2005年度 三重大学人文学部 日本の風土と地誌 講義

松阪フィールドワーク 1220日実施

松阪巡検について、いくつかの説明ポイントがあった。そこでの着眼点をベースに、印象に残った地区の説明をトータルで、2000字以上、4000字以内で(もちろん超えてもいいです)叙述すること。皮相な印象記ではなく,地域の歴史的系譜が,地域の慣性が,現在の街にどのようにきざみこまれているのか,あるいは消去されてしまっているのか,少しは学術的に,この地域の現実を直視したレポートの仕上がりを期待します。たぶん写真を駆使した説明がもっとも効果的でしょう。また必ず行った場所についての地名や経路についてはなるべく詳しく叙述してください。さまざまな松阪に関する研究や資料もありますので、三重大の図書館や、地域の図書館なども利用してください。

http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp (学術コンテンツ・ポータル)

このURLからは広範に検索できるので、利用してください。レポートにこうした資料を使用しての叙述を大いに期待します。

 

 絵図1779 絵図1868 現代の地図

 

提出方法  

 

メールで次のアドレスに送ること mizuuchi@lit.osaka-cu.ac.jp

 

必ずメールの題名(subject)に「三重大レポート松阪_ 上浜上浜のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「三重大レポ-ト松阪_上浜1」あるいは「・・・2」と記すること)

 

本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと・調査地名は必ず記すること。なお本文は読みやすいように添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。

写真添付もかまいませんが(というより写真添付を勧めます),ファイルサイズは小さいほうがありがたいです。640×480のサイズがいちばんいいでしょうが。携帯撮影ならほぼファイルの大きさの問題なし。たぶん写真をつけたほうが説明はしやすくなるかと思います。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構です。それが一番簡便ですが。

メールでの提出期日は,117日(火)の午前7時とする。受領のメールは一日以内に行います。

受領メールがない場合には、連絡ください。

どうしてもメール提出が不可能な場合には,郵送で「558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学 文学部 水内俊雄」あてに,117日必着で同じ書式で送付すること。

レポート課題 117日提出課題

残念ながら授業では紹介することができなかったが、現代の「ホームレス」問題について、水内はいくつか発言している。実態的にもっともわかりやすく説明しているのが下記URLの文章である。まずこれを読む。他にもあるが、水内のHPの業績を参照、ダウンロード。

http://160.193.81.127/urbano/zenkowan_2004_Dec.pdf

ポイントは、ホームレス問題は、路上から畳の上まで広範にいくつかの段階にひろがっていることである。このことを意識しつつ、ホームページの検索などを利用しながら、ホームレス関連の情報を入手すること。複数あったほうがよいであろう。そして探し出した事象が水内の上記のレポートに照らし合わせながら、どのような段階の状況、事態、出来事かを解説、印象を叙述すること。このレポートについては、12002000字程度とする。提出方法、期限は松阪レポートと同じ。ただしレポート名は、三重大レポートホームレス_ 上浜とし、る。

 

追加アドバイス(1231日記)

この問題に関する水内の仕事は、脱野宿後のさまざまなサービス提供の実態把握にある。

キーワードとして、自立支援センター、アフターフォロー、脱野宿、生活保護と野宿生活者、単身高齢男性、アパート移行、就労自立、半福祉半就労 などあげておく。野宿現場よりも脱野宿移行の段階をどのように支えてゆくかもひとつのホームレス施策の大きな課題となっている。


 

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