2005年度 関西学院大学文学部 地理学地域文化特殊講義

1回目1005

 地名のなぞ,住所に隠された,日本の地方統治の歴史,地名の仕組み

2回目1012

 いろんな絵図、地図をながめてみよう

3回目1019

 城下町大坂、港町神戸、兵庫の地図、絵図から

第一回レポート課題

4回目1026

 1回 フィールドワーク 【港町兵庫の歴史をさぐる】

5回目1102

 兵庫フィールドワークから、コメント、対話

6回目1116

 郊外の誕生、阪急、小林一三の仕掛け

7回目1130

 都市社会政策とは&昭和初期の大阪の新開地風景

8回目1207

 都市空襲・戦災そして戦災復興事業

9回目1214

 バラック、スラム、ハウスレス:都市の貧困とは

10回目1221

 都市とストリート、都市とGIS 特別講義

1112回目1226

 自主参加フィールドワーク 下記参照↓

13回目0111

部落、日雇、在日、沖縄、ホームレス 最終レポート課題

 

最終講義時のレポート課題 111日実施
フィールドワークを課す時間がないスケジュールとなってしまいましたので、最終日にはビデオと音楽をベースに、講義します。そして下記URLも参考にしながら、1月19日(木)23時までに、今までの要領でレポート提出とします。

http://160.193.81.127/urbano/zenkowan_2004_Dec.pdf

http://160.193.81.127/urbano/osaka_58.pdf

http://160.193.81.127/urbano/osaka_59.pdf

http://160.193.81.127/urbano/osaka_60.pdf

詳しくは、講義時に説明しますが、ビデオと音楽は必見、必聴となります。また授業時間は若干15分ほど延長気味になります。

主題は現代の「ホームレス」問題であるが、水内はすでにいくつか発言している。実態的にもっともわかりやすく説明しているのが上記URLの文章である。

ポイントは、ホームレス問題は、路上から畳の上まで広範にいくつかの段階にひろがっていることである。このことを意識しつつ、ホームページの検索などを利用しながら、ホームレス関連の情報を入手すること。複数あったほうがよいであろう。そして探し出した事象が水内の上記のレポートに照らし合わせながら、どのような段階の状況、事態、出来事かを解説、印象を叙述すること。このレポートについては、12002000字程度(上限は特に設けないが)とする。提出方法、レポート名は、関学レポートホームレス_ 上原とする。

<付記> この問題に関する水内の仕事は、脱野宿後のさまざまなサービス提供の実態把握にある。検索キーワードとして、野宿生活者、ホームレス、路上生活者、自立支援センター、アフターフォロー、脱野宿、生活保護と野宿生活者、単身高齢男性、アパート移行、就労自立、半福祉半就労 NPO、シェルター、シェルターレス などあげておく。野宿現場よりも脱野宿移行の段階をどのように支えてゆくかもひとつのホームレス施策の大きな課題となっている。

レポート提出確認はココ

自主参加フィールドワーク 1226日実施
水内の案内によるフィールドワークは、1226日月曜日13時にJR大阪環状線・大和路線の「今宮駅」改札口集合(ひとつしかない、新今宮駅とは違います、快速はとまりません)。3時間ほどを予定。

持参する地図は各自DLすること、下記の4枚である。印刷は精細モードで。

 

1723時までに、第1回目のレポート課題と同じ要領で提出のこと。このフィールドワークは任意の参加としているが、優秀な単位の評価の基準となることだけ、付記しておく。カメラやメモ帳は必須。

 

1942年空中写真 1948年空中写真 1961年空中写真 現代の地図

第1回レポート課題 1019日提出課題
1019日の講義では、兵庫の明治初期の歴史のかけらを見つけ出そうという、タウンウォッチングの実践を勧めた。現地に行ってもらえばわかるとおり、大部分は戦災でかつての景観を失っている。

この戦災を通り抜けてもその歴史の系譜を有している箇所に目をつけようということで、神社、寺院、そして水辺空間を指摘した。そのほかにもあるが、これは各自探し出してほしい。必ずこの物的景観から2箇所以上はレポートすること。特に兵庫の中心部は必ず巡検し、レポートすること。

そして兵庫の周縁にあたる、旧の湊川の南側にあたる、東出町、西出町、北側の東川崎町の一部などは当時の景観をかなり残しているので、この街のかつての歴史の系譜も文章化するという二つのテーマをレポートすること。

 字数は,1200字以上2000字までとします(書き足らないと思った場合には,制限を超えてもよいです)。直感は大事にしてほしいが,それが皮相な印象記ではなく,地域の歴史的系譜が,地域の慣性が,現在の街にどのようにきざみこまれているのか,あるいは消去されてしまっているのか,少しは学術的に,この地域の現実を直視したレポートの仕上がりを期待します。たぶん写真を駆使した説明がもっとも効果的でしょう。また必ず行った場所についての地名や経路についてはなるべく詳しく叙述してください。さまざまな兵庫に関する研究や資料もありますので、関学の図書館や、神戸市図書館(大倉山)なども利用してください。

http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp (学術コンテンツ・ポータル)

このURLからは広範に検索できるので、利用してください。レポートにこうした資料を使用しての叙述を大いに期待します。

 

1869年の兵庫絵図  1886年の兵庫/神戸の2万部の1地形図  現在の地図 

↑ 各自ダウンロードしてください。1869年と現在の地図はカラー印刷がベターです。

 

提出方法  

 

メールで次のアドレスに送ること mizuuchi@lit.osaka-cu.ac.jp

 

必ずメールの題名(subject)に「関学レポート上原上原のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「関学レポ-ト上原1」あるいは「・・・2」と記すること)

 

本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと・調査地名は必ず記すること。なお本文は読みやすいように添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。

写真添付もかまいませんが(というより写真添付を勧めます),ファイルサイズは小さいほうがありがたいです。640×480のサイズがいちばんいいでしょうが。携帯撮影ならほぼファイルの大きさの問題なし。たぶん写真をつけたほうが説明はしやすくなるかと思います。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構です。それが一番簡便ですが。

メールでの提出期日は,112日(木)の午前7時とする。受領のメールは一日以内に行います。

受領メールがない場合には、連絡ください。

どうしてもメール提出が不可能な場合には,ファックス06-6605-2406に,111日日の18時までに同じ書式で送付すること。


また1026日の授業は、このフィールドワークに振り替えますので、学内では行ないません。


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