教育学専修
本専修は、学校教育の方法と組織に関する研究を中心にすすめています。すなわち、授業と生活指導の研究、教育コミュニケーションの研究、中等教育と職業教育の研究、高等教育を含む教育行政の研究等などです。そして、人間行動学を基礎的な理論としながら、これらの事象を時間的な発展・変化の相で捉える教育史的なアプローチ、また世界の広がりの中で捉える国際比較的アプローチが用いられています。
大学院生が取り組んできた博士論文・修士論文の近年のテーマでは、「教員人事評価の理論と方法に関する研究―教職と学校組織の視座から―」「児童の自己評価能力の育成方法に関する実証的研究」(以上博士論文)、「授業でデジタルコンテンツを活用するための教師の実践的知識に関する研究―活用頻度の異なる教師の比較を通して―」「ドイツ技師学校の専門大学への昇格と学生たちが果たした役割―ノルトライン・ヴェストファーレン州における昇格過程を通して―」「一般教育が『人間形成』に果たす役割の固有性―筑波大学における『教養観』の歴史的位相」(以上修士論文)などがあります。
本専修では、年に1回、研究誌『教育学論集』を発行しています。教員と大学院生が執筆した論文が掲載されますが、掲載の採否は査読により決定されます。そのほか、本大学院を修了され、現在大学等で研究職についていらっしゃる方々に研究短報という研究エッセイを寄稿していただいています。巻末には、1年間の教育学教室彙報、および、博士論文・修士論文・卒業論文一覧を掲載しています。
年に数回、「教育研究フォーラム」を企画・運営し、教員と大学院生が研究成果を発表しています。外部からゲストスピーカをお招きすることもあります。また、1〜2週間に1度開かれる「教員採用試験研究会」を共催しています。さらに、学部生・大学院生・教員の自由参加で行う自主ゼミ「教育学研究会」があります。これは月に1回程度開催され、教育学の様々な研究分野の情報交換や、教育問題についての議論、学部生と大学院生・教員の交流促進を主な目的として行っています。
大学院修了後の進路は、大学教員、小中高の教員、公務員などです。
スタッフ
| 堀内達夫 教授 | 近代社会の教育、教育と雇用・キャリアの関係、技術・職業教育の国際比較 『新版専門高校の国際比較』(編著)法律文化社、2006年 |
| 湯浅恭正 教授 | 特別なニーズ教育、インクルージョン教育、生活指導の研究 『障害児授業実践の教授学的研究』大学教育出版、2006年 |
| 添田晴雄 准教授 | 比較教育文化史、教育・学習における話すことと聞くことの研究、いじめ問題の国際比較 『世界のいじめ』(共編)金子書房、1998年 |
| 滝沢潤 准教授 | 教育行政学、とくにアメリカ合衆国におけるバイリンガル教育、マイノリティ教育。 |