学部・大学院

哲学専修

phil

http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/phil/

哲学専修では、大別すると、哲学、倫理学、宗教学、美学という四つの分野の研究をおこなっている。
まず狭義の哲学の分野には、古代ギリシアから現代に至る西洋哲学の歴史についての理解を踏まえながら、学問的な思考にとって不可欠な推論の原理について論じる論理学、世界とそこで人間存在が占める位置について論じる存在論、世界についてのわれわれの知識の成り立ちと根拠について論じる認識論などが含まれる。さらには、科学哲学・心の哲学・言語哲学など、哲学のなかの新しい分野についても積極的に研究がおこなわれている。
倫理学には、正しい生き方とはどのようなものかという問題を中心に倫理(道徳)の本質や原理について考える理論的倫理学と、生命の技術的操作の是非など今日の具体的な倫理的問題について研究する応用倫理学とが含まれる。
広義の宗教学には、宗教一般の成立原理について普遍的立場から考察する宗教哲学と、個別的宗教について実証的に研究する実証的宗教学とが含まれるが、本研究科の哲学専修では主として宗教哲学の研究がおこなわれている。
美学は、広義においては感性の学として、一方では人間の感情、情緒、センス等の機能やメカニズムに関する哲学的ないし哲学史的解明を目指し、他方、勝義の感性的経験の相関者としての美的なものに関わる諸現象、すなわち芸術や美に関する諸問題に、価値論的、存在論的ないし認識論的等のアプローチを試みる。
これまでの大学院生の研究テーマとしては、バークリー、ヒューム、カント、ニーチェ、ウィトゲンシュタイン、ベルクソン、ハイデガー、メルロー=ポンティなどの思想が挙げられる。
なお哲学専修では、年に一度、他大学の研究者も招き、院生も参加して、哲学研究会をおこなっている。これは1985年より20回を超えて開催されてきた哲学懇話会を改組し、2006年より新たに発足した研究会である。

スタッフ

仲原孝 教授 カントやニーチェ、ハイデガーなどの近現代ドイツ思想を中心とする哲学・宗教哲学の研究。「宗教学研究」などを担当。
高梨友宏 教授 カントを中心とするドイツ近代美学、現象学的美学、京都学派の芸術論等の研究。「美学研究」などを担当。
土屋貴志 准教授 倫理学、医療倫理学(現代医療に関する倫理的諸問題の研究)。「倫理学研究」などを担当。