレクションの展示をおこないます。また、比較文学研究に役立つ概説書や入門書も展示します。

  • チラシ(PDF
  • 解題リスト(PDF
  • 学術情報総合センターのウェブサイト(こちら

三都研究会・育成事業主催  小円座「近世大坂の都市史研究の基盤形成―史料・人・歴史像―」

このたび、三都研究会(科研(基盤研究B)「三都の巨大都市化と社会構造の複合化に関する基盤的研究」、研究代表:塚田孝)において、内田九州男さんをお招きする小円座を企画いたしました。
現在の大坂の都市史研究の基盤となる、1970~80年代の研究を主導された内田さんから直接お話を聞くとともに、今後の研究の方向や課題を探りたいと考えております。
皆さまの奮ってのご参加を、心よりお待ちしております。

【日時】2018年12月16日(日)13:00~16:00

【会場】大阪市立大学 杉本キャンパス 経済学部棟2階 第4会議室
(JR阪和線杉本町駅徒歩5分、地下鉄御堂筋線あびこ駅徒歩20分/建物の位置はこちらをご参照ください)

【報告】内田九州男氏(愛媛大学名誉教授)

※詳細はポスターをご覧ください
※レジュメの準備がありますので、参加を希望される方は、前日までに吉元(abu_hati_torazu@yahoo.co.jp)までご連絡ください。

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業 「周縁的社会集団と近代」第12回セミナー(2018年度第8回)

 今回のセミナーでは、本事業の若手派遣研究者である吉元加奈美氏(大阪市立大学都市文化研究センター・研究員・12月よりイェール大学に派遣)に、報告をしていただきます。
報告者はこれまで、近世大坂の遊所統制について、天保期を中心に検討してきました。今回、明治初期の大阪で、性売買が許可された貸座敷指定地6か所の意味について、近世以来の社会構造を前提に考察するとともに、氏がこれまで検討してきた堀江新地の遊所の実態解明を踏まえ、明治維新期の遊所統制の転換について、論じていただきます。
日本近世・近代都市社会史に関心のある皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはコチラ(PDF

  • 日時 2018年11月15日(木)16:30~19:00ごろ
  • 場所 文学部会議室(文学部棟1F L122)
  • 内容
    報告:吉元加奈美氏
    (大阪市立大学都市文化研究センター・研究員 / 若手派遣研究者)
    「幕末~明治維新期における遊所統制の転換と堀江新地」

連絡・問い合わせ先

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp

「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」(2017-19年度)派遣若手研究者の公募について

「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」(2017-19年度)

派遣若手研究者の公募について

UCRCでは、日本学術振興会・科学技術人材育成費補助金・国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(主担当研究者:塚田孝、2017-19年度)の採択を受け、近世~近代移行期の日本とアジアにおける周縁的社会集団の比較史的研究を、米国イェール大学やシンガポール国立大学、上海大学などの海外連携研究者との国際共同研究という形で推進しています。

今回、本プログラム(「プログラム申請調書」(抜粋)を参照)で2019年度に派遣する若手研究者1名を公募する必要が生じましたので、都市文化研究センター(UCRC)を通じて公募いたします。

 

公募要領PDF

応募に必要な書類
・履歴書・研究業績目録(Word
・研究活動計画書(Word

参考資料
・「プログラム申請調書」(抜粋)(PDF

 

第2回都市文化研究フォーラム「若手研究者が考える、都市と文化の〈現在〉」

開催日時2018年11月23日(金・祝)12:00〜14:15
会場グランフロント大阪北館タワーB 10階ナレッジキャピタルカンファレンスルームB05+B06
主催大阪市立大学大学院文学研究科/都市文化研究センター

OPF2018_2大阪市立大学大学院文学研究科の研究機関「都市文化研究センター」(UCRC)による特別企画。「アメリカ村」や「ハーフ」といった身近なトピックに焦点を当て、若手研究者渾身の研究/実践から、都市と文化の〈現在〉を考えます。(入場無料/申込不要)

チラシはこちら(PDF

 

■第一部(12:00〜13:00)
「都市の音楽文化を考える――心斎橋アメリカ村とレゲエを事例に」

「若者の街」として知られる心斎橋アメリカ村は、ライブハウスやレコード店の集積、様々な都市型音楽フェス「ミナミホイール」の開催などにより、「多種多様な音楽が奏でられる街」として存在感を保ち続けています。本イベントは、「音楽の街」としての心斎橋アメリカ村に注目し、その一端を担うレゲエシーンで活動する実演家をゲストに迎え、都市の音楽文化について考察を深めます。

  • 登壇者
    • 柴台 弘毅(UCRC特別研究員/メディア文化研究・音楽社会学)
    • 加藤 賢(UCRC特別研究員/大衆音楽研究・都市社会学)
    • RYO the SKYWALKER(ゲスト/ミュージシャン)

 

■第二部(13:15〜14:15)
「イマ・ココから考える「ハーフ」や海外ルーツ――HAFU TALK(ハーフトーク)の実践を手がかりに」

「ハーフ」や海外ルーツが身近にいることは、もはや珍しいことではありません。しかし、彼ら・彼女らが生きる日常について考えるための、手がかりとなる「言葉」はまだ足りません。本イベントは、研究者および実践者による報告とフロアとの対話から、多様化する日本社会のイマ・ココをとらえるための「言葉」を紡ぐことを目的とします。

  • 登壇者:
    • ケイン 樹里安(UCRC特別研究員/文化社会学・文化研究)
    • 下地 ローレンス 吉孝(UCRC特別研究員/国際社会学)
    • セシリア 久子(HAFU TALK共同代表)
    • 池間 昌人(ゲスト/NHKアナウンサー)
    • 中川 愛(ドニヤ)(ゲスト/ベリーダンサー・インストラクター)

 

進行:石川 優(UCRC特任助教/表象文化論)

※本フォーラムは、「大阪市立大学文学部・文学研究科オープンファカルティ2018」の一環として開催するものです。

 

■関連企画:公開シンポジウム「大阪を描く・大阪で描く――近世~近代の絵図・地誌類・絵画作品から」
文学研究科・都市文化研究センターによる公開シンポジウム。近世~近代の大坂・大阪を描いた絵図や地誌類、絵画作品などから大阪の都市景観や人々の息づかいを、多彩な専門家が読み解き、その面白さを解説します。詳しくは、こちらをご覧ください。

■会場へのアクセス:
JR「大阪駅」、地下鉄御堂筋線/阪急電鉄「梅田駅」から徒歩3分。
詳しくは、こちらをご覧ください。

■お問い合わせ先:
大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
E-mail:ucrc_office[at]lit.osaka-cu.ac.jp
TEL&FAX:06-6605-3114

公開シンポジウム「大阪を描く・大阪で描く――近世~近代の絵図・地誌類・絵画作品から」

開催日時2018年11月23日(金・祝)14:30〜16:00
会場グランフロント大阪北館タワーB 10階ナレッジキャピタルカンファレンスルームB05+B06
主催大阪市立大学大学院文学研究科/都市文化研究センター(後援:日本観光学会関西支部)

OPF2018_1近世~近代の大坂・大阪を描いた絵図や地誌類、絵画作品などから大阪の都市景観や人々の息づかいを、多彩な専門家が読み解き、その面白さを解説します。大阪を舞台に活躍した描き手、また絵図や地誌類、絵画作品を楽しんだ人々にも、スポットライトをあてます。(入場無料/申込不要)

チラシはこちら(PDF

パネラー

  • 菅原 真弓 教授(アジア都市文化学/日本近世近代美術史)
  • 塚田 孝 教授(日本史学/近世都市史・地域史)
  • 小川 知子 学芸員(大阪新美術館建設準備室/日本近代美術史)

司会

  • 天野 景太 准教授(アジア都市文化学/観光学)

※本シンポジウムは、「大阪市立大学文学部・文学研究科オープンファカルティ2018」の一環として開催するものです。

 

■関連企画:第2回都市文化研究フォーラム「若手研究者が考える、都市と文化の〈現在〉」
UCRC特別研究員による特別企画。「アメリカ村」や「ハーフ」といった身近なトピックに焦点を当て、若手研究者渾身の研究/実践から、都市と文化の〈現在〉を考えます。詳しくは、こちらをご覧ください。

■会場へのアクセス:
JR「大阪駅」、地下鉄御堂筋線/阪急電鉄「梅田駅」から徒歩3分。
詳しくは、こちらをご覧ください。

■お問い合わせ先:
大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
E-mail:ucrc_office[at]lit.osaka-cu.ac.jp
TEL&FAX:06-6605-3114

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業 「周縁的社会集団と近代」第11回セミナー(2018年度第7回)

 今回のセミナーでは、本事業の海外連携研究者であるファビアン・ドリクスラー氏(イェール大学)に、報告をしていただきます。
近世後期の多くの庶民は、その家を「生死を跨ぐ共同体」として想像し、その永続性を切に望んだと通説では言われています。今回の報告では、祖先祭祀を行う直系家族として再生産されていった近世的な家の普及過程とその限界を模索し、家意識がどのように浸透していったかについて論じていただきます。
日本近世地域史・社会史に関心のある皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはコチラ(PDF

  • 日時 2018年11月1日(木)15:00~17:30ごろ
  • 場所 文学部会議室(文学部棟1F L122)
  • 内容
    報告:ファビアン・ドリクスラー氏
    (イェール大学・歴史学部・教授 / 海外連携研究者)
    「近世農村における家意識の浸透」

連絡・問い合わせ先

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp

文学研究科プロジェクト「日本文学を世界文学として読む」第1回研究会

開催日時2018年11月12日(月)14:45~16:15
会場大阪市立大学文学部棟1階会議室(L122)
主催大阪市立大学大学院文学研究科

以下の通り、研究科プロジェクト「日本文学を世界文学として読む」第1回研究会を開催します。
ご関心のある方のご参加をお待ちしております。

■報告
永井泉(UCRC特別研究員)
「片山廣子とクリスティーナ・ロセッティ―童謡集『シング・ソング』の受容について―」

山本真由子(大阪市立大学/国語国文学)
「平安朝における和歌と漢詩―イリノイ大学和歌ワークショップの報告を兼ねて―」

■連絡先
山本真由子(大阪市立大学/国語国文学)
yamamoto[at]lit.osaka-cu.ac.jp([at]を@にかえて送信してください)

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業 「周縁的社会集団と近代」第10回セミナー(2018年度第6回)

 今回のセミナーでは、本事業の海外連携研究者であるダニエル・ボツマン氏(イェール大学)に、報告をしていただきます。アメリカにおける日本史研究の先駆者であった朝河貫一(1873-1948)の生涯をスケッチしながら、イェール大学在任中、朝河が収集したいくつかの興味深い資料と、昨年新しく見つかった書簡を紹介していただきます。
日本社会史を海外で研究する際の方法論および本事業の国際交流研究に寄与する重要な意味を持つ報告として企画しました。日本近世・近代社会史に関心のある皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはコチラ(PDF

  • 日時 2018年10月18日(木)16:00~18:30ごろ
  • 場所 文学部会議室(文学部棟1F L122)
  • 内容
    報告:ダニエル・ボツマン氏(イェール大学・歴史学部・教授 / 海外連携研究者)
    「朝河貫一の史料収集と人文科学の意義」

連絡・問い合わせ先

国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp

2018年度都市文化研究プロジェクト

大阪市立大学都市文化研究センターでは、研究員からプロジェクトを公募し、審査の上、2018年度は以下の3件を採用しました。

都市文化研究プロジェクトについて

テーマ 代表研究者 共同研究者 受入教員
「ハーフ」コミュニティに関する社会学的研究――人種の混淆現象,都市の「語らいの場」,多文化共生社会 ケイン樹里安(UCRC特別研究員) 下地ローレンス吉孝(UCRC特別研究員) 石田佐恵子
都市における音楽文化の形成過程についての研究――心斎橋アメリカ村を事例に 柴台弘毅(UCRC特別研究員) 加藤賢(UCRC特別研究員) 増田聡
近代日本におけるドイツ系商会の経営と貿易――C. ローデ商会の伊予鉄道への機関車輸入について 柗居宏枝(UCRC特別研究員) なし 北村昌史
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