大阪の地理 (1部)

 

1:409日 杉本町から、地名を考える 

2:416日 明治初期の大阪の景観、大坂の絵図から、歴史的大阪の空間構造を読み解く

3:423日 琵琶湖、淀川、治水、活断層、上町台地

4:430日 城下町の明治 第1回レポート課題発表

5:514日 フィールドワークのため、室内講義はありません。

6:521日 郊外化現象の先駆、阪急

7:528日 都市計画と都市社会政策 若干生野区のビデオ

8:604日 空襲と戦災、戦災復興、戦争の記憶

9:611日 戦後復興の光と影、アパッチ部落、第2回レポート課題発表

10:618日 フィールドワークのため、室内講義はありません。

11:625日 フィールドワークレポート、阿倍野、新今里、四貫島

12:702日 住宅のすごろく、住宅問題、浅香地区住環境改善のビデオ

13:709日 浅香ビデオ、同和問題、部落問題に関するレポートへのコメント

14:716日 同和施策、運動が残した遺産、大阪の沖縄、第3回レポート課題発表

 

 

教科書が発売になりました。『モダン都市の系譜―地図から読み解く社会と空間』水内俊雄、加藤政洋、大城直樹、ナカニシヤ出版、2800円+消費税より5%割引。2,793円。521日の授業から使用開始しています。教科書ナシでは毎回のレポートが書けませんので、必ず買ってください。朝日新聞、産経新聞、神戸新聞で書評され、好評です。

 

第3回レポート課題について

 

テーマ:教科書11章「大都市の光と影」(320-331頁)をじっくり読み、それを下記のコースで実感し、それを文章化してもらう。

 

今回は5つのコースを用意している。全体図は、ここからダウンロードすること。

 

コース1(なにわ筋)(1 (2 (3

 

コース2(新なにわ筋)(4 (5 (6

 

コース3(新なにわ筋から千日前通、大正大通)(4 (7 (8

 

コース4(大正区の沖縄をたずねて)(8 (9

 

コース5(大正区・西成区の渡船をたずねて)(10 (11 (12

 

対象地区をみる視点

コース1からコース3は、大都市の光と影、都心とその周辺部の景観的コントラストがよく現れているコースである。以下2コースはすこし「大都市の光と影」というテーマからはずれるが、コース4は、大正区の沖縄の景観的要素を抜き出し、くわえて食事買い物を中心として沖縄体験をしてもらうコースである。コース5は渡船めぐりであるが、これは講義第8、9回の盛り土をした戦災復興事業や高潮対策、ゼロメータ対策に関連して、レポートをしてもらうというものである。

どれか、1コースを選んで、レポートすること。見所は16日の講義時に説明する。

 

レポートの 内容、および書式

各コースどれかについて、場所ごとによる景観や雰囲気の違い、特にコース1,2,3は大都市の光と影がどのようにあなたに実感されたかを意識して書くこと。

 

コース1、2、3については、各3スポットにつき、それぞれ200-300字、そして全体の大都市の光と影に関して、300-500字、全体で、900字から1400字でまとめること。

 

コース4については、2地区について、それぞれ200-400字でまとめ、各自食事や買い物や立ち話インタビューなどを媒介にした沖縄体験レポートを300-400字でまとめること。合計700字から1200字+写真となる。写真はどのように用いてもかまわないが、2枚以上4枚までとする。なお背景として、教科書の257-263頁は歴史的な背景の知識として読んでおくこと。

 

コース5については、3箇所の渡船の周辺の景観について、それぞれ250字〜400字でしるすこと。そしてこの木津川の景観ついてまとめに200-300字で記すこと。合計、950字〜1500字である。これについては、教科書の戦災復興、高潮の防災事業などについてしるした224-228頁については読んでおくこと。

 

なお受講生が多く、地域に迷惑をかけることにもなるので、写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけてほしい。そしてくれぐれも事故を起こさないように気をつけること。

 

地図のダウンロード

現代の地図は各自ダウンロードすること。教科書の地図は拡大コピーした方がよい。印刷は精細モードで。必ず地図の画面を右クリックして、ダウンロードしてから、そのファイルを印刷することを勧める。

 

提出方法  

メールで次のアドレスに送ること osakageo2008gmail.com@は全角なので、半角に直して送信あて先に使用すること。

 

必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)。本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すことまた地区名はアルファベットで必ず記入のこと。

 

なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。

 

メールでの提出期日は,8月5日(火)の午後11です。受領のメールは次回の受講時までに行います。受領メールがない場合には、次回講義時に確認します。

 

どうしてもメール提出が不可能な場合には, 8月4日(月)の午後5時までに、文学部棟361室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出してください。

 

 

第2回レポート課題について

 

テーマ:戦前に開発された大阪市の郊外地(新開地風景)の多様性(教科書を読む、所載の地図も読む)とその変貌(フィールドワークをする)を知ろう

 

教科書の第5章特論5A129頁〜144頁の「大阪の新開地の風景」に登場するいくつかの地区をフィールドワークの対象とする。まず対象地区それぞれの教科書での記述をよく読むこと。一度は、「大阪の新開地の風景」(およそ80年前の大阪が記述されている)の章を通読すること。

 

対象地区1(阿倍野区 A,B,C地区):現代の地図、戦前の地図とその様相は、教科書138頁の5A-4「アウターリングの典型的郊外」の記述を142頁の真ん中のパラグラフまで読むことと、図5A-4、図5A-5である。現代の地図はここからダウンロード このABC地区は、図5A-5股ヶ池北畠帝塚山にあたる。

 

対象地区2(生野区 D地区):現代の地図、戦前の地図とその様相は、教科書135頁から138頁までの5A-3 「インナーリングと朝鮮人」のパーツと、もっと具体的には143頁の上のパラグラフの「こうした娯楽施設の誘致が、、からその下の引用文 今里新地」のところまでであり、図は少々飛ぶが270頁の図9B-1の「今里新地」あたりである。現代の地図はここからダウンロード このD地区は、図9B-1の今里新地にあたる。

 

対象地区3(此花区 E地区):現代の地図、戦前の地図とその様相は、教科書132頁の5A-2「インナーリングの工場労働者街」であり、特に134頁全体の記述であり、図5A-2である。現代の地図はここからダウンロード このD地区は、図5A-2千鳥橋にあたる。

 

 

対象地区の選択の方法

下記のパターンから選んでください。

1:AC         2:B+C       3:A+D       4:B+D       5:A+E       6:B+E

 

対象地区をみる視点

1と2(ABC地区)はいずれも阿倍野区にあるので、昭和初期のホワイトカラーの居住地の雰囲気が書かれている。またDE地区は、前者は生野区の新地(遊郭)+朝鮮半島出身者の多いところ、後者は此花区の大工場につとめる職工さんの町、ということで、どちらかというとブルーカラーの居住地の雰囲気が書かれている。レポートとしては、1、2を選ぶ場合にはホワイトカラーでもすこしその雰囲気が違うところの比較であり、3、4、5、6の場合には典型的に異なる雰囲気の場所の比較となる。書きやすさから言うと、3,4,5,6のほうが、地区の性格がまったく異なるので、比較しやすく書きやすいことになる。

 

レポートの 内容、および書式

1から6までの組み合わせのどれか一つ選び、各地区について、@昭和初期に書かれた叙述がどのように変化しているか、A80年前の地域の系譜がどれだけ残っているか(教科書と現在の地図上と実際の景観上)、Bまた両地区がどのような違いが見られるか、などに着眼し、各地点について400字から600字で記述すること。合計800字から1200字の記述となる。今回は写真の添付は必須とはしないが、書きやすい場合には最大4点まで添付してもよい。

 

なお受講生が多く、地域に迷惑をかけることにもなるので、写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけてください。

 

地図のダウンロード

現代の地図は各自ダウンロードすること。教科書の地図は拡大コピーした方がよい。印刷は精細モードで。必ず地図の画面を右クリックして、ダウンロードしてから、そのファイルを印刷することを勧める。

 

提出方法  

メールで次のアドレスに送ること osakageo2008gmail.com(前回とメアドが変わっている) @は全角なので、半角に直して送信あて先に使用すること。

 

必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)。本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと。また地区名はアルファベットで必ず記入のこと。

 

なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。

 

メールでの提出期日は,6月23日(月)の午後11です。受領のメールは次回の受講時までに行います。受領メールがない場合には、次回講義時に確認します。

 

どうしてもメール提出が不可能な場合には, 6月23日(月)の午後5時までに、文学部棟361室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出してください。

 

 

 

1回レポート課題について

 

テーマ:紀州街道から堺のまちを歩く、江戸の痕跡を探そう、明治の痕跡を探そう。

 

 江戸・明治の地図にしるしたAGの地区を訪れ、そのツアーミニレポートを書いてもらうという課題である。

 

それぞれの地区の特徴と着眼点については、430日の授業時間に説明する。

 

AからGまでの7地点付近について、絵図、地図からの変貌や残存状況を中心に、景観や土地利用に着目しながら、各地点について150字から200字でその状況を叙述すること。全体では、1050字以上1400字以内の課題となる。

 

○そして、ふたつの絵図、地図や、あるいは現地で発見した江戸時代、明治時代の系譜、痕跡、遺産を写真にして必ず2枚つけること。その写真には、簡単なタイトルもふすこと。ずつ(厳守)

 

なお受講生が多く、地域に迷惑をかけることにもなるので、写真をとる場合には、くれぐれもフラッシュをたいたり、迷惑にならないように気をつけてください。

 

地図のダウンロード

 

持参する地図は各自DLすること、下記の2枚である。印刷は精細モードで。必ず地図の画面を右クリックして、ダウンロードしてから、そのファイルを印刷することを勧めます。

 

江戸時代・明治時代の地図 代の地図 

 

提出方法  

 

メールで次のアドレスに送ること geo-osaka-2008hotmail.co.jp @は全角ですので、半角に直して送信あて先に使用してください。

 

必ずメールの題名(subject)に「大阪地理レポート山本山本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「大阪地理レポ−ト山本1」あるいは「・・・2」と記すること)

 

本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと

なお本文は、水内の読みやすさを優先するため、添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。

添付写真のファイルサイズは小さいほうがありがたいです。640×480のサイズがいちばんいいでしょうが。逆に携帯撮影なら、なるべく大きいサイズでお願いします。でないと精細に見れないので。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構です。

 

メールでの提出期日は,519日(月)の午前11です。受領のメールは次回の受講時までに行います。受領メールがない場合には、次回講義時に確認します。

 

どうしてもメール提出が不可能な場合には, 519日(月)の午後5時までに、文学部棟361室(水内研究室)の前のピンクボックスに同じ書式で直接提出してください。

 

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