市大独文学会

・当教室の大学院修了生および教員、在籍する院生からなる学会組織です。年に2回研究発表会を行い、毎年12 月に学会誌『セミナリウム』を刊行しています。
・ただいま2020年春発刊予定の『セミナリウム』41号原稿を募集しています。執筆申し込み締め切りは6月30日です。


過去の活動報告

2019年3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会第61回研究発表会

研究発表
1.海老根 剛:エリアス・カネッティ再考 
-『群集と権力』とヴァイマル共和国の群集論
2.神竹 道士:アイヌ語の文字表記について
-文字と民族のアイデンティティ

2018年12月20日 『セミナリウム』40号発行

論文
1.大河内 朋子:W. G. ゼーバルト作品における「記憶の保存庫」としての空間的イメージについて 
-散文詩集『自然に従いて』の構成に関する考察        
2.佐藤 文彦:両大戦間期ベルリン児童文学に描かれた移動する子どもたち       
3.Simon Oertle:Deutsche und japanische Substantivzusammensetzungen im Vergleich
4.森村 采未:18世紀の母語教育
-J. F. ハイナッツのドイツ語研究と教育改革試論   

2018年10月7日 大阪市立大学ドイツ文学会第60回研究発表会

研究発表
1.髙井 絹子:アドルフ・ロースの装飾批判  
2.森村 采未:18世紀のJ. F. ハイナッツの母語教育
-ドイツ教育改革史から見たハイナッツの再評価        
3.木戸 紗織:統合の言語としてのルクセンブルク語
-非ロマンス語母語話者の増加に伴う言語状況の変化     
4.Simon Oertle :Zum nicht-adjektivischen Ausdruck bestimmter deutscher Adjektive im Japanischen?

2018年3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会第59回研究発表会

1.佐藤 文彦:両大戦間期ベルリン児童文学に描かれた移動する子どもたち

2.吉村 淳一:詩形と統語構造
-ドイツ中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』と『クードルーン』に
おけるdesの役割について 

2017年12月20日 『セミナリウム』39号発行

論文
1.深見 茂:テーオドール・シュトルムの『白馬の騎手』について
-伝統的枠小説より現代的語りへ-
2.Ken-ichi Hasegawa :Jung-Stilling und seine Volkslieder
 
研究ノート
1.神野ゆみこ:I.N.R.I.に込められた願望 
-ペーター・ローゼッガーの『I.N.R.I.』を読む         
2.進藤 友貴:フランツ・ヴェルフェルの『モーセ山の四十日』成立事情        
3.森村 采未:J. F. ハイナッツの正音法について
-その概念規定にみる時代の先見性 

2017年10月15日? 大阪市立大学ドイツ文学会第58回研究発表会

研究発表
1.中西 廉:メフィストフェレスの変遷 
-マーロウ、ゲーテ、マンのファウスト作品を手掛かりに
2.森村 采未:J. F. ハイナッツの正音法?〈e〉音のバリエーションについて  
3.長谷川 健一: ヘルマン・ムテジウスの「即物的芸術」とラントハウス   
4.吉田 芳弘:『ドナウ河 ―流域の文学と文化― 』拾遺
-宮澤賢治『銀河鉄道の夜』のなかで聞こえる「新世界交響楽」について

2017年3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会総会・第57回研究発表会

研究発表
1.長谷川 健一:フィクションの誘惑 
-ユング=シュティリングにおける信仰と創作
2.磯部 美穂:誤用分析に基づくドイツ語表現幅に関する考察

2016年12月20日 『セミナリウム』38号発行

論文
1.吉田 芳弘:ゴーレム文学の系譜としてのK.チャペック『RUR(ロボット)』 
-削除/書き込みされる字母「アレフ」をめぐって


研究ノート
1.中村 惠:1818年のアイヒェンドルフ
2.神野 ゆみこ:ローゼッガーの『I.N.R.I.』における非神話化されたイエスと母マリア


2016年10月2日 大阪市立大学ドイツ文学会第56回研究発表会

午前の部 研究発表会
1.進藤 友貴:フランツ・ヴェルフェルの戯曲『モーセ山の四十日』
-二つの文化の間に生きる者の葛藤について
2.廣瀬 ゆう子:ヨハンナ・シュピーリ『カンダーグルントのトーニ』について
-シュピーリ作品における少年像


午後の部 シンポジウム:日本におけるドイツ語教育
1.Simon Oertle :Deutschunterricht in Japan: der quantitative Aspekt und Gründe für Deutsch 

2.田島 昭洋:授業に学生を巻き込む術  
-音楽を通して

3.吉田 芳弘:高専でのドイツ語教育について      
4.神竹 道士:教科書から見えてくるドイツ語教育の移り変わり

2016年3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会総会・第55回研究発表会

研究発表
1.長谷川 健一:装飾と「近代」
-ヘルマン・ムテジウスのユーゲントシュティール批判再考
2.海老根 剛:新即物主義の文学における都市空間と〈歩くこと〉
-アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』を事例として

3.中村 惠:アイヒェンドルフの『大理石像』に潜む実存的意味


2015年12月20日 『セミナリウム』37号発行

論文
1.Simon Oertle:Deutsch und Japanisch im typologischen Vergleich
-Mit Einbezug von Englisch, Koreanisch und Ainu

2.進藤 友貴:フランツ・ヴェルフェルの『鏡人』について

研究ノート
1.神竹 道士:府立岸和田高校での出張講義を振り返って
-アンケート調査の結果報告

2.神野ゆみこ:ペーター・ローゼッガーの『永遠の光』における反教権主義と教会改革

書評
1.吉田 芳弘:林美一編集・校訂『作者胎内十箇月圖』(河出書房新社 1987年)

2015年9月27日 大阪市立大学ドイツ文学会第54回研究発表会開催

研究発表
1.柴 亜矢子:有生性から見た二重目的語構文の歴史的変遷について 
-ゲーテコーパスを用いたlehren構文の使用頻度調査

2.神野ゆみこ:ペーター・ローゼッガーの『永遠の光』における「秘かなる」反教権主義


2015年3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会総会・第53回研究発表会開催

研究発表
1.佐藤 文彦:アレックス・ウェディングの『エデとウンク』(1931)について
2.髙井 絹子:現象としてのウィーン工房 
-新興ブルジョワ層の美的嗜好の背後にあるもの

2014年12月20日 『セミナリウム』36号発行

論文 
1.田島 昭洋:シューベルトの政治姿勢について 
-リートとオペラを中心として


研究ノート
1.大河内 朋子:クルト・シュヴィッタースのメルツ詩について
2.髙井 絹子:ウィーン工房
-ブルジョワ層の革新的自己表現からステイタスシンボルへ
3.柴 亜矢子:有生性から見た二重目的語構文の解釈について 
-Adelung(1782)とDuden Grammatikを手がかりとして


2014年10月5日  大阪市立大学ドイツ文学会第52回研究発表会開催

研究発表
1.柴 亜矢子:与格の有生性から見た二重目的語構文の解釈
2.Simon Oertle: Deutsch und Japanisch im typologischen Vergleich
-Mit Einbezug von Englisch, Koreanisch und Ainu
3.長谷川 健一:ユング=シュティリングの『郷愁』における東方憧憬について 
-Solymaの分析を中心に

2014年 3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会総会・第51回研究発表会開催

研究発表
1.田島 昭洋:政治とシューベルト
-書籍の検閲を中心として

2.神竹 道士:18世紀のドイツ語文法書に見るHochdeutschの定義
2013年 12月20日 『セミナリウム』35号発行

論文 
1.長谷川 健一:ジャン・パウルの『見えないロッジ』における地下教育モティーフをめぐって
-『レヴァーナ、あるいは教育論をてがかりに

2.KESTING, Martin:Probleme der Kulturstudien und der Landeskunde in Japan
-Kultureller Nationalismus im Fremdsprachen- und universitären DaF-Unterricht, in landeskundlicher Literatur und in Kulturvergleichen


研究ノート
1.進藤 友貴:フランツ・ヴェルフェルの表現主義時代
-1890年から1921年までの生と作品

2013年 10月5日 大阪市立大学ドイツ文学会第50回研究発表会開催

研究発表 
1.進藤 友貴:表現主義時代のヴェルフェル作品と宗教性について 
-戯曲『鏡人』を中心に
2.髙井 絹子:インゲボルク・バッハマンとウィーン


2013年 3月31日 大阪市立大学ドイツ文学会総会・第49回研究発表会開催

研究発表 
1.國光 圭子:グリム童話受容における日本化について
-『狼と七匹の子山羊』をめぐる考察
2.長谷川 健一:ジャン・パウルの『見えないロッジ』における地下教育をめぐって
-『レヴァーナ、あるいは教育論をてがかりに