2008年度期末レポートの課題と様式

 講義で取り上げた開発途上国家ないし地域について、講義の内容に関連した問題(政情不安、紛争、貧困、飢餓など)を取り上げ、その問題をもたらす要因とその問題解決のために実際に講じられている方策(その内容や効果)について、各自の評価・所見を加えて、報告してください(事実に基づかない感想文はレポートとして認めません)。各週の課題リーディングを発展させる形でレポートを作成することを奨励します。
 『ブラックホーク・ダウン』や『ホテル・ルワンダ』など講義のテーマと関わる映画・ドキュメンタリー小説に関するレポートも受け付けます。ストーリーを要約した上で、何が問題となったのか、その後の展開など、関連資料も調べて(誰かの評論を丸写しせずに)論評してください。
 字数は参考文献リストその他を除いて4000字(1頁800×5枚:1頁は25字×32行が目安)程度とし、ワープロの使用を歓迎します。巻末では字数を明記し、レポートは必ずホッチキスでとめてください。提出期限は1月27日火曜日です。講義日以外の日時では山崎研究室(文学部棟358号室)前の提出箱に入れておいて下さい。尚、ディスカッションのファシリテーターを務めショートレポートを提出した人には期末レポートが免除されます。

a 表題
 表紙は特に必要ありませんが、第1ページ目には以下のような表題をつけてください

 地誌学I(山崎)課題レポート
 表題(例:アフガニスタンにおける女性の地位)と副題(もしあれば 例:戦争と復興の現場から)
 学籍番号と氏名

b 本文
 問題をもたらす要因の分析部分、問題解決のための方策とその評価に関する部分の二部から構成してください。それぞれの部分について章題をつけてもかまいません。

 
例:
 1 アフガニスタンにおける女性の地位  2 女性の地位向上への試みと展望

c 図表
 図表を添付する場合は本文のあとに添えてください。本文中でどの図表に言及しているか明記し、図表には必ず番号を付してください。図表の効果的使用に対しては加点します。

 
例: 図1から明らかなように、アフガニスタンは山岳地帯であり…

d 注と参考文献
 本講義のレポートでは原則として注は用いず、全て本文中に書き込むようにしてください。執筆にあたっては、以下の用例に沿って「必ず文中で」引用文献・資料を明示した上で、巻末で一覧表にしてください(具体的なレポートの様式は優秀レポートを参照してください)。ウェッブサイトの引用の場合でも、サイトの表題とURLおよびアクセスした年月日を明記してください。また、ウィキペディアのような百科事典系サイトの参照は参考にとどめ、関係機関や当事者によるサイトを直接参照・引用してください。参考文献リストが添えられてない場合、文中引用がない場合、あるいはレポート全体を通じて一つの文献・資料の引用しかない場合は、大幅に減点します。必ず複数の資料や文献を参照し、他人の報告の丸写しにならないようにしてください。引用文献(特にWebサイト)についてはこちらで内容を確認することがあります。講義で使用した参考文献は講義のホームページに掲示します。

 引用例(本文中には著者名、発行・作成年・該当ページのみ記入し、詳しい書誌情報やURLは文献リストに記入する):

  イスラム国家における女性の地位を論じた片倉(1998:27-28)は…
  女性が抑圧されているという認識は必ずしも正しくない(片倉1998:27-28)。

 参考文献リスト例(巻末に著者名の五十音順,同一著者なら出版年の古い順で並べる):

  片倉もとこ(1998)『イスラム国家と女性』中東出版。(単行本の場合)
  片倉もとこ(1998)「イスラム国家と女性」、田中秀雄編『イスラム社会』中東出版、24-36頁。(単行本内の論文の場合)
  片倉もとこ(1998)「イスラム国家と女性」中東情勢12-3、24-36頁。(雑誌論文の場合)
  片倉もとこ(2001)「イスラム国家と女性」www.islam.com/katakura (2001年11月20日閲覧)

e 評価・参照例
 評価は現状分析(10点)、施策評価(10点)、体裁(10点)とします。体裁を配慮したレポートにはできるだけ10点を与えます。提出期限を過ぎた場合は超過日数に応じて減点しますが、1月30日午後5時を過ぎたものは受け取りません。特定の文献を引用したことを明記せずにそのまま書き写した(つまり盗作した)レポートは0点としますので注意してください。尚、レポート執筆のための参考文献、課題リーディングのテーマに関わる参考ホームページ、そして過去の優秀レポートをホームページにあげていますので、執筆の参考にしてください。