お茶の水女子大学 「社会地理学」 レポート課題

講義では,東京都内での特色ある場所を,社会地理学的観点から少しばかり取り上げた。残念ながら水内の記憶は,1982年前後のそれ(大学院時代に集中的に東京の社会地図を叩き込んだ)にしかすぎない。受講者は,水内にその現状を伝えるという観点から,下記の地区から最低2箇所を選び(3箇所以上レポートしてくれもよい),各地区現状レポートを書いてもらいたい。立場として,新任の区役所職員として,どのような行政需要を巡検から感じ取れるかの新人研修というよう場面を想定して欲しい。角川の地名辞典の東京都の項目で事前にどのような場所なのか予習しておくと,見るポイントがわかってくると思います。
 

  1:かつての陸の孤島,住工混在路地型市街地の現在:荒川区汐入
  2:湾内埋立地の在日コリアン集住地の現在:江東区枝川
  3:戦前のスラムクリアランス地区の現在:江東区猿江
  4:今なお皮革産業の残る住工混在地区の現在:墨田区東墨田
  5:旧山谷隣接地区の現在:台東区清川
  6:かつてバタヤ集落と呼ばれた地区の現在:足立区本木


(調査対象エリアは,下図を参照のこと。ただしあまり情報量の多くない地図なので,昭文社の大縮尺のマップルなどを用意したほうがのぞましい)

提出書式:A4縦向きで,横書き。必ず左上隅をホチキスでとめること。ワープロが望ましい。写真は1地区につき4枚以内。1地区につき1600字以上2400字以内で記すること。もちろん名前と学籍番号,学年は明記のこと。

書き方や視点は自由であるが,当該地区の問題点がどのように空間的に表現されているかには留意して書くこと。都市計画用途図を前もって仕入れておくと,状況はつかみやすい。もちろん聞き取りなどしてもらって結構であるが,失礼にならないように気をつけること。

提出期限:10月23日(火)夕方。地理学演習室の所定のボックスへ。


1:汐入は南千住8丁目 ↓

2:枝川は枝川1丁目 ↓


3:猿江は猿江1丁目 ↓

4:東墨田は東墨田3丁目 ↓

5:清川は清川2丁目 ↓

6:本木は本木東西南北町 ↓

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