大阪市立大学医学部附属病院で実施する、医療の質と安全の向上を目的としたアートプロジェクト。フラットな「対話」の場から生まれる新しい病院のかたちを創造していくためのアート&デザインの導入手法に出会う。具体的には、医療の質・安全に関わる現場の問題やニーズを引き出し、そこからプランを立ち上げて実現させるまでのプロセスを、柔軟かつ精密で質の高い手法を通して学ぶ。
鯵坂兼充(あじさかかねみつ)
2003年以降、有限会社スカイと言うグラフィックデザイン事務所を業務の主体に据えて同施設内でiTohenと言うギャラリー、喫茶、書籍販売を行う複合施設を同時に運営。現在、上田学園大阪総合デザイン専門学校にて非常勤講師兼務。http://www.skky.info/
宮谷陽平(みやたにようへい)
インテリア設計事務所代表。設計事務所勤務を経て、2007年に宮谷陽平設計事務所を設立。主に店舗、住宅のデザイン設計、NPO法人のサポートとして四国こどもとおとなの医療センターなど複数の計画に参加。近作では阿倍野ハルカスのフレンチレストランeo、神戸北野ホテルの改装に携わる。2016年7月より(仮称)株式会社WMを協同設立予定。
森 合音(もりあいね)
四国こどもとおとなの医療センターホスピタルアートディレクター・写真家、NPOアーツプロジェクト代表理事。2009年、独立行政法人国立病院機構香川小児病院での壁画制作をきっかけにアートディレクター(非常勤職員)として同病院勤務。四国こどもとおとなの医療センター建設時、メインアートディレクターとしてアートプロジェクトに関わる。
大阪市内唯一の医学部附属病院。地域医療における中核的かつ高度な総合医療機関として、がん診療連携や救急医療、周産期医療など市民のニーズに応える拠点病院の役割を担っている。市民が安心して療養に励めるよう、職員達が日々、技術・知識の研鑽、新たな研究開発に勤しんでおり、「スマイル・サービス・サイエンス―職員が笑顔で働く病院が、日本一、患者さんを元気にする!―」を合言葉に、市民ボランティアや芸術家と協力してボランティア活動やアートプロジェクトなど様々な改善活動に取り組み、在阪企業とタッグを組んで「ものづくり医療コンソーシアム」を立ち上げ、大阪の元気をモノづくりに生かしている。