現代の地理学 (2部)
1:10月6日 杉本町から、地名を考える
2:10月13日 大坂の絵図から、歴史的大阪の空間構造を読み解く
3:10月20日 大阪市から堺市にかけての2万分の1の地図からみた、大阪 の歴史的、地形的特色
4:10月27日 第1回レポート課題について、あわせてビデオ1本(生野区について、1990年放映)
5:11月10日 レポートを振り返って。明治中期の大阪の都市化
6:11月17日 郊外の誕生、阪急、小林一三の仕掛け
7:11月24日 都市社会政策とは&昭和初期の大阪の新開地風景
8:12月1日 都市空襲・戦災そして戦災復興事業
9:12月8日 バラック、スラム、ハウスレス:都市の貧困とは
10:12月15日 釜ヶ崎、あいりん体制、在日
11:12月22日 夜を駈けて、釜ヶ崎の赤ひげさん のビデオ鑑賞
12:1月12日 同和地区、あいりん地域のその後、野宿生活
13・14:1月19日 →1月22日 フィールドワーク(下記参照)
持参する地図は各自DLすること、下記の4枚である。印刷は精細モードで。
2月13日(月曜日)午後11時までに、第1回目のレポート課題と同じ要領で提出のこと。カメラやメモ帳は必須。
1942年空中写真 1948年空中写真 1961年空中写真 現代の地図
◆
1月22日の巡検に参加しない受講生へ
上記の4種の地図を参照しながら、そして現代の地図に付された番号をもとに、次の観点から巡検を行ってほしい。赤線は推奨コースであるが、大体そのへんを歩いていただければよい。
T:@からGまでは、戦災にあったエリアで、同和対策事業をベースとした公営住宅群と、さまざまな居住支援施設、福祉施設が点在するエリアである。
U:HからJは、非戦災地区となる。建物、路地、空き地、商店街の状況の特徴は?
V:単身男性の日雇い労働者の街とよばれるあいちん地域の周辺部である。いくつかの簡易宿所あるいはそれを転換して、生活保護受給者の受け皿としての「福祉アパート」「福祉住宅」があちこちに見られる。
W:M〜Qまでは、浪速区で、戦前から戦後直後にスラムやバラックの問題が顕在化したエリアである。公営住宅、古い公営住宅、福祉施設、回収業、などにも着目してほしい。電器屋街の裏にもあたる。
X:Rからはおまけである。上町台地のがけ沿いのお寺めぐりが可能である。
レポートの書き方、提出法などは、第1回目とまったく一緒である、文字数は、最低1600字とします。上限は決めません。
以下@からEまでの7箇所をまわり、それぞれの場所についての見学記を作成すること。各場所について最低200字以上、上限は500字までとする。したがって、7箇所の記述の合計で最低1400字、最大で3500字となる。写真をつけると非常に効果的になると思われる。歩くときはなるべく狭い道、路地裏を歩き、大通りは極力歩かないこと。そして囲われた枠の中心部を念頭に歩くこと。Dは坂となっているので、この上下の違いについての記述になる。Fは授業でも紹介した千日の刑場を表記を思い浮かべながら書くと効果的。あとは細かい指示を与えないので、直感を重んじつつ、きっちりした形容詞をつかった文章で、地域描写を行うこと。疑問点などあったらそれについて書いてくれてよい。授業で提出レポートを紹介しながら地域の説明を行う予定である。
参照図東側 参照図西側 ←適宜ダウンロードして、カラープリンターで印刷するときれいに読めます。
@ 鶴橋駅下国際マーケット
A 非戦災の木造住宅地区
B 戦災にあい戦災復興事業で改造された市街地
C 寺町
D 上町台地崖
E 江戸時代に起源をもつ高津新地
F 千日墓、法善寺・竹林寺の現代
提出方法
メールで次のアドレスに送ること wakamat@lit.osaka-cu.ac.jp 水内のメールではなくティーティング・アシスタントの若松に出してください。
必ずメールの題名(subject)に「現代地理レポート杉本」(杉本のところは自分の名前)と記すこと (一度に送れない場合には,題名に「現代地理レポ−ト杉本1」あるいは「・・・2」と記すること)
本文の最初に,学籍番号,名前を必ず記すこと
なお本文は読みやすいように添付ファイルにはせず、メール本体にじかに書くこと。
写真添付もかまいませんが(というより写真添付を勧めます),ファイルサイズは小さいほうがありがたいです。640×480のサイズがいちばんいいでしょうが。携帯撮影ならほぼファイルの大きさの問題なし。たぶん写真をつけたほうが説明はしやすくなるかと思います。もちろん,個人のホームページにアップしてくれても結構です。それが一番簡便ですが。
メールでの提出期日は,11月10日(木)の午前8時とする。受領のメールは一日以内に行います。
受領メールがない場合には、連絡ください。
どうしてもメール提出が不可能な場合には,ファックス06-6605-2406(水内研究室)に,11月9日(水)の18時までに同じ書式で送付すること。
あるいは、同時刻まで、水内の研究室(文361)のドアのピンクのボックスに入れてください。