学部・大学院

社会学専修

https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/soc/

社会学専修は、人間と社会の相関関係を分析する高度な社会学的専門知識を学ぶことにより、研究者としての資質の向上とともに、高度専門職業人として社会で活躍しうる人材の育成を目指しています。

本学の社会学専修は、創立以来、家族社会学や文化社会学などの基礎理論研究、都市社会学をはじめとする実証的研究の双方をバランス良く推進してきました。このために、講義と演習によって理論と方法の両面から課題にアプローチする実践的なカリキュラムが編成されています。また、2010年度より、一般社団法人「社会調査協会」の認定資格「専門社会調査士」が取得できるようになりました。

社会学専修の専任教員は、下記の「スタッフ」欄にある通りです。その他、年度ごとに、特任教員、非常勤講師をさまざまな専門領域から迎え、バラエティに富んだカリキュラムを実現しています。

社会学専修の大学院生は、講義科目・演習科目を中心とした履修科目によって学ぶだけでなく、自分自身の研究テーマを深めるさまざまな機会を提供されています。修士論文や博士論文を準備するための研究発表は必須科目です。また、専修の中に置かれた「市立大学社会学研究会」が発行している学術誌『市大社会学』に論文や書評などを発表することができます。さらに、例年、後期課程の大学院生には、文学部専門科目「社会学実習」のティーチング・アシスタント(TA)、その他の講義科目のTAとして、教育実践に参加しながら研修を積む機会が与えられています。

現在、社会学専修の院生が取り組んでいる研究テーマは、医療社会学、メディア史、中国の都市構造、監視社会論、大阪や沖縄などの都市社会学、在日朝鮮・韓国人のアイデンティティ、若者のコミュニケーション研究、携帯電話をめぐる比較文化研究など、それぞれ自由にテーマを選んで研讃に励んでいます。就職先としては、大学・研究機関の教育・研究職のほか、近年では公務員、教諭、NPO団体、民間調査機関などに就職する人も増えています。日本人学生だけではなく、多くの留学生が含まれていることも、社会学専修の特徴となっています。院生は、日本社会学会、関西社会学会、日本マス・コミュニケーション学会などを中心に研究発表しています。

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スタッフ

石田佐恵子 教授 文化社会学・映像社会学・メディア文化論を専攻。現在の主な研究テーマは、映像と社会の関係、文化のグローバル化、アーカイブスの公共性について。
伊地知紀子 教授 生活世界の社会学・地域社会学・朝鮮地域研究を専攻。現在の主な研究テーマは、東アジアにおける国際移動とローカリティについて、在日済州島出身者の生活史、日本と朝鮮半島の海域生活者について。
川野英二 教授 都市・社会政策の社会学・比較社会学を専攻。現在の主な研究テーマは、大都市の貧困と社会的排除に関する国際比較研究。
平山亮 准教授 家族社会学、老年社会学、ジェンダー研究を専攻。現在の主な研究テーマは、男性性とケアの関係、ケアに関わる判断・調整責任とその社会的分有
笹島秀晃 准教授 都市社会学・アートの社会学・歴史社会学を専攻。現在の主な研究テーマは、20世紀の都市における、アート(絵画や彫刻)を支える社会制度の変化について。

刊行物

オンラインジャーナル
『市大社会学』
社会学教室では、大学院生の研究発表の媒体として、2000年より査読付き論文誌を発行しています。これまで多くの院生が、全国学会誌・専門学会誌に投稿する前のトレーニングの機会として活用し、研究のステップアップにつなげています。
その他論文 紙媒体時代の論文も学内リポジトリですべて読むことができます。