大阪市立大学 国際学術シンポジウム2021オンラインセミナー・シリーズ メインセミナー・講演会 「近世~近代日本・アジアの周縁的社会集団と史料」

大阪市立大学が、2017~19年度に進めた国際共同研究(JSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」、略称「育成事業」)では、アジア諸地域の近世(江戸時代)~近代(明治以降)の周縁的社会集団(乞食・非人や日雇労働者、遊女、宗教的少数者など)をめぐる新たな歴史像を、多角的に解明しました。また、事業終了後の2020年、文学研究科は、都市文化研究センター(UCRC)に「周縁的社会集団国際共同研究プラットホーム」を構築し、活動を展開してきました。

今回のセミナー・講演会では、日本の近世~近代における周縁的社会集団の世界とそれを解き明かす史料の特徴について、内外の研究者がオンライン討議を行い、他地域とも比較しつつ、その面白さを明らかにします。

第Ⅰ部(午前)は、大坂をはじめとする日本近世都市の社会集団を素材に、アメリカ東海岸の研究者をまじえて、その魅力を語り合います。第Ⅱ部(午後)では、中国の研究者を交えて、国際都市上海や日中貿易を素材に、様々な時代に東アジアを行き来した人々とその社会的実態に迫ります。ふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時 2021年12月18日(土)
  • 場 所 オンライン開催(遠隔会議システムZOOMによる配信)
    ※参加希望者は、事務局まで事前にメールでお申し込み下さい。会議ID・レジュメを送付します。

第Ⅰ部 日本9:00〜11:30 (アメリカ東海岸(19:00〜21:30)と繋ぐ国際セミナー)
〈近世・近代日本の周縁的社会集団―その世界史的位置〉

  • 報 告 塚田孝さん(大阪市立大学名誉教授、日本近世都市社会史・身分社会史)
    「近世大坂・道頓堀の社会=空間と周縁的社会集団の世界」
  • コメント① ダニエル・ボツマンさん(イェール大学歴史学部教授、日本近世・近代都市社会史)
  • コメント② マーレン・エーラスさん(ノースカロライナ大学シャーロット校准教授、日本近世身分社会史)
  • 質 疑 (進行)佐賀朝さん(大阪市立大学文学研究科教授、日本近現代史)

第Ⅱ部 日本14:00〜16:30 (中国 上海(13:00〜15:30)と繋ぐ国際セミナー)
〈近世・近代東アジアの社会集団―日本と中国の交流史から

  • 報告① 彭 浩さん(大阪市立大学経済学研究科准教授、近世東アジア域内貿易史)
    「近世貿易都市・長崎の「唐人」社会―18世紀を中心に」
  • 報告② 張智慧さん(上海大学文学院副教授、上海都市社会史)
    「国際都市・上海の日本人居留民社会―1920~30年代を中心に」
  • 報告③ 渡辺健哉さん(大阪市立大学文学研究科教授、中国近世・近代史)
    「幕末明治人の見た〈近代〉中国社会―岡千仞『観光紀游』を手がかりに」
  • 質 疑 (進行)佐賀朝さん

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail  internationalsymposium2021@gmail.com


上記QRコードからも送付できます。

※本事業は、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動とも協力しています。

大阪市立大学 国際学術シンポジウム2021 オンラインセミナー・シリーズ

大阪市立大学大学院文学研究科では、2017~19年度にJSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(略称「育成事業」)を進め、アジア諸地域の近世(江戸時代)~近代(明治以降)の周縁的社会集団(乞食・非人や日雇労働者、遊女、宗教的少数者など)をめぐる新たな歴史像を、多角的に解明しました。

事業終了後も、都市文化研究センター(UCRC)に「周縁的社会集団国際共同研究プラットホーム」を構築し、その後も国際的な共同研究活動を展開してきました。

その趣旨と成果を継承し、広く内外に発信する機会として、今回、大阪市立大学では、国際学術シンポジウム2021連続オンラインセミナーを企画しました。本シリーズでは、これら最前線の研究を順次紹介し、メイン・イベントでは市民向け講演会として公開します。

関心をお持ちの研究者や市民の皆さんのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF


※すべて、遠隔会議システムZoomによる開催を予定しています。

◆連続オンラインセミナー 1st Term  2021年 9〜11月 

育成事業で海外派遣された若手研究者による研究報告と分野の異なる研究者のコメントを受けてアジア諸地域の周縁的社会集団について、比較史の観点や史料のあり方に即して議論します。

第1回 9月9日(木)15:00~17:00 開催済み

テーマ  「近世イスタンブルの街区と史料―18世紀のシャリーア法廷台帳を中心に―
報 告  守田まどか(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
コメント 齊藤紘子(大阪市立大学文学研究科・日本近世史)

第2回 10月14日(木)15:30~17:30 開催済み

テーマ 「医療宣教に見る欧米・アジア間の移動と交流―医学史とミッション史の接点で―
報 告  藤本大士(UCRC研究員)
コメント 北村昌史(大阪市立大学文学研究科・西洋近代史)

第3回 11月9日(火)15:00~18:00

テーマ  「近世日本の地域社会変容と史料―19世紀の村方史料を素材に
報 告  島﨑未央(大阪歴史博物館)「村中規定連印帳にみる和泉国池田下村の19世紀」
吉元加奈美(京都精華大学)「近世大坂の都市周縁部の開発と地域社会―難波村を素材に―」

◆メインセミナー・講演会  2021年12月18日(土) 

育成事業の成果として明らかになってきたアジア諸地域の近世~近代における周縁的社会集団をめぐる歴史像を、日本の事例を中心に紹介し、他地域とも比較します。
午前・午後の2部構成で、いずれも市民向けオンライン講演会(Zoom)として一般公開します。
詳細は、別チラシをご参照ください。

第1部 日本9:00〜11:30 (アメリカ東海岸(19:00〜21:30)と繋ぐ国際セミナー)

〈近世・近代日本の周縁的社会集団―その世界史的位置〉
報 告  塚田 孝(日本近世都市社会史・身分社会史)
コメント ダニエル・ボツマン(イェール大学歴史学部、日本近世・近代都市社会史)
コメント マーレン・エーラス(ノースカロライナ大学シャーロット校、日本近世身分社会史)

第2部 日本14:00〜16:30 (上海(13:00〜15:30)と繋ぐ国際セミナー)

〈近世・近代東アジアの社会集団―日本と中国の交流史から〉
報 告①  張智慧(上海大学文学院、上海都市社会史)
報 告②  彭浩(大阪市立大学経済学研究科、日中貿易史・比較史)
報 告③  渡辺健哉(大阪市立大学文学研究科、中国近世・近代史)

◆連続オンラインセミナー 2nd Term  2022年1〜3月

海外の研究者とオンラインで繋ぎ、多言語でアジア諸地域の社会集団と史料について討議します。

第4回 1月27日(木) 15:00~17:00

テーマ 「南アジアの周縁的社会集団と史料
報 告  小谷汪之(中世~近世インド史) 
コメント 上野雅由樹(大阪市立大学大学院文学研究科、オスマン帝国史)

第5回 2月24日(木) 15:00~17:30

テーマ 「法史料から復元する移行期の日本社会
報告者  ティモシー・エイモス(シンガポール国立大学、日本近世身分社会史)
コメント  安竹貴彦(大阪市立大学法学研究科、日本法制史)

第6回 3月10日(木) 15:00~17:30(中国語・日本語のバイリンガルセミナー)

テーマ 「伝統都市・上海における流通・交易と商人集団
報告者 馬学強(上海社会科学院、上海都市史)
コメント (調整中)

※各回の詳細は、「周縁的社会集団と近代」HPおよび大阪市立大学文学研究科HPでご案内します。※参加希望者は、下記事務局まで、事前にメールでお申し込みください。(会議ID・レジュメを開催前日に送付します)


連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mailinternationalsymposium2021@gmail.com


(上記
QRコードからも送付可能

※本事業は、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動とも協力しています。

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム2021 オンラインセミナー(第3回)

連続オンラインセミナーの第3回は、育成事業若手派遣研究者としてもご活躍いただいた島﨑未央氏(大阪歴史博物館)、吉元加奈美氏(京都精華大学)のお二人に、最近の研究成果をご報告いただきます。

島崎氏は、「村中規定連印帳にみる和泉国池田下村の19世紀」と題し、慶応3(1867)年の「村中規定連印帳」の分析から、19世紀の池田下村のありようを検討していきます。

吉元氏は、「近世大坂の都市周縁部の開発と地域社会―難波村を素材に―」と題し、開発における村側の対応や意向、町奉行・代官双方の支配のあり方に注目し、都市周縁部の分析を進める際の論点を深め検討していきます。

皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時 11月9日(火) 15:00~18:00
  • 内 容 「近世日本の地域社会変容と史料―19世紀の村方史料を素材に」
    • 報告
      島﨑未央(大阪歴史博物館)
      「村中規定連印帳にみる和泉国池田下村の19世紀」
      吉元加奈美(京都精華大学)
      「近世大坂の都市周縁部の開発と地域社会―難波村を素材に―」
  • 形 態  Zoomでの開催

※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。 

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム2021 オンラインセミナー(第2回)

続オンラインセミナーの第2回は、「医療宣教に見る欧米・アジア間の移動と交流―医学史とミッション史の接点で―」と題し、藤本大士氏(育成事業若手派遣研究者、大阪市立大学都市文化研究センター研究員/日本学術振興会特別研究員PD)が報告します。

日本における医療宣教師研究の到達点や課題について、8月に刊行された『医学とキリスト教——日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局)の議論を紹介しつつ、本書の医学史・ミッション史研究における位置づけについて確認します。その上で、イギリス・カナダなどから来日した医療宣教師の活動や、医療宣教師の日本以外の国・地域での活動についても概観し、比較研究の可能性について検討します。

皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時 10月14日(木) 15:30~17:30
  • 内 容
    • 報告 藤本大士氏(大阪市立大学UCRC研究員/日本学術振興会特別研究員PD)
      「医療宣教に見る欧米・アジア間の移動と交流 ―医学史とミッション史の接点で―」
    • コメント 北村昌史氏(大阪市立大学文学研究科)
      参考文献 藤本大士著『医学とキリスト教-日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)
  • 形 態  Zoomでの開催

※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム2021 オンラインセミナー(第1回)

JSPS国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(2017-19年度、略称「育成事業」)では事業終了後、周縁的社会集団の歴史的研究に関する国際的な共同研究プラットホームを構築することを謳い、活動を展開してきました。その趣旨と成果を継承し広く内外に発信する機会として、今回、大阪市立大学国際学術シンポジウム2021連続オンラインセミナーを企画しました。本セミナーシリーズでは、これら最前線の研究を順次紹介し、メイン・イベントでは講演会も開催する予定です。

連続オンラインセミナーの第1回は、「近世イスタンブルの街区と史料―18世紀のシャリーア法廷台帳を中心に―」と題し、守田まどか氏(育成事業若手派遣研究者、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所:研究機関研究員)が報告します。シャリーア法廷台帳は、オスマン帝国の司法・民政を担った裁判官(カーディー、あるいはその代理)が、作成または受領した文書の控えを収録した帳簿で、都市社会史研究における重要な史料です。報告者がこれまでの調査により発見した新史料をいくつか紹介しつつ、法廷台帳の史料的性格、および帝都イスタンブルの街区研究における有効性について論じていただきます。日本近世史の齊藤紘子氏のコメントも受けて、オスマン・日本の比較を軸に、街区の社会=空間やその構造に迫る史料の特質をめぐって議論したいと思います。皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時  9月9日(木) 15:00~17:00 
  • 内 容  
    • 報告 守田まどか氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
      「近世イスタンブルの街区と史料 ―18世紀のシャリーア法廷台帳を中心に―」
    • コメント 齊藤紘子氏(大阪市立大学文学研究科)
  • 形 態  Zoomでの開催

※参加希望の方は、下記事務局まで、事前にお知らせください(会議ID・レジュメを送付)。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学大学院文学研究科 佐賀朝研究室気付
E-mail:internationalsymposium2021@gmail.com

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。

近世大坂〈史料と社会〉円座「吉野五運をめぐる全体史」

大阪市立大学文学研究科日本史学教室が所蔵する近世古文書「吉野五運文書」は、大坂の鰻谷で合薬屋(薬種を調合して小売する商人)を営んだ吉野五運に関する古文書です。吉野五運は、全国各地に取次所を設けて「人参三臓圓」を売り広めた有力商人で、狂言作者・浜松歌国や絵師・伊藤若冲を支えるなど、近世大坂を代表する文人としても知られています。この吉野五運に関する古文書として、東京大学史料編纂所所蔵『吉野五運店日記』などが現存しますが、市大文学研究科日本史学教室でも 2016 年に新出史料 356 点を古書店から購入し、それらの整理・分析を続けてきました。

今回のシンポジウムでは、日本史学教室において調査・研究が進められている「吉野五運文書」の内容を紹介するとともに、大店・吉野五運の「家」のあり様や、近世大坂における調合薬種の流通・販売の構造から近世大坂の都市社会構造に迫ります。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時  2021 年 9 月 20 日(月・休日) 13:30~17:00
  • 報 告  
    • 塚田孝(大阪市立大学名誉教授)
      「吉野五運の家と都市社会」
    • 渡辺祥子(都市・周縁〈史料と社会〉科研・研究補佐)
      「吉野五運の取引先の史料と社会」
  • 形 態  Zoomでの開催

参加をご希望の方は、9 月 18 日(土)までに以下の事務局メールアドレスへ参加をお申し込みください。シンポジウム前日に Zoom の URL とレジュメをメールで送信いたします。

主催:三都研究会〔科学研究費・基盤研究 A「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(略称:都市・周縁〈史料と社会〉科研)〕/大阪市立大学大学院文学研究科日本史学教室(2021 年度文学研究科プロジェクト推進研究「大学所蔵の歴史資料を基盤とした大阪の歴史・文化研究拠点構築」)

共催:近世大坂研究会

後援:大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター(UCRC)

連絡・問い合わせ先

〒558-8585 大阪市住吉区杉本 3-3-138
大阪市立大学大学院文学研究科 齊藤紘子研究室 
kinnseiosakakennkyuukai★gmail.com (★は@に変換してください)

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム 準備セミナー(第7回)

 国際シンポジウム準備セミナー(2021年度第3回、通算第7回)を開催いたします。

 今回は、本学の彭浩氏(国際学術シンポジウム実行委員)に、文学研究科叢書第 12 巻『周縁的社会集団と近代』にご寄稿いただく研究論文の構想をご報告いただきます。

 近世では、中国商船が継続的に長崎に渡航して貿易を行っていました。貿易の当事者により作成された文書のほか、日清両政府側の公文書やオランダ東インド会社の商務日記といった、第三者の視点で記された記録など、多岐にわたる史料が残されています。本報告はこれらの史料を、ヒトやモノの移動のプロセスに沿って紹介し、さらに史料の現存状況に関する日中間の比較も試みます。事業に関係する皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時  8月5日(木) 15:00~17:00 
  • 内 容  彭浩氏(大阪市立大学)
    「近世日清貿易の関係史料―日中比較を兼ねて―」(仮)
  • 形 態  Zoomでの開催

※Zoomでの開催となりますので、レジュメ・ZoomのIDをお送りする都合上、ご参加の場合は、下記事務局の佐賀・佐藤まで、事前にお知らせください。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
佐賀 朝(大阪市立大学) E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp
佐藤敦子(研究補佐)   E-mail:satotakabatake@yahoo.co.jp

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム 準備セミナー(第6回)

 この度、国際シンポジウム準備セミナー(2021年度第2回、通算第6回)を開催いたします。

 今回は、ゲストスピーカーとして、近代日中仏教関係史・東アジア文化交流史などをご専門とする坂井田夕起子氏をお招きします。

 坂井田氏には、2013年に刊行されたご著書『誰も知らない『西遊記』―玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』(龍渓書舎)の内容やその後の研究の展開、中国・台湾などの研究者との交流、双方の史料条件や方法の違いなど、日中交流史の研究状況についてご解説いただき、議論をしたいと思います。

 なお、この著書は、前回の準備セミナー(第5回)渡辺健哉氏報告において、日本の近代仏教の展開とアジア諸地域との関係をとらえたものとして紹介されました。

 事業に関係する皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時  6月25日(金) 16:15~18:15 *開始時刻にご注意ください。
  • 内 容  坂井田夕起子氏 (愛知大学国際問題研究所)
    『誰も知らない『西遊記』 玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』 の刊行とその後の研究活動について
  • 形 態  Zoomでの開催
  • 参考文献 坂井田夕起子『誰も知らない『西遊記』
    ―玄奘三蔵の遺骨をめぐる東アジア戦後史』(龍渓書舎、2013年)

※Zoomでの開催となりますので、レジュメ・ZoomのIDをお送りする都合上、ご参加の場合は、下記事務局の佐賀・佐藤まで、事前にお知らせください。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
佐賀 朝(大阪市立大学) E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp
佐藤敦子(研究補佐)   E-mail:satotakabatake@yahoo.co.jp

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム 準備セミナー(第5回)

 この度、国際シンポジウム準備セミナー(2021年度第1回、通算第5回)を開催いたします。

 今回は、本学の渡辺健哉氏(国際学術シンポジウム実行委員会委員)と塚田孝氏(国際学術シンポジウム実行委員会委員/都市・周縁〈史料と社会〉科研・研究代表者)にご報告いただきます。

 本年、刊行されたオリオン・クラウタウ編『村上専精と日本近代仏教』(法蔵館)について、同著に収録されている渡辺健哉氏の「村上専精と常盤大定―東京帝国大学印度哲学講座の開設をめぐって」をテキストにして、渡辺氏ご自身に、この本全体のアウトラインやご自身の論稿の位置とねらいなどについて解説いただき、議論したいと思います。

 塚田氏には、文学研究科叢書第12巻『周縁的社会集団と近代』について、前回の事務局会議で議論した国際2021と連動する研究科叢書の企画と構成、執筆スケジュールなどについてあらためて議論し、方向性を固めたいと思います。

 事業に関係する皆さまのふるってのご参加をお待ちしております。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時  5月7日(金) 16:00~18:30
  • 内 容  報告① 渡辺健哉氏(大阪市立大学)
    『村上専精と日本近代仏教』(法蔵館)をめぐって
    ※同著収録の渡辺氏ご論稿「村上専精と常盤大定―東京帝国大学印度哲学講座の開設をめぐって」を事前にお読みいただきご参加ください。
  • 報告② 塚田 孝氏(大阪市立大学)
  • 文学研究科叢書第12巻『周縁的社会集団と近代』について
  • 形 態  Zoomでの開催
    ※Zoomでの開催となりますので、レジュメ・ZoomのIDをお送りする都合上、ご参加の場合は、下記事務局の佐賀・佐藤まで、事前にお知らせください。

連絡・問い合わせ先

大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
佐賀 朝(大阪市立大学) E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp
佐藤敦子(研究補佐)   E-mail:satotakabatake@yahoo.co.jp

※戦略的研究経費、基盤研究(A)20H00030「近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置―〈史料と社会〉の視点から―」(代表・塚田孝)の研究活動の一環でもあります。

国際学術シンポジウム「近世~近代移行期における周縁的社会集団の世界」事務局 都市・周縁〈史料と社会〉科研 大阪市立大学国際学術シンポジウム 準備セミナー(第4回)

 今回、国際シンポジウム準備セミナー(第4回)は、戦略的研究経費、都市・周縁<史料と社会>科研との共催として開催することになりました。
「地方城下町・陣屋元村の地域史」をテーマに、ノースカロライナ大学シャーロット校のマーレン・エーラス氏には、近況の研究紹介をかねて明治維新前後の大野藩の貧民救済と身分的周縁論についてお話しいただき、本学の齊藤紘子氏(国際学術シンポジウム実行委員会委員)には、伯太藩陣屋元村の都市性と村落構造について研究報告をしていただきます。事業に関係する多くの皆さまの、ふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

  • 日 時   3月27日(土) 9:00~11:00
  • テーマ 「地方城下町・陣屋元村の地域史」
  • 研究紹介 マーレン・エーラス氏(ノースカロライナ大学シャーロット校)
    「地域社会の固有性と普遍性―明治維新前後の越前大野を例に―」
    ※配布の論稿を事前にお読みいただきご参加ください。
  • 研究報告 齊藤紘子氏(大阪市立大学)
    「和泉国伯太藩陣屋元村の村落構造―青木家文書の調査から」
  • 形 態 Zoomでの開催
    ※Zoomでの開催となりますので、レジュメ・ZoomのIDをお送りする都合上、ご参加の場合は、下記事務局の佐賀・佐藤まで、事前にお知らせください。

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大阪市立大学国際学術シンポジウム事務局
佐賀 朝(大阪市立大学) E-mail:CYI03126@nifty.ne.jp
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