広告史に関するシンポジウムのご案内「萬年社コレクション調査研究プロジェクト報告会」

主催: 大阪市立近代美術館建設準備室、大阪市立大学、大阪メディア文化史研究会
日時: 2009年11月28日(土曜日)午後1時半~4時半
場所:大阪市立大学文化交流センターホール(梅田駅徒歩8分、約百名収容)
趣旨:
萬年社は1890年(明治23)に高木貞衛が創業した大阪を代表する広告代理店として、また電通や博報堂と並ぶ日本を代表する広告代理店として百年余り繁栄したが、残念ながら1999年倒産し、その一世紀にわたる歴史を閉じた。その所蔵資料は広告史、メディア史研究及び大阪の産業史を研究する上で非常に貴重なものであり、これを大阪市立近代美術館(建設準備室)が購入し保管している。その資料のうち、ビデオ・テープ類および紙・印刷資料類の整理を広告史の研究プロジェクトとしてすすめ、目録を作成し、大阪の広告史に関する共同研究を進めつつある。これまで戦前・戦中期の広告史研究を進めてきた大阪メディア文化史研究会が、共同研究の母体となり、大阪市立大学を拠点に、吉田秀雄記念財団から研究助成を2009年度より二年間の予定で得ている。この会では、過去一年にわたる調査研究プロジェクトの概要とこれまでの成果のあらましをご報告したい。

内容:

  1. 萬年社コレクション調査研究プロジェクトの経緯について
    土屋礼子(大阪市立大学)
  2. 萬年社コレクションのビデオ・テープ類の目録にみる広告主
    菅谷富夫(大阪市立近代美術館建設準備室)
  3. ラジオCMのデジタル化
    土屋礼子&海堀友貴(大阪市立大学)
  4. 萬年社コレクションの紙・印刷資料の概要と整理状況
    竹内幸絵(神戸大学)&牧浦裕介(大阪市立大学)
  5. 萬年社コレクション調査研究プロジェクトの今後の課題
    土屋礼子(大阪市立大学)

司会:石田佐恵子(大阪市立大学)

パンフレットのダウンロード(PDF形式)

 

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