第6回研究会(通算82回、歴史地理研究部会と共催)

日時:

2005年7月30日(土)13時30分〜17時30分

会場:

大阪大学文学部第一会議室(大阪府豊中市待兼山1-5 Tel. 06-6850-6111)。阪急電車宝塚線・石橋駅(急行停車)下車東へ徒歩約15分、または大阪モノレール柴原駅下車徒歩約10分。
(地図は http://www.let.osaka-u.ac.jp/faculty/index.html のアクセスマップをご参照ください)

研究発表(研究発表後に全体討論を行います):

テーマ 新しい「都市プラン」論の地平

・佐藤賢一(電気通信大) 近代日本朱子学と測量術

・鳴海邦匡(大阪大) プランニングとしての近世地図

・千田嘉博(奈良大) 考古学・城郭研究と都市プラン研究

想定される課題:

(1)現代的意義:従前の「都市プラン研究」に限界が生じている。限られた地域に議論が収斂する一方、都市システム(運営・管理)へと課題がシフトする。こうした方面において技術史(設計)の果たす役割があるのではないか、と同時にあらためて都市プラン研究が現代社会に果たす意義を見直す必要がある。
(2)空間思想と都市プランとの関わり:都市にみる空間思想からみた、現代の都市プランニング。
(3)都市プランの検証:中近世考古学の成果からの検証が必要とされる。しかし、都市全体の発掘は不可能(倭城の存在)。歴史地理学の成果と如何にクロスするのか?
(4)近代的都市・集落プランは優れているのか?:文化的景観としての中近世都市・集落プランの再評価(地域アイデンティティーの創出)。

キーワード


プランニング、空間思想、技術、矢守一彦、文化的景観

コメンテーター:

藤田裕嗣(神戸大)

司会:

小野田一幸(神戸市立博物館)

発表の途中、大阪大学総合学術博物館常設展示の見学を予定しています。