大阪市立大学大学院文学研究科日本史研究室

教員について

経歴

佐賀 朝(さが あした)

1966年12月31日生まれ(大阪府枚方市生まれ、育ったのは東京・横浜)

大阪市立大学大学院文学研究科 教授

メールアドレス:

  • 1990年3月 金沢大学文学部卒業
  • 1990年4月 大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程国史学専攻に入学
  • 1992年4月 同上 後期博士課程日本史学専攻に進学
  • (同年同月 大阪市史料調査会の調査員に)
  • 1997年3月 同上 単位取得退学
  • 1999年4月 桃山学院大学文学部専任講師に
  • 2002年4月 同上 経済学部助教授(2007年から准教授)に
  • 2010年4月 大阪市立大学大学院文学研究科准教授に

研究

主な研究テーマ

近代大阪の都市社会史・地域史。戦時下の国民動員と地域の関係について。 近年は、近世~近代における「遊廓社会」の研究にも取り組んでいる。

学会・研究会活動

  • 【研究会活動】
    • 大阪歴史科学協議会研究委員(1992年~現在に至る、2002~2007年は研究委員長)
    • 歴史科学協議会全国委員(2002~2007年)
    • 「遊廓社会」研究会幹事(2007年~)

主要業績

  • 単著
    • 『近代大阪の都市社会構造』(日本経済評論社、2007年)
  • 論文
    • 「戦時下都市における食糧難・配給・闇―大阪市の事例を中心に―」(大阪国際平和研究所紀要『戦争と平和』2号、1994年3月)
    • 「日中戦争期における軍事援護事業の展開」(『日本史研究』385号、1994年9月)
    • 「1920年代における都市地域支配と社会構造―大阪府方面委員の活動をめぐって―」(『歴史科学』140・141号、1995年6月)
    • 「1920年代の「不良住宅地区」住民の生活と立ち退き問題」(広川禎秀編『近代大阪の行政・社会・経済』青木書店、1998年2月)
    • 「大阪市の不良住宅地区改良事業について」(『大阪の歴史』増刊号、1998年9月)
    • 「戦前期における大阪市の住宅政策と住民生活」(『大阪市公文書館研究紀要』12号、2000年3月)
    • 「近世・近代移行期大阪の都市社会―松嶋遊廓を素材に―」(『歴史評論』599号、2000年3月)
    • 「近代巨大都市の社会構造―明治期大阪の都市内地域―」(吉田伸之・佐藤信編『新体系日本史6 都市社会史』山川出版社、2001年6月)
    • 「明治期大阪の都市下層社会―長町の木賃宿と地主層について―」(『年報都市史研究』10号、2002年10月)
    • 「明治期における大阪長町の社会構造について―地主層の利害と動向を中心に―」(『部落問題研究』164号、2003年4月)
    • 「明治期大阪の巨大工場と都市社会―造幣局を素材に」(塚田孝編『大阪における都市の発展と構造』山川出版社、2004年3月)
    • 「近世・近代移行期における大阪の都市下層社会―長町の民衆世界とその構造―」(井上徹・塚田孝・大阪市立大学文学研究科叢書編集委員会編『東アジア近世都市における社会的結合―諸身分・諸階層の存在形態―』清文堂、2005年3月)
    • 「総動員体制と地域社会―尼崎を事例に―」(『市大日本史』10号、2007年5月)
    • 「「町村(まちむら)」の近代化と地主―大阪・難波村を事例に―」(『年報都市史研究』15号、2007年11月)
    • 「明治前期の「町村(まちむら)」―西成郡難波村の土地所有構造―」(広川禎秀編『近代大阪の地域と社会変動』部落問題研究所、2009年6月)
    • 「近世~近代「遊廓社会」研究の課題」(『年報都市史研究17遊廓社会』山川出版社、2010年3月)
    • 「明治初年の遊廓社会」(吉田伸之・伊藤毅編『伝統都市4分節構造』東京大学出版会、2010年8月)
    • 「近代大阪における都市下層社会の展開と変容―一九三〇年代の下層労働力供給の問題を素材に―」(『桃山学院大学経済経営論集』53巻3号、12年2月)
  • その他
    • 「〈史料紹介〉大正期の青年団の活動」(『市史研究紀要たからづか』13号、1997年3月)
    • 「被災史料救出活動の成立・展開とその条件」(『歴史科学』150号、1997年9月)
    • 「〈書評〉原田敬一『日本近代都市史研究』」(『年報都市史研究』6号、1998年10月)
    • 「黒田俊雄史学と「あたらしい地域史」」(『歴史科学』160号、2000年5月)
    • 「《コラム》戦時町内会」(吉田伸之・佐藤信編『新体系日本史6都市社会史』山川出版社、2001年6月)
    • 「地域資料保存・活用ネットワークの構築のための第一歩―大阪の特徴を活かして」(『歴史科学』183号、2006年3月)
    • 「日本橋改良住宅地域の生活史―裏長屋から「改良」を経て戦後「立体長屋」へ―」(『歴史科学』190号、2007年11月)
    • 「銃後奉公会体制の実態―兵庫県武庫郡大庄村の史料紹介―」(大阪国際平和研究所紀要『戦争と平和』17号、2008年3月)
    • 「明治初年の遊廓統制と「遊廓社会」―人見報告によせて」(『ヒストリア』213号、2009年1月)
    • 「近代都市社会構造史の把握のために―書評にこたえて―」(『歴史科学』197号、2009年5月)
    • 「大阪市公文書館問題の経過と課題」(『歴史科学』202号、2010年10月)
    • 「自治体文書館の現状と課題―大阪府・市公文書館の場合―」(日本歴史学協会年報26号、11年3月)
    • 「地域資料保存・活用ネットワーク構築のために―大阪府・市公文書館問題と地域資料研究会の取り組み―」(『桃山学院大学総合研究所紀要』37巻2号、12年1月)

研究報告

日付 研究会名 論題
1994年6月12日 大阪歴史科学協議会30周年記念大会 「1920年代における都市地域支配と社会構造―大阪府方面委員の活動をめぐって―」
1999年9月26日 歴史科学協議会大会 「近世・近代移行期大阪の都市社会―松嶋遊廓を素材に―」
2001年11月4日 都市史研究会シンポジウム「伝統都市と身分的周縁」 「明治期大阪の都市下層社会―長町の木賃宿と地主層について―」
2002年10月27日 部落問題研究者全国集会、分科会(歴史Ⅱ) 「明治期における大阪長町の社会構造について―地主層の利害と動向を中心に―」
2004年3月21日 大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センターCOEシンポジウム「東アジア近世都市における社会的結合」 「近世・近代移行期における大阪の都市下層社会―長町の民衆世界とその構造―」
2006年11月12日 都市史研究会シンポジウム「分節構造と社会的結合」 「「町村(まちむら)」の近代化と地主―大阪・難波村を事例に―」
2008年11月1日 都市史研究会シンポジウム「遊廓社会」 「近世~近代「遊廓社会」研究の課題」
2010年7月11日 第2回地域史惣寄合 「地域史と大学教育」
2011年9月25日 上海師範大学近代社会センター・大阪市立大学文学研究科共催、国際学術シンポジウム≪中日両国の伝統都市と市民生活≫ 「伝統都市から近代都市へ―一九世紀大阪の都市内地域を素材に―」
2011年2月9日 大阪市立大学都市文化研究センター・釜山大学校韓国民族文化研究所第一回合同シンポ 「近代大阪の都市社会構造―一九二〇~三〇年代の下層労働者層をめぐって―」
2012年2月9日 「近代大阪の都市下層社会」 大阪市立大学都市文化研究センター・釜山大学校韓国民族文化研究所 第二回合同シンポ「都市移住民と空間変形」、韓国・釜山
2011年3月2日 「近代大阪の都市下層社会」 大阪市立大学文学研究科・上海大学文学院共催国際シンポ「東アジアにおける都市社会史への視点―上海と大阪を中心に―」、中国・上海
2011年3月27日 「近代大阪の都市下層社会」 イェール大学東アジア研究委員会特別シンポ「City and Region in Japanese History」、アメリカ・ニューヘブン

社会活動

地方自治体関係の委員

  • 守口市史編纂委員会(近代史)部門委員(1994~2001年)
  • 長浜市史近現代編 執筆委員(1996~2001年)
  • 大阪市公文書館 運営委員会専門委員(1997~1999年、2002~2005年)
  • 尼崎市立地域研究史料館 専門委員(1998~2007年)
  • 和泉市史専門委員(2010年~)

その他

  • 歴史資料ネットワーク 運営委員(1995年~)
  • 地域資料シンポジウム実行委員会 事務局担当(2003年~)
  • 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ) 運営協議会メンバー(2007年~)

教育

担当講義(2010年度)

【大学院】

日本史学研究Ⅳ
  • 主題と目標

     「近代都市史研究の再検討」をテーマに1970年代末から現在に至る近代都市史研究の主要な成果について再検討していく。大阪を対象とした研究を 主に取り上げる。近代大阪の都市史研究は、都市政治史や社会問題論、都市下層社会論などを軸として展開されてきた。1990年代末以降、大阪では都市社会 構造史の分野で研究の進展が見られるが、都市政治史や政策史の分野は停滞している。こうした停滞を社会構造史の視点から打開する方向性を模索するため、こ れまでの(狭義の)都市政治史も含めた研究史の到達点をあらためて批判的に検証したい。
     なお、上記の課題との関連で、必要に応じて、最新の研究として注目すべきものも取り上げる。

  • 内容・計画

     主要成果を論文単位で取り上げる(1回に1本、多くても2本)。その際、当該論文が分析対象としている主要史料も1~2点取り上げて批判的に検討してもらう。受講生が順番に要約・論評を担当し、全員で合評する。
     必要に応じて、各段階で公表されている研究展望や研究史整理の論稿も取り上げる。

  • 受講生へのコメント

     小山仁示・芝村篤樹『大阪の百年』(山川出版社、1991年)などをあらかじめ読んで、大阪の近代史に関する基本的な知識はおさえておいてください。
     日本史学研究演習4とあわせて受講してください。

  • 参考文献・教材

     小路田泰直『日本近代都市史研究序説』(柏書房、1991年)
     成田龍一編『近代日本の軌跡9 都市と民衆』吉川弘文館、1993年)
     杉原薫・玉井金五編『大正・大阪・スラム(増補版)』(新評論、1996年)
     原田敬一『日本近代都市史研究』(思文閣出版、1997年)
     芝村篤樹『日本近代都市の成立―1920・30年代の大阪―』(松籟社、1998年)
     広川禎秀編『近代大阪の行政・社会・経済』(青木書店、1998年)
     大石嘉一郎・金澤史男編『近代日本都市史研究―地方都市からの再構成』(日本経済評論社、2003年)
     佐賀 朝『近代大阪の都市社会構造』(日本経済評論社、2007年)
     広川禎秀編『近代大阪の地域と社会変動』(部落問題研究所、2009年)
     以上のほか、授業のなかで随時、提示する。

日本史学研究演習4
  • 主題と目標

     「近現代地域史研究の実践」をテーマに、近現代の大阪(都市・農村を含め)を主な対象に、地域史研究を実践的に学ぶ。受講生が各自でテーマを設定し、近現代の地域史料を用いた研究報告を実践し、全員で質疑・討論を行う形で進める。
     多様な史料にもとづいて地域の社会構造を明らかにするための視点や方法の修得をめざす。

  • 内容・計画

     扱う史料や報告内容・報告順などについては、第1回目に受講生と相談のうえ決める。
     必要に応じて、授業で取り上げた地域のフィールドワーク(まち歩き)なども実施する。

  • 受講生へのコメント

     日本史学研究Ⅳとあわせて受講してください。

  • 参考文献・教材

     授業のなかで随時、提示する。

【学部】

[第1部]

日本史講読Ⅳ
  • 主題と目標

     「戦時下の史料と地域史」というテーマのもと、「十五年戦争」期(1931~1945)の地域史料を読んでいく。活字史料を中心に、近現代史料を読み解くための基礎的な方法や知識の修得を目ざす。

  • 内容・計画

     この授業では、「十五年戦争」期における国民動員や戦時政策と、市民生活や地域社会との関係について、『資料日本現代史』(大月書店)に収録され た史料を読み進める形で考察したい。受講生とも相談しつつ、テキストの中から取り上げる史料を選択し、関連する論文などにも言及する形での分担発表を順番 に行ってもらう。発表は、1人ずつ、あるいは2~3人程度の少人数のグループで担当してもらう予定。
     必要に応じて、基本文献や関連論文の要約・論評を主眼とする報告も織り込む。

  • 受講生へのコメント

     近現代の史料を、まずは活字のものから読んでもらい、分析や論述の基礎となるような史料の読み方を学び取ってください。あわせて戦時下の生活や社会の実態にも触れてほしいと思います。意欲的な参加を期待しています。

  • 参考文献・教材

     藤原彰・功刀俊洋編『資料日本現代史8満洲事変と国民動員』(大月書店、1983年)
     粟屋憲太郎・小田部雄次編『資料日本現代史9 二・二六事件前後の国民動員』(大月書店、1984年)
     吉田裕・吉見義明編『資料日本現代史10日中戦争期の国民動員①』(大月書店、1984年)
     伊香俊哉・吉田裕・吉見義明編『資料日本現代史11 日中戦争期の国民動員②』(大月書店、1984年)
     赤澤史朗・北河賢三・由井正臣編『資料日本現代史13 太平洋戦争下の国民生活』(大月書店、1985年)
     以上のほか、基本文献や論文については授業のなかで随時、提示する。

日本史演習Ⅳ
  • 主題と目標

     「近現代地域社会史の調査・研究」というテーマのもと、大阪府南部の和泉市域に残された近現代の地域史料を素材として共同研究を進める。多様な形態の近代史料を読み解き、分析する力を鍛えることを目ざす。

  • 内容・計画

     この授業では、毎年夏に日本史研究室が行なっている和泉市教育委員会との合同調査(「地域の歴史的総合調査」)によって発見された史料をテキスト としたい。近年あるいは今年夏に実施される合同調査で発見された史料を素材として、いくつかのグループにわかれて史料の解読や分析作業を進め、中間発表を くり返しながら共同研究の成果を論文などの形式でまとめることを目ざす。
     必要に応じて、『和泉市の歴史2 松尾谷の歴史と松尾寺』などの関係文献・論文の分担報告なども織り込む。

  • 受講生へのコメント

     生の地域史料に触れ、人びとの生活や地域社会の歴史を復元する作業に共同で取り組みます。共同研究作業の楽しさを体感してください。しんどいことも少なくありませんが、意欲的な参加を期待しています。

  • 参考文献・教材

     和泉市史編さん委員会『和泉市の歴史2 松尾谷の歴史と松尾寺』(和泉市、2008年)
     以上のほか、授業のなかで随時、提示する。

日本史特講Ⅳ
  • 主題と目標

     「近代大阪の都市社会史」というテーマのもと、近代の巨大都市・大阪を対象に、その社会構造の分析を試みる。
     その際、①都市住民の生活実態やそこで取り結ばれる多様な社会関係を具体的に明らかにすること、②巨大都市を構成するさまざまな地域社会の個性的あり方 に注目すること、③一次資料、新聞資料、地図の検討やフィールドワークなど、さまざまな史料を多面的に活用し分析すること、などを重視したい。
     具体的には、明治期の都市内の地域社会として、居留地、遊廓、都市下層社会、巨大工場、「町村」(まちむら)、中小工場集積地などを取り上げる。
     可能であれば、授業で取り上げた地域のフィールドワーク(まち歩き)も実施する。
     全体を通して、地域社会の構造とその変化を捉える方法を考察し、現代の地域社会が抱える課題に向き合うための基本的な視座を獲得することを目標とする。

  • 内容・計画

     1.明治期大阪の都市内地域―地図から考える
     2.川口居留地の開設と都市社会(1)―開設経緯と社会構成
     3.川口居留地の開設と都市社会(2)―居留地の自治と周辺社会
     4.松嶋遊廓の社会構造(1)―成立と支配
     5.松嶋遊廓の社会構造(2)―大阪の遊廓社会
     6.工場社会史の方法―砲兵工廠を例に
     7.造幣局と都市社会
     8.明治期大阪の都市下層社会―長町を例に(1)
     9.明治期大阪の都市下層社会―長町を例に(2)
     10.明治期大阪の都市下層社会―長町を例に(3)
     11.「町村」(まちむら)の近代化―難波村を素材に(1)
     12.「町村」(まちむら)の近代化―難波村を素材に(2)
     13.産業革命と地域社会―九条・西九条の工場集積(1)
     14.産業革命と地域社会―九条・西九条の工場集積(2)
     15.まとめ

  • 受講生へのコメント

     出席と毎回のコメントカードへの記入内容も重視しますので、まずはしっかり出席して話を聞いてください。

  • 参考文献・教材

     原田敬一『日本近代都市史研究』(思文閣出版、1997年)
     広川禎秀編『近代大阪の行政・社会・経済』(青木書店、1998年)
     佐賀 朝『近代大阪の都市社会構造』(日本経済評論社、2007年)
     広川禎秀編『近代大阪の地域と社会変動』(部落問題研究所、2009年)
     以上のほか、授業のなかで随時、提示する。

[第2部]

日本史専門演習Ⅳ
  • 主題と目標

     「戦時下の史料と地域史」というテーマのもと、「十五年戦争」期(1931~1945)の地域史料を読んでいく。活字史料を中心に、近現代史料を読み解くための基礎的な方法や知識の修得を目ざす。

  • 内容・計画

     この授業では、「十五年戦争」期における国民動員や戦時政策と、市民生活や地域社会との関係について、『資料日本現代史』(大月書店)に収録され た史料を読み進める形で考察したい。受講生とも相談しつつ、テキストの中から取り上げる史料を選択し、関連する論文などにも言及する形での分担発表を順番 に行ってもらう。発表は、1人ずつ、あるいは2~3人程度の少人数のグループで担当してもらう予定。
     必要に応じて、基本文献や関連論文の要約・論評を主眼とする報告も織り込む。

  • 受講生へのコメント

     近現代の史料を、まずは活字のものから読んでもらい、分析や論述の基礎となるような史料の読み方を学び取ってください。あわせて戦時下の生活や社会の実態にも触れてほしいと思います。意欲的な参加を期待しています。

  • 参考文献・教材

     藤原彰・功刀俊洋編『資料日本現代史8満洲事変と国民動員』(大月書店、1983年)
     粟屋憲太郎・小田部雄次編『資料日本現代史9二・二六事件前後の国民動員』(大月書店、1984年)
     吉田裕・吉見義明編『資料日本現代史10日中戦争期の国民動員①』(大月書店、1984年)
     伊香俊哉・吉田裕・吉見義明編『資料日本現代史11日中戦争期の国民動員②』(大月書店、1984年)
     赤澤史朗・北河賢三・由井正臣編『資料日本現代史13太平洋戦争下の国民生活』(大月書店、1985年)
     以上のほか、基本文献や論文については授業のなかで随時、提示する。