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2015年秋の文学部市大授業を10月12日(月・祝)に開催しました

2015年秋 市大授業プログラム

第1時限 午後1時〜午後2時10分

磐下 徹 准教授(日本史学)「史料から迫る古代の人々」

奈良・平安時代の人々は、どのように毎日を過ごしていたのでしょうか?古代史の史料は限られており、人々の日常を知る手がかりは決して多くありません。この授業では、古文書をはじめとした文献史料を使って、人々の生活に迫ってみました。今回は「酒」をテーマに、下級官人や上級貴族の日々の様子を探りました。

 

柏木 敦 教授(教育学)「教科書で教わらない教育の歴史」

「江戸時代後期には寺子屋が普及し、庶民も読み書き能力を身につけていた」「明治時代に入ると学校教育が急速に普及した」……教科書などで見かける文言ですが、江戸時代、明治時代の子どもたちはどのように勉強していたのでしょうか。まじめに勉強をしたのか、入学や卒業はいつ、どのようにしたのかなど、今日の教育・学習のルーツについて話しました。

 

豊田 純一 准教授(英語英米文学)「学校では習わない文法――英語の特異性」

この講義では、英語を習得する際に日本ではほとんど気にかけられていない英文法の特異性を見ていきました。英文法は、世界の言語でもまれにみる単純な構造を持っています。これは聞き手中心の機能に即して文法が変化していった結果です。この聞き手中心の機能とは何かを中心に、英文法を再考察しました。

 

第2時限 午後2時40分〜午後4時

文学部学生とのフリートーク!!

文学部での学生生活を思いっきり楽しんでいる学生さんたちが駆けつけてくれて、参加者のみなさんと一緒に市大授業の内容をふり返ったり、受験勉強や大学での勉強、クラブ活動、就職など、気になることについて相談に乗ったり、最新情報を伝えたりしてくれました。学生さんの話に熱心に聞き入る高校生のみなさんの表情や、時おり大きく盛り上がる場面、最後は廊下に貼り出した学生生活に関する展示について説明しながら見送る学生さんと、満足そうに帰っていかれる参加者のみなさんの姿が見られ、大阪市大文学部への関心の高さを垣間見ることができました。

07 08