国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」第6回国内(学内)個別セミナー(2018年度第2回)

開催日時2018年5月24日(木)16:30~18:30ごろ
会場文学部会議室(文学部棟1F L122)
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」

20180524_zuno今回の個別セミナーでは、「国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業」による2018年度の派遣研究者である彭浩氏(大阪市立大学)に、ご報告いただきます。

彭氏のご報告では、近世長崎における唐人屋敷(来日唐船の商人と乗組員の居住施設)の社会構造と、貿易関係の荷役日雇・荷漕船の動員体制を中心に、唐船貿易と国際都市長崎の地域社会とのつながりを論じていただきます。

近世国際貿易史、国際関係史、都市社会史、地域社会史に関心のある皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

■報告
彭浩氏(大阪市立大学・派遣研究者)
「近世長崎の唐船貿易と地域社会」

■連絡・問い合わせ先
国際的な活躍が期待できる研究者の育成事業「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@にかえて送信してください)

頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代」第1回 海外個別セミナー(Kick offイベント)

開催日時2018年3月26日(月)13:00~15:00
会場イェール大学Luce Hall 202
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」

20180326_zuno本企画は大阪市大の頭脳循環プログラムの海外セミナーとして、アメリカイェール大学で開催されるものです。本事業の代表である塚田孝氏にご報告いただきます。

近世日本社会は、大量の文書が作成されたという点で突出しています。それらは現代の研究者が、都市と農村の双方における地域社会のあり方を再構成するのに不可欠です。

今回の研究会では、大阪市立大学の塚田孝氏が、日本の歴史家たちがこれら大量の史料をどのように扱い、どのように「下から」歴史を描いているかについて報告します。研究会の使用言語は日本語と英語で、日本学術振興会の後援によるイェール大学と大阪市立大学との共同プロジェクト「周縁的社会集団の近代」の一環としての企画です。

チラシはこちら(PDF

■報告
塚田孝氏(大阪市立大学大学院文学研究科教授・頭脳循環プログラム代表)
「日本の近世社会の特質と史料―和泉市における合同調査の経験を中心に―」

■連絡・問い合わせ先

頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀 朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@に変えて送信してください)

頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代」第4回国内(学内)個別セミナー

開催日時2018年3月3日(土)13:00〜15:00頃
会場文学部会議室(文学部棟1F L122)
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」
共催遊廓社会研究会

20180303_zuno今回の個別セミナーでは、3月半ばにイェール大学で開催される海外個別セミナー(第1回)の報告予定者である岐阜大学の人見佐知子さん(頭脳循環プログラムの担当研究者)にご報告をいただきます。

人見さんのご報告では、1868年の兵庫(神戸)開港後に、外務局が外国人との交渉関係史料を綴った神戸開港文書から、神戸の外国人妾「つる」の一件を取り上げます。明治初年の福原遊廓と外国人、遊女つるをめぐる様々な人々の動きを1つの史料から復元し、移行期の性売買と身売り、それに関わる人々とその相互関係の変容について論 じていただきます。

今回は、科研・遊廓社会研究会とも共催です。近世〜近代移行期の社会史や遊廓研究に関心のある皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

  • 内容
    報告:人見佐知子氏(岐阜大・担当研究者)
    「明治初年の神戸における外国人妾—「つる一件」から—」
  • 連絡・問い合わせ先
    頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」事務局
    佐賀 朝(UCRC所長・文学研究科教授)
    E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@に変えて送信してください)

頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」第3回国内個別セミナー

開催日時2018年1月11日(木)15:00~18:00
会場大阪市立大学経済学部棟2F 第4会議室
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」

20180111_zuno平成29年度日本学術振興会「頭脳循環プログラム」に採択された本学文学研究科(日本史・東洋史・西洋史)企画「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」は、近世から近代の過程におけるアジア諸地域の周縁的社会集団の変容を「排除」と「包摂」の経験に焦点をあて、世界史的な視野で解明することを目的としています。

個別セミナー第3回目の今回は、本プログラムの海外連携研究者のリーダーであるイェール大学のダニエル・ボツマン氏をお招きします。氏は、明治維新期の政治・経済的変革と社会構造変化の関係に注目して研究を重ねてきました。今回の報告では、1968年の「明治維新百年」も想起しつつ、維新150年をめぐる現状を分析し、歴史学研究の役割とその意義について論じていただきます。

さらに、本年2月にイェール大学に派遣が決まっている若手研究者である本学教員の上野雅由樹氏には、オスマン帝国の近代国家化の過程において、西欧列強の圧力のもと、「解放」すべき周縁的社会集団とされたキリスト教徒諸民族に関する氏の研究概要と今後の課題について語ってもらいます。

また今回のイベントでは、本事業の日本側担当研究者となる東京外国語大学のジョン・パトリック・ポーター氏にコメントをしていただきます。日本近世~近代移行期における非人集団の社会的実態とその解体過程を研究してきた立場から、主としてボツマン報告に対してコメントしていただきます。

参加は自由です。本事業やアジア史、都市と周縁的社会集団の研究に関心をもつ多くの皆さんの参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

■報告
Daniel Botsman(ダニエル・ボツマン)(イェール大学歴史学部・教授)
「明治維新150年をめぐって」

上野雅由樹(大阪市立大学大学院文学研究科・准教授)
「宗教を交渉する:オスマン人キリスト教徒と近代」

■ゲストスピーカー(コメント)
John Patrick Porter(ジョン・パトリック・ポーター)
(東京外国語大学大学院国際日本学研究院・講師)

■連絡・問い合わせ先
頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@に変えて送信してください)

頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」Kick Offミーティング(第2回国内個別セミナー)

開催日時2017年12月21日(木)17:00 ~ 20:00
会場大阪市立大学 学術情報総合センター1F 文化交流室
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」

20171221_zunoこのたび、平成29年度日本学術振興会「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」に、本学文学研究科(日本史・東洋史・西洋史)企画の「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」が採択されました。本事業は、アジア諸地域における周縁的社会集団が、ヨーロッパ帝国主義の下、近世から近代への過程でどのように変容したかを、「排除」と「包摂」の経験に焦点をあて、世界史的な視野で解明することを目的としています。

まず、主担当研究者である塚田孝教授が本事業のねらいとその研究上の意義について語ります。さらに、本事業最初の派遣若手研究者である守田まどかさん(UCRC研究員・東京大学DC2)には、自身の研究内容を紹介する報告をしてもらいます。オスマン帝国の首都であるイスタンブルについて、17~18世紀の「街区」に注目しつつ、都市に流入する周縁的社会層に対する排除と包摂の具体相を明らかにしてもらいます。

また今回のイベントにはゲストとして本事業の海外連携者であるシンガポール国立大学(NUS)のティモシー・エイモスさんと上海大学の張智慧さんも参加され、この共同研究に期待するところを語っていただきます。

参加は自由です。アジア史や都市社会史に関心をもつ多くの皆さんの参加をお待ちしています。

チラシはこちら(PDF

■報告

塚田 孝(大阪市立大学大学院文学研究科・教授、頭脳循環プログラム代表)
「頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」のねらいと構想」

守田まどか(大阪市立大学大学院文学研究科・都市文化研究センター(UCRC)研究員)
「18世紀イスタンブルにおける社会変容と街区共同体」

■連絡・問い合わせ先

頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代」事務局
佐賀 朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@に変えて送信してください)

頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」第1回国内個別セミナー

開催日時2017年11月8日(水)18:00~20:00
会場大阪市立大学文学部棟1F 文学部会議室(L122)
主催大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」

このたび採択され、スタートしたJSPS頭脳循環プログラム「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(代表:塚田孝)の最初の企画として、第1回国内個別セミナーを開催することになりました。

今年度の若手派遣研究者である島﨑未央さん(UCRC研究員・日本近世史)に、研究内容を報告してもらい、質疑を行います。

本プログラムや今回の報告に興味を持つ、幅広い分野の皆さまのふるってのご参加をお待ちしています。

■プログラム
・報告者 島﨑未央氏(UCRC研究員)
・報告題「近世和泉における水車絞油屋の経営と地域社会」

■連絡・問い合わせ先
頭脳循環プログラム「周縁」(仮称)事務局
佐賀 朝(UCRC所長・文学研究科教授)
E-mail:CYI03126[at]nifty.ne.jp([at]を@に変えて送信してください)

頭脳循環プログラム採択に伴う被派遣若手研究者の公募

頭脳循環プログラム採択(2017-19年度)に伴う被派遣若手研究者の公募について

 

都市文化研究センター(UCRC)では、日本学術振興会が公募を実施した「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」に応募していましたが、このたび採択通知がありました。課題名は「周縁的社会集団と近代―日本と欧米におけるアジア史研究の架橋」(主担当研究者:塚田孝、2017-19年度)で、近世~近代移行期の日本とアジアにおける周縁的社会集団の比較史的研究を米国イェール大学やシンガポール国立大学、上海大学などの研究者との国際共同研究を通じて推進するものです。

つきましては、本プログラム(「プログラムの概要」を参照)で派遣する若手研究者1名を公募する必要が生じましたので、UCRCを通じて公募いたします。

2017年10月16日

都市文化研究センター
所長 佐賀 朝

■公募要領(PDF

■応募に必要な書類
・様式1:履歴書・研究業績目録(Word
・様式2:研究活動計画書(Word

■参考資料
・プログラムの概要(PDF

都市文化研究セミナー 再考「大坂・アジア・都市」開催のお知らせ

大阪市立大学大学院文学研究科・都市文化研究センターでは、前近代・近代の大阪(大坂)、東アジア海域世界、都市などを重要なキーワードにして研究を進めてまいりました。こうした研究・教育活動の延長線上で、2011~2013年度、日本学術振興会「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」に採択され、研究・教育活動を行っています。
 https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/zuno/
今回、このプログラムの一環として都市文化研究セミナー;再考「大坂・アジア・都市」を開催することになりました。「大坂」「アジア」「都市」は、都市文化研究センター、ならびに頭脳循環プログラムにおいて主要な研究テーマになっております。
それぞれのテーマについて学外の研究者を講師としてお招きし、最新の研究成果、あるいは独自の視点からの学問的な提起を披露していただくことで、プログラムの今後の遂行のための重要な契機といたしたいと考えています。さらに、本セミナーを「頭脳循環」プログラムの枠内にとどめるのではなく、より多くの研究者の皆さんに公開することで、研究のいっそうの進展を期待しております。
セミナー当日は、それぞれの講師からのご報告ののち、十分に時間をとって参加者と意見交換し、テーマを深めてゆきたいと考えています。コーディネーター:仁木 宏(大阪市立大学大学院文学研究科、「頭脳循環」プログラム研究代表)
若手研究者に多く参加いただく催しにしたいと考えておりますが、どなたも参加自由(事前申込不要)ですので、多数のご来場をお待ち申し上げております。

第1回 前近代の大坂  大阪歴史博物館 2F第1会議室
2013年2月16日(土)13:30~17:00
古代の難波宮、中世の四天王寺・渡辺津などの実態が現在、どこまで明らかになっているのか。それらの存在が、それぞれの時代の国家、社会構造のなかでどのような意義をもっていたのか。こうした視点から、近世以前の「大坂」の場のもつ意味を明らかにする。
古市 晃氏(神戸大学)「難波宮と古代国家」
大澤研一氏(大阪歴史博物館)「宗教都市の時代 中世大阪」

第2回 アジア海域世界と中世日本  大阪歴史博物館4F第2研修室
2013年3月9日(土)13:30~17:00
日本中世社会に中国や朝鮮の影響が強くおよんでいたことはもはや常識のように語られる。一方で、中世史研究の中で、これをとりあつかうのは「外交史」という範疇でしかない。アジア海域世界の影響が具体的にどのように中世日本に影響を与えたのか、さまざまな角度から検討をくわえたい。
榎本 渉氏(国際日本文化研究センター)
「中世東シナ海航路を守る神-海域で生成・伝播する航海信仰-」
中島楽章氏(九州大学)
「16世紀、東アジア海域の変動と日本列島 ―豊臣政権と福建ネットワーク-」

第3回 都市論の可能性 4~5月

事務局
大阪市立大学大学院文学研究科 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」

問い合わせ先 niki◎lit.osaka-cu.ac.jp
(◎を@マークに置き換えてから送信してください)

詳細は添付ファイル(PDF形式)をご覧ください。

大阪市立大学都市文化研究センター・釜山大学校韓国民族文化研究所第3回 合同シンポジウム「近現代の都市下層―歴史性と現代性」

PDFのダウンロード

日時:2013年2月2日(土)
会場:大阪市立大学 高原記念館学友ホール
*日本語・韓国語の同時通訳付き。

9:30~10:00
【開会の辞】第3回共同学術会議開催にあたって
 大阪市立大学都市文化研究センター 仁木宏
 釜山大学校韓国民族文化研究所 車チョルク

<第1セッションー都市下層の歴史性>10:00‾13:00 司会:佐賀朝(大阪市立大学)
 近代都市として開発されてきた大阪、そして釜山において都市下層が生み出された歴史性を社会構造、労働形態、日常生活の諸相から照射する。

 金慶南(法政大学)
 「植民都市の開発と地域的・民族的差別構造の形成」
 島田克彦 (桃山学院大学)
 「近代大阪における市街地周辺部の開発過程と労働力の諸形態」
 車ユンソン(釜山大学校韓国民族文化研究所)
 「アミ洞の人びと」
 コメント:坂本悠一(元九州国際大学)・本岡拓哉(同志社大学)

<第2セッションー都市下層の現代性>14:00~17:00 司会:川野英二(大阪市立大学)
 グローバル化のなかで均質な空間へと編成されていく現代都市。そのなかで周縁化され続ける都市下層の断片から、都市研究が直面する課題を模索する。

 文ジェウォン(釜山大学校韓国民族文化研究所)
 「釜山山腹道路についての同床異夢」
 田淵貴大(大阪府立成人病センター)
 「居住地に由来する差別は、メンタルヘルスの社会的決定要因である。」
 文鐘聲(太成学院大学)
 「在日コリアン高齢者と日本人高齢者の比較研究からみた社会格差と健康」
 コメント:川本綾(大阪市立大学)・全ウンフィ(大阪市立大学)

歓迎レセプション 17:30~

連絡先:大阪市立大学文学研究科
JSPS 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム
「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」事務局
伊地知紀子(ijichi◎lit.osaka-cu.ac.jp)
(メールをお送り頂く時には、◎を@に置き換えてから送信してください)

頭脳循環を加速する若手研究戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」

頭脳循環を加速する若手研究戦略的海外派遣プログラム「東アジア都市の歴史的形成と文化創造力」のWebサイトが開設されました。
詳しくは下記をご参照ください。

https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/zuno/index.html

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