文学部を知りたい人のための市大授業
―ひらけゆく世界 みえてくる人間―


□ 平成25年秋の文学部市大授業は、10月14日(月・祝)に実施します。申込期間は、平成25年8月11日(土)から10月4日(金)までです。
□ 過去の文学部市大授業のようすはこちらをご覧ください。

大阪市立大学大学院文学研究科・文学部は、大学における授業の雰囲気や学内の様子を、高校生をはじめ大阪市立大学に関心を持つ人々にひろく体験してもらうために、2013年秋の「文学部を知りたい人のための市大授業」を開催します。文学部の教員が自らの専門分野に関する講義を高校生向けに行います。

日時 2013年10月14日(月・祝)
第1時限 午後1時00分〜午後2時10分:講義
第2時限 午後2時20分〜午後4時:文学部生とのフリートーク
会場 大阪市立大学杉本キャンパス1号館(下記アクセスマップページの中段ほどにキャンパスマップがあります。その中の1番が一号館です。)
対象 高校生、予備校生等
定員 各授業につき100名
費用 無料
講義内容 こちらをご覧ください。
申込方法 (1)個人で申し込まれる方は、こちらをご利用ください→申込用ページ
(2)葉書でも申込できます:
〒558-8585大阪市住吉区杉本3丁目3−138文学部市大授業係宛
(受講希望者住所氏名、所属(高校名など)、学年、受講を希望する講義名を明記してください。)
(3)高校等から一括で申し込まれる方は、こちらをご利用ください
申込用ページ
申込受付期間 平成25年8月11日(土)から10月4日(金)まで

市大授業チラシ(PDF)はこちら です

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2013年秋 市大授業プログラム

第1時限 午後1時〜午後2時10分

井上 徹 教授  中国にはなぜ漢族が多いのか ?

 中国の総人口はおよそ13億人、56の民族から成っていますが、このうち漢族が全体の9割以上を占めます。かかる状況はどのようにして形作られたのでしょうか? この問題を理解するための鍵は漢化という概念です。黄河流域に発祥した漢字を基礎とする文化を共有する人々が漢族であり、その漢族が西方及び南方へと進出して、現地の民族との抗争に打ち勝ち、漢族の文化のなかに飲み込んでいきました。そうした漢族への同化を漢化と呼びます。この講義では、急速に漢化が進んだ明清時代、中国南部の山間地帯で一世紀にわたって繰り広げられた漢族と非漢族との抗争を手がかりとして、現地調査の成果も織り交ぜながら、漢化の最前線を追跡します。

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森 久佳 准教授  学校の「先生」・「教師」の世界

 高校生の皆さんにとって、学校の先生は非常に身近な存在でしょう。では、その先生方は、いったいどんな仕事(職務)を日々こなしているのでしょうか? 授業は仕事の一つに入りますが、それだけでなく、実のところ、皆さんの目に見えないところで学校の先生たちはいろいろな仕事をされています。また、学校の先生たちは、時に「教員」ないし「教諭」と呼ばれることもありますが、そこにはどのような意味が込められているのでしょうか? こうしたいくつかの疑問を出発点に、この講義では、「先生」や「教師」の世界の一端を探りたいと考えています。

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大岩本 幸次 准教授  日本漢字音のはなし ―中国語史の観点から―

 我々がふだん用いている漢字の発音には、訓読みと音読みがあります。例えば「人」という字であれば「ヒト」が訓読み、「ニン」や「ジン」が音読みです。このうち音読みについては、さらに呉音、漢音、唐音といった三種ほどの別があり、先の例では「ニン」が呉音、「ジン」が漢音とされます。時に厄介なこれら音読みの区別は、古代中国語の音の変遷と密接な関わりを有しています。今回の講義では、中国語の音節構造や発音上の特色、また日本漢字音の種類や性格について概述した上で、日本漢字音の特徴のうち顕著なものを取り上げて、なぜ発音が互いに異なってしまっているのか、中国現代諸方言の例も援用しつつ、中国語史の観点から解釈を行う予定です。

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第2時限 午後2時20分〜午後4時

文学部学生とのフリートーク!!

大阪市立大学が大好きで、文学部での学生生活を思いっきり楽しんでいる学生さんがたくさんいます。勉強、卒論、就職などについて、毎年入学直後に開催される新入生歓迎キャンプをはじめ、先輩が後輩を応援する企画がいっぱいあります。講義を聞いた後は、先輩と楽しく語り、大学生になった未来の自分を想像してみませんか。


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