学部・大学院

言語応用学専修

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http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/cpr/langs/

言語応用学専修には5人の教員が属しています。5人がカバーする言語学の分野は多岐にわたり、言語構造論、言語意味理論、言語運用論、コーパス言語学、言語獲得論、言語教育論、言語比較論、心理言語学など、言語学のほぼ全領域を網羅しています。
所属教員の専攻言語の中心は英語および日本語ですが、中国語、満洲語・女真語などのアルタイ諸語を研究対象とする教員もいます。
このように、言語の枠が取り払われたこともこの専修の大きな特徴のひとつといえます。この特徴を生かした、複数の言語の比較研究は本専修の言語研究の大きなテーマのひとつです。実際、本専修の修了者の中で、複数の言語の比較研究、例えば日本語・中国語・英語の文法の比較研究を行っている院生が何名かいます。

授業科目としては、各教員による言語応用学研究および言語応用学研究演習が提供されています。言語応用学研究では、各教員が興味を持っているトピックを中心に講義がなされています。言語応用学研究演習では、さまざまな文献を取り上げ、研究方法の技術的な面と理論面に習熟することが図られています。また所属教員のほぼ全員が参加する言語応用学総合研究と言語応用学研究指導の科目を通じて、修士論文の作成へ至るようになっています。博士後期課程の言語応用学論文指導は、専門分野が近い教員の指導が中心となりますが、博士論文の作成がある程度進んだ段階からは、定期的に発表・討論が行われ、多くの教員が参加します。学部の卒業論文の指導と同様に、ほぼ全教員が参加するということも本専修の特徴といえるでしょう。

出版物・学会活動

本専修には教員・学生が参加する大阪市立大学言語情報学会が組織されています。毎年秋に大会が開催され、卒業生・修了生も参加して貴重な研究発表や情報交換の場となっています。また毎年秋に学会誌である『言語情報学研究』が刊行され、院生と教員の研究論文が掲載されています。

スタッフ

関茂樹 教授 統語論、語用論。 英語を中心に形式と意味の対応関係について、機能的な観点から研究を行っています。
井狩幸男 教授 言語応用論。乳幼児の英語と日本語の母語獲得のメカニズムの研究、ならびに母語獲得研究の第2言語習得への応用可能性に関する考察を行っています。
山崎雅人 教授 言語構造論、言語情報論。言葉の仕組みをさまざまな面から論じる。日本語とアジアのいくつかの言語の間で類似が見られるのはなぜか、たとえば、「だけ、ばかり」という表現がどのような情報を伝達するために用いられるかということなどを考察しています。
田中一彦 教授 言語意味理論、言語運用論。英語と日本語の時制・相に関わる問題の比較研究を行っています。とくに、間接話法構文と時の副詞節中の時制のふるまい方を中心に考察しています。

院生研究テーマ

向 桃子 M2 音読を用いた言語教育について
金 邵引 M2 日本語と韓国語の言語文化的差異について
朴 キヒョン M2 幼児の言語習得について
奥野 保代 M1 論理的思考と英語獲得の関係について
李 英煕 M1 日本語と韓国語との対照言語研究
王 シン超 M1 日本語と中国語における漢字語の対照研究
林 佳瑧 M1 カタカナ語について
秋山千鶴 D3 英語教育・教授法におけるスピーキングの役割について
磯部理一郎 D3 脳神経細胞と認知システムの視点から発達と言語習得について