学部・大学院

英語英米文学専修

英語英米文学専修は、1953年に修士課程(前期博士課程)、そして1955年に博士課程(後期博士課程)が設置され、これまでに多くの優れた研究者を送り出し、学界に少なからぬ貢献をしてきました。現在、英文学研究ではエリザベス朝演劇の風刺性やヴィクトリア朝文学の社会性が、米文学研究では小説技法が、また英米文化学では英米文化のイデオロギー性が、そして英語学研究では英語という言語を対象とした分析が、それぞれテーマとして取り上げられています。

所蔵研究資料としては、上記のテーマに関連したもののみならず、英文学ではロマン派や近現代詩、米文学では黒人文学の研究に関する文献も充実しています。また大衆雑誌の原本や復刻版、欧米の学術雑誌類も揃っています。
現在、大学院生には、前期博士課程に3名、後期博士課程に3名が在籍し、シェイクスピア喜劇における他者表象、エリザベス・ギャスケルの作品における男性像、第二次世界大戦とイギリス小説、アメリカ南部文学における他者表象、語彙・構文、前置詞の多義性、結果構文と、オノマトペなどをテーマとして研究に励んでいます。
修了生の多くは、大学の教員として教育・研究に従事したり、高等学校の英語教員として活躍していますが、一般企業においても多彩な活躍を見せています。

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スタッフ

田中孝信 教授 18世紀から現代に至るイギリス小説に見られる階級・ジェンダー・人種といった「他者」を巡る問題、およびそれとの関連で、文学テクストと大衆メディアとの研究。
著書:『ディケンズのジェンダー観の変遷―中心と周縁とのせめぎ合い―』(音羽書房鶴見書店、2006)、434頁。
豊田純一 教授 印欧語における英文法の特異性、知覚動詞の類型論的研究、言語の歴史的変化と文化(宗教観、死の概念など)の関係についての研究。
著書:Sense of emptiness: An interdisciplinary perspective. (Cambridge Scholars, 2012), 222 pges.
古賀哲男 准教授 詩とは何か、小説とは何か、という問いを、アメリカのロマン派から今日のポストモダニズムに至る射程で研究。および北米の芸術・文化論。
著書:『ウォレス・スティーヴンズ』(世界思想社、2007)、335頁。
リチャーズ,イアン 准教授 英語圏における言葉と文化の関係。
論文:“Janet Frame’s Songs of Innocence and Experience: ‘A Note on the Russian War,’ ” 『人文研究』58 (2007): 125-36.
内丸公平 准教授 シェイクスピアを中心としたルネサンス演劇、およびシェイクスピア作品のアダプテーション研究をしています。また、日本の英語英文学教育史の研究にも取り組んでいます。

刊行物

『Queries』 「大阪市立大学英文学会」(1942年創設)の機関誌として毎年『QUERIES』という学術誌が発刊されており、多様な研究の成果が公表されています。

学会活動

今年で第44回大会を迎える「市大英文学会」は、現・退職教員と大学院修了生・現役生、および学部卒業生から成り、毎年英米文学、英米文化、英語学、英語教育の分野に関する研究発表や講演が活発に行なわれています。また、この学会は同窓会の役割も果たしており、同期生のみならず、教員と卒業生、先輩と後輩との交流も盛んです。